ちくまweb連載「十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス」最終回 2022年 04月 11日

4月8日に、ちくまweb（筑摩書房）の連載、「十代を生き延びる　安心な僕らのレジスタンス」が最終回となりました。

18回にわたりお読みいただいた皆さんありがとうございました。毎回、閲覧数１位になり、SNSで反響をいただき、皆さんに読んでもらっているという実感が連載を続ける力となりました。

千葉雅也さんや逆卷しとねさんなど、学問の先達たち（年齢的には同世代、または年下の方も多いのですが）に反応していただけたことも大きかったです。これでいいのだ、と自分に念を送りながら進めることができましたから。

それぞれが個別の状況の中で複雑さを見抜くこと、適切な政治力を身につけてそれを武器に生き抜くことについて書いた連載でした。私にとって大きなチャレンジの連載でした。

編集の筑摩書房鶴見さん、連載を勧めてくれた石川直樹さんもありがとうございました。

最終回にあたり、これまでの話でよかった回を尋ねるアンケートを行いました。

243票の投票をいただきましたが、なるほど…と納得感がある結果となりました。

●１位　第14回　親はいかにして親になり、あなたに愛を伝えたのか　51票

連載更新！今回は、親がいかにして親として生きるようになるのか、親の誤謬（誤配）がいかに子供を育てるか、そして去勢の話です。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

第14回　親はいかにして親になり、あなたに愛を伝えたのか｜十代を生き延びる｜鳥羽 和久｜webちくま https://t.co/JZI9hkdUYB

— 鳥羽和久 KAZUHISA TOBA (@tobatoppers) January 14, 2022

●2位　第13回　あなたの人生を阻害する親という存在について　36票

ここに描かれた子供は13歳までの私だ。身内にも親によってスポイルされた子がいる。自立した後も尾を引くんだよね、対人関係で。

第13回　あなたの人生を阻害（そがい）する親という存在について｜十代を生き延びる　安心な僕らのレジスタンス｜鳥羽 和久｜webちくま（1/2） https://t.co/1543V1Pe8j

— 大野左紀子 (@anatatachi_ohno) December 24, 2021

●3位　第6回　　差別があるままに他者と交わる世界に生きている　34票

ほんと、こういうことなんです。広く読まれてほしい。　第6回　差別があるままに他者と交わる世界に生きている｜十代を生き延びる　安心な僕らのレジスタンス｜鳥羽 和久 | webちくま https://t.co/UvDe4q5ObT

— 千葉雅也『現代思想入門』発売 (@masayachiba) August 27, 2021

●4位　第12回　善が偽装された世界に生まれたあなたへ　22票

こういう文章を書いてくれる人に出会えるおかげで、僕はまだ自分を見失うことなく途方に暮れていられるのだなと思う。善を希求してやまない人にこそ読んでほしい。

善が偽装（ぎそう）された世界に生まれたあなたへ｜十代を生き延びる｜鳥羽 和久｜ https://t.co/EMEvgzX9o1

— 平野暁人/HIRANO Akihito (@aki_traducteur) December 12, 2021

●5位　君もワンチャン狙ってるの？　21票

鳥羽さんの連載全て面白いけど今回は特に勧めたい。ワンチャンある。

「ガチャの本質は全てがハズレかもしれないという可能性を隠蔽できること、きっとアタリがあるだろうという幻想に浸れることなんです」

「残念ながら親にアタリはないんですよ。知ってましたか？」https://t.co/EStsgF1wpP

— naoki.takahashi (@nao4200) September 26, 2021

連載に添えられた印象的なイラストは田澤ウーさんによるものでした。ありがとうございます。

こちらの連載は、加筆した上で今年中にちくまプリマー新書（筑摩書房）から刊行予定です。

刊行したら手に取っていただければ嬉しいです。

鳥羽和久

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