最近のつぶやきより(2021/11/28 - 2022/1/8)
2022年 01月 08日
この歳になると、若い人たちが好んでやる他人の心の裏を読むみたいな所作が稚拙で余計なことに思えてくる。裏なんてどうでもいい。顕れだけでじゅうぶん。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) November 28, 2021
大人が子供に大丈夫?って尋ねたところで、子供は大丈夫としか答えようがないことが多い。そうですよね。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) November 29, 2021
子供の意志を尊重と言うけれど、子供の意志があやふやなのは当たり前で、その柔らかさにこそ可能性が宿るのであって、だから、無理に意志を求めるより、あやふやな中でも手探りで親と子が手を携えて知恵を絞る過程こそが面白い。現在中3受験生の進路面談中。(画像『おやときどきこども』ナナロク社) pic.twitter.com/eCON8A9duY
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 1, 2021
今日のインタビューでは子どもを分析しすぎるのはよくないという話をした。いまの子どもたち、分析されすぎで、それが配慮という形の新しい管理の口実になりがち。どんな子どもかわからないままに勝手に遊ばせておくという当たり前だったことがそうじゃなくなってる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 2, 2021
スメル山が噴火。2015年にジャワ島の山岳地帯を回ったときにスメル山を望んだ(写真最奥)。富士山型の美しい山。スメル山は危険度が高く登山は断念。イジェン火山周辺ではガスマスクをつけて移動、ブロモ山周辺では足もとが噴気でボコボコと動いていた。写真は加工なし。(行けば誰でも撮れる。) pic.twitter.com/4Pn0qQCvvJ
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 4, 2021
大人が段取りを作って子供が「遊ぶ」ことを「企図」するのが好きじゃない。子供が大人の段取りを無視して「遊んでしまう」現場だけが面白い。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 7, 2021
連載更新!第12回は善悪について、世界とみずからの不毛ないかがわしさについて、根詰めて書きました。今年中にこれを書けてよかった。割り切れないままに生きること。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 10, 2021
第12回 善が偽装された世界に生まれたあなたへ|十代を生き延びる|鳥羽 和久|webちくま(1/2) https://t.co/38t0FOt1vV
単に仕事が多すぎる(オーバーワーク)が問題なので(精神が仕事に依存するワークホリックの状態ではない)とにかく少しでも減らす方法を考えたい。企業主やフリーの人の問題は、仕事に人生が巻き込まれるということ。好きでやってるんでしょというのは理解が浅すぎる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 13, 2021
子供は自由にさせてという欲求だけじゃなくて、大人に導いてほしいという欲求もかなり持ってる。これを理解していない、理解したくない大人が増えてるんじゃないか。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 16, 2021
親が重くてしかたないと思ってる人。実際、親があなたを「心配する」ことを通してあなたに依存してるせいで実際に重いんだからしかたがないです。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 16, 2021
子供に真面目さ完璧さを求める親の価値観って煎じ詰めたら単に正確な情報を処理できる力に価値を見出していることに過ぎず、そんなんじゃ子供は息が詰まるに決まってる。なぜなら世界はそんな無機的なものでできてはいないからだ。その真面目さの呪い、どうにかならないだろうか。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 17, 2021
教育関係者の中には許せないという人もいるだろうけど、志願理由書orエントリーシートを書くとか内申点取るとかケアレスミスなくすとか、そういうのってバカな現実に悪ノリできるか試されてるんですから、小バカにしながらノレるやつだけノレばよくて真面目に付き合いすぎたらおかしくなっちゃうんです
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 17, 2021
本を読んだり人の話を聞いたりしたときに自罰的に「反省」する所作ってそれ自体一種の幼さの現れなので(親による否認と関わる)私の本を読んで反省している人たちを見ると複雑な気持ちになる。自分に落とし込んで考え続けることで思考の位相が変わる、その結果、別の現実が顕れるというのでしかない。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 17, 2021
高2の子が、毎日地下鉄で大人たちがパズルゲームをしながら通勤してるのを見ていたら、人生ってほんと意味とかないんじゃないかなと思うようになったと言っていた。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 20, 2021
いま、通りすがりの知らないおじさんに、半分食べてもらえませんか?とチョコモナカを半分もらったところ pic.twitter.com/81r8uogYch
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 22, 2021
親に捉われている子と話していると親に反発してるはずなのに学歴とか社会的地位へのこだわりとかは親の価値観の受け売りのままで、その劣化した規範意識がその子を苦しめてるのがわかる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 24, 2021
子供は大人の話を聞かないというけどむしろ大人がいかに当てずっぽうで適当なこと言ってるか知らないから真に受けすぎる弊害が大きい。将来の夢がないと頑張れないとか適当すぎでしょ。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 24, 2021
