最近のつぶやきより(2021/07/01 - 2021/08/28)
2021年 08月 28日
連載更新です!3回目は「いい子」やってるうちに自分の人生を見失い、他人に当たり散らすことでその寂しさを埋めるようなことになりませんように!という話です
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 2, 2021
第3回 社会に適応することで失うもの|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま https://t.co/sBJxEcDrjl
不登校の子に「行かなくていいよ」と言うのも、DV夫に苦しむ妻に「離婚したらいいじゃん」と言うのも、早計であることが多い。離れれば解決するという考えは第三者の無責任さに支えられた粗雑な解釈で、事態は常にもっと複雑だ。その無責任さが功を奏することもあるが、離れたことによる空洞は残る。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 9, 2021
子供に好きなことしかさせないという親の方針が子供に良くない結果をもたらしがちなのは当たり前だ。人が自己や仕事を呪いながら、生活に不満ばかりをため込みながら、それでもそういう否定性を活力にして生きているというもっともありふれた人生の矛盾を見ておらず、子供に矛盾を隠そうとするからだ。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 13, 2021
いい本がたくさんありました
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 14, 2021
店の佇まいも好き@books_arena2020 pic.twitter.com/Jm9hGbTCRj
連載更新!4回目は学校に行きたくなくて自信を失ってる子、クラスでの仲間外れを目にしている子に読んでほしいと思って書きました。 #BTS が好きなあの子にも届け
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 16, 2021
第4回 あなたは別に弱くないし、孤独なままに世界と繋がっている|十代を生き延びる|鳥羽 和久|webちくま https://t.co/EsS1g7QYeR
高校であったダイバーシティをテーマにした討論の冒頭で、ダイバーシティという言葉は言わされてる感が強くて僕は使いたくないと発言したAくん、数秒の沈黙のあと発言を黙殺されたらしい。それを言っちゃおしまいよという発言を取り上げなくて何が討論だ。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 23, 2021
「相手のことを考えて行動しなさい」なんて呼びかけるから、相手のことを考えることができるという大いなる誤解が生まれる。これが、世を覆いつくす粗雑さ、傲慢さの主因ではと思えるほど。せめて「相手のことなんてわからないから立ち止まりなさい」というべきだろう。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) July 25, 2021
授業中に子供が一人だけマスクを外している。私は気になる。でも彼はいま意図的に外しているんだ。マスクをつけなさいと言うのは一方的すぎる。マスクどうした?と声を掛けるだけでも同じことだ。毎日何度も何度も目の前の人間を尊重することについて決断を迫られる状況に疲れてしまった
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 2, 2021
初めておしゃべりする子供どうしがお互いに距離をはかりながら話すの見てると胸がきゅんとなる。人を敬うということが素朴な形であらわれている。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 2, 2021
子供たちと天国に来てる pic.twitter.com/w0SHJXaJvs
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 3, 2021
SDGsって新種のおもちゃですか?と聞いてきた子がいて、なんかすごい高度な批評がきたかと思ってドギマギした
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 3, 2021
マチズモ批判、ミソジニー批判できるのって「正常な」男女の特権で、それをほめるのも「正常な」男女の特権。つまり世界のモテはそこにあり、世界はそれを中心に回っているのを見せつけられる感。初めから性の複雑性は無視されているという寂しさに言及している人は千葉雅也さんくらいしか知らない。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 4, 2021
『吾輩は猫である』を読んだ高2が、これいまの話じゃね?というのがたくさん書かれていることに驚いていて、こういうちょっと普遍的な人間のクセみたいなのを若いときに文学の中で発見するのはとても大事というか、他の知識では補えないものだと思う。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 5, 2021
人の思考の先回りをすることはその人を尊重していないことに等しいけど、親子関係の場合は親が子の先回りをすることで子を守る段階があるのは紛うことなき事実なのでそれを手放すことの難しさといったら。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 5, 2021
