国語の伸ばし方
2019年 10月 08日
1 まず大前提として、文章を読むことに深く集中すること。
2 決してフィーリング(感覚)で解かない。評論はもちろん、小説さえも論理的に解くこと。
4 論説文・評論文など読みづらいものは、本文読解と設問を同時並行で読み進めて解いていく。
5 小説・随筆(比較的すいすい読めるもの)は、先に本文をすべて読んだ後に設問を解いてもよい。
6 設問で問われている内容は何か確認し、間違えないように印をつける。(「理由を答える」のか「考えて説明」するのか、「一文を探す」のか「部分を抜き出す」のかなど。
7 設問傍線部中(または傍線部直前)の指示語に〇をつけ、その指示語が何を示しているかを明らかにする。
8 本文中の接続詞(しかし・つまり・また、など)は文脈の転換点。注意を払う。
9 むやみやたらに本文に印をつけない。解くことを単なる「作業」に貶めないこと。印は必要な箇所に最低限つける。印をつける箇所を厳選すること自体が国語力アップの鍵。
10 選択問題というのは要はボケとツッコミである。出題者のボケに的確なツッコミを入れることができるかが勝負。各選択肢の、明らかに間違っている(ボケてる)箇所に線を引き×をつけ(これがツッコミ)、怪しいところには△をつける(ただし中途半端なツッコミはできるだけ避けたい)。※ボケにはパターンがあるので、そのパターンを授業中にしっかり確認をしています。
11 解くのに慣れてきたら、時間をはかって解く。
他にもありますが上のようなことを繰り返し繰り返しやっていくと国語力は着実に伸びていきます。内容が難しいときは、その内容について子どもたちが「そういう話だったのか!」と腑に落ちるような話をすることも大切です。集中して問題を解かせる→論理的な根拠をもとに問題を解説→最終的に子どもたちの心にすとんと落とし込む、これがうまくいったときは、思わず「今日はうまくいったー!」と叫びたくなることもあります。国語の授業は生モノで扱いにくいところもありますが、子どもたちのおかげでとても楽しく進行できていると感じます。そして、国語の授業で読んだこと感じたことが意識・無意識に子どもたちの将来の財産になることを、祈るような気持ちで密かに願っています。