今年最後の連載更新!連載も終盤なので子供が抱える問題の本命、親の話です。親が子供の道行を阻害する構造についての話です。今年、連載を読んでくださった皆様に感謝です。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 24, 2021
第13回 あなたの人生を阻害する親という存在について|十代を生き延びる|鳥羽 和久|webちくまhttps://t.co/kjgpuMR1Om
子供は自分の欲望か親の欲望かわからなくなってるのに、その罪深さを隠すように、あなたの人生だから自分で考えなさいと子供を突き放してみる親がいる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 25, 2021
サンタからプレゼントをもらうのが子供にとって刺激的なのは、親ではない見知らぬ他者、畏怖すべき憧れの他者からのギフトだからで、この世界にそういう存在がいることを子供に教えることは決して嘘じゃない。だって必ずいるから。メリークリスマスでした。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 25, 2021
あえて並べて語るけど、子供やアイドルやペットをかわいい純粋な存在として見たがるのってすごい身勝手な見方で、そういう類いの身勝手さに歯止めがきかなくなってる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 25, 2021
あと、正月の元日から講習とか模試で頑張ってる受験生見てすごいねー頑張ってるねーというのはおかしくて、元日くらいちゃんと正月を味わったとしてそのせいで受験に受からないなんて話はないですよ。何かを犠牲にした上での受験マインド形成を塾や学校がお膳立てするのってめちゃ気持ち悪い。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) December 29, 2021
基軸がないままに学びや気づきを人から与えてもらおうと動き回ってる人はあまり伸びないと思う。本気で学ぶ動機を持っていないんだろう。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 2, 2022
規範的な価値観を持った子より、うちの子は既存の価値観から自由に、という考え方に基づいて育てられた子の方が、良くも悪くも強烈に親の価値観を受け継いでると感じる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 2, 2022
日本という国が新嘗祭に象徴されるような天皇家と稲作とを中心に秩序づけられたとすれば、漁民は土地に縛られない自由さを保つ反面、国家秩序から外れた存在で、彼らがキリスト教に魅かれた必然も見えてくる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 3, 2022
青山ゆみこさん @aoyama_kobe が、記事の中で「推し」のひとつ(ひとり)として『おやときどきこども』(鳥羽和久・ナナロク社 2020年)を紹介してくださっています。とても嬉しいです。ありがとうございます!
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 4, 2022
「推し」については私なりにいろいろ考えてきたのでコメントを出そうと思って少し時間が https://t.co/03TPXU5FnN
かかったのですが、私自身、「推し」や「推し活」がメンタルに良い作用をもたらすと感じています。それは、1つ目には、ちくまの連載(第4回)でも書いた「推し」を通して「世界と繋がっている」と感じられること。K-POPでファンの共同体(BTSのファン=ARMYなど)がhttps://t.co/Mjmzp3hKNB
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 4, 2022
BTSの運営は言語化せずとも分かってやってる(RMは半ば言語化してる。)だから、資本主義の野蛮な欲望に絡めとられないために、「推し」は、相手に身を投げうつような「愛し(かなし)」まで深めることをお勧めしたいというのが私の思いです。以上が青山さんの「推し」の話から私が連想したことです。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 4, 2022
親の権力、男性性による権力が「悪い」と考えて、せめて罪滅ぼしをしようと感じさせる思考を展開している人を見ると、権力が「悪い」と見立てている時点で、自分の欲望を舐めてるのかなと思う。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 4, 2022
推しを推すときに、人は推しの輝かしさだけでなく、推しのずるさや不完全さを自らの主体に一致させることを通して、不甲斐ない自分を愛でている。これはアイドルの問題でもあり、政治の問題でもある。この構造が見えない人は政治闘争では弱い。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 6, 2022
数日前に吉村知事が大阪のおばちゃんになんで人気があるかわからん終わってるってTLで流れてきたけど、(ある程度の)イケメンがイソジンとか言ってヤラかすからですよね。彼を許すことを通して自分の不甲斐なさを許す快楽。吉村さんはメンタルに効くんです。野党は許してくれないから反発もしたくなる。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 6, 2022
発達障害に対する理解が広がったことなどで、我が子を分析する親が増えたけど、分析しすぎて「わかったつもり」になる親、科学的根拠を盾に子供の偶然的な未来を否定する親が増えたのは、本当に大変なことだ。子供を分析しすぎて檻に押し込めたらダメです。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 6, 2022
そもそも人を分析してその結果エビデンスを得て人に接するって、生身の人間をバカにした対応なのに、易々とそんな大事なことを忘れてしまう。その関係性にヒエラルキーがあるときは特に。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 6, 2022
子供を否定しないポジティブな言い換えが人気だが、子供は言い換えられたメッセージと同時に、言い換えというパフォーマンスに含まれる親の作為を読み取るので、結果的に、見当違いの配慮や、詭弁、詐術を学ぶこともあるだろう。
— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 7, 2022