うちの子だけはもっと自由に育てたいと思ってる親をよく観察していると、子どもをきれいな作品のように仕上げたいという念がめちゃ深いと感じることがある。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 6, 2021
ちくまwebの連載、第5回更新! 今回は宿題についてのアレコレを書きました。私自身宿題を出す側の人間なので産みの苦しみがすごかった。手に余る夏休みの宿題を抱えている子供たち、宿題って何なんという思いを抱いたままの大人たちに読んでほしいです。https://t.co/5ehSR0xKlp
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 6, 2021
今年からインクルージョンが中学公民に登場してるけど、社会的包摂を教えるときは、包摂することで相手を理解したつもりにならないこと、を常に注釈に加えた方がいい。お前はまだ何ひとつ理解してないからな。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 6, 2021
ネトウヨの父がいる高校生男子から父親のことが恥ずかしいとその付き合い方を相談された時、僕にも同じような価値観が染み付いて剝がそうと思っても剝がれないのかと思うと絶望的な気持ちになると言っていたので、無理にはごうとすると人間の皮ごと剥がれるから全く別のやり方を考えた方がいいと話した
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 8, 2021
これだけは自慢したい。Titleさん @Title_books のフレンチトースト美味しかった。初めて食べた。 pic.twitter.com/lYwRCicR47
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 10, 2021
包摂社会ネイティブの子供たちの中には真剣に私の周りには差別がないと言う子がたくさんいる。なぜなら彼らの周りに肌の色が違う子や自閉症の子がいても、あからさまな差別行動やいじめをしたことも見たこともない子が多いからだ。彼らはマイノリティと仲良くやっている=差別はないと信じていて
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 14, 2021
マイノリティが生まれ落ちた世界にあらかじめ差別が仕掛けられていることなんて想像できない。これこそ差別をきれいにコーティングしようとする包摂社会の限界。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 14, 2021
あなたがどんなに仲良くしてる相手でも、好きな相手でも、息を吐くように差別しているのがデフォルトで、それを理解したとしてもなお、あなたは私を孤独にし続ける。やさしくしたいなら、それくらいわかってやさしくしてください。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 14, 2021
子供たちがいまできるだけの最善を尽くしてるのを見ると、大人も同じなはずと信じることができる。意見が異なる人もその人なりの最善を尽くしているはずという最低限の信頼は把持したい。「分断」はそういう信頼を忘れている人たちが好んで使う言葉だと感じる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 21, 2021
こんな世の中なのに子供と接していると明るい未来が見えてしまう
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 22, 2021
炎上という言葉、もともと下品な言葉なのに広まりすぎてみんな普通に使ってるからすごい。こういう言葉は他にもある。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 23, 2021
雨予報に関わらず一度も濡れることなく天候に恵まれた一日。再建中の阿蘇神社にも寄れてよかった。 pic.twitter.com/bHWDf5RsPa
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 24, 2021
差別を嫌う己の心象それ自体にも差別がこびりついていることに自覚的な人は、差別に対してやや複雑な立場を取らざるをえないが、自覚のない良識者たちはその煮え切らなさを道徳的欠如として攻撃しがち。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 24, 2021
小3の夏、母の実家の上五島に行って地元の島の子たちに取り囲まれたとき、ここは腕力で勝てるかどうかという価値観しかないと察知して全力で暴れ回り島の子供たちを驚かせたとき、これまでの人生はたまたまそのように選ばれたにすぎず全く別の人生もあり得たということを知った。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 24, 2021
差別による分断を嘆くのはいかにも良識ぶりたい大人の所作という感じが拭えない。分断を訴えることがむしろ自身の不寛容の発露になっている可能性を考えない。差別があるままに他者と繋がり合う世界の可能性を考えないなんて、いかにもマジョリティの思考だと思う。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 25, 2021
連載更新!第6回は社会的包括が進む現在におけるマイノリティと差別の話です。作中の宗近くんの迫力を借りてスラスラと書きましたが、どう読まれるか想像するだけで緊張します。多くはないかもしれませんが必要な方に届いてほしいです。https://t.co/PqBIg08YEJ
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) August 27, 2021