15歳のハローワーク2022その2

3月に卒業生の中3(新高1)を対象に15歳のハローワークを行いました。
このときに生徒たちが書いた言葉を紹介したところ、これまでにないほどの反響をいただきました。
今回は、そのときに紹介できなかった生徒たちの言葉(やはり一部ですが)を紹介いたします。

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小学校高学年から中学2年まで、自分は、学校や家族に将来の夢を尋ねられたとき、消防士になりたいと答えていました。火事や災害から人を守る姿を見てかっこいいなと思い、この仕事なら人の役に立つことができ、ありがとうをたくさんもらえる仕事だから、自分の将来の夢に決めました。この夢を母もおうえんしてくれて、公務員クラスのある高校まで探してくれました。

しかし、中学校に入って、昔ながらの偏った考えを押し付けてきたり、保身しか考えていない先生、男女差別や意味のない校則、若い先生はおかしいとわかっていても言わない、言えない。こんな腐った学校を変えたい、少しでもましにしたい、そう思って、学校の先生になりたいと思いはじめるようになりました。

ずっと夢だった消防士。母にもおうえんしてもらっているのに、変えてもいいのか悩んで、立志式では今まで通り、消防士を将来の夢にしました。でも、学校に行くといやでも見えてしまう腐った部分。消防士になるより教師になりたいと思い、母に話すと反対されました。もう高校もきめたのにどうするんだと言われましたが、何回も説得し、自分が教師になって何をしたいかを話すと納得してくれました。

長々と書きましたが、自分は将来の夢を決めても、成長するにつれ考えが変わって夢も変わる。うまく書けないけど、それがなんかいいなと思います。鳥羽先生が以前言っていた、いま読んだ本を大人になってから読むと全然ちがうんだよ、みたいな、生きていくうちにいろいろなことを見て、聞いて、学んで、感じ方やものの考え方が変わって、夢が変わる。夢は変わらなくても叶え方が変わる。その変化が、なんかいい気がします。

自分の夢は自分には向いていないと思います。けど今は、それが自分の夢です。だからまずは、自分なりにがんばってみようと思います。したいことが変わったら、また悩んで決めます。

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私はまだ将来の夢が決まっていませんが、安定な収入をもらうことができ、幸せな家庭を築けたら良いと思っています。
今将来の夢を決めると、その夢に一直線に進んでしまい、見える範囲が狭くなります。また、私はすぐに新しいことを始めたがるので、一つの夢に努力し続けることができないと思います。なので私は、将来どんな仕事にもつくことができるように、勉強をしています。

「何をしたいの?」と聞かれて、まだ何も答えることができないため、まずは自分の興味のあることや趣味を探したいと思います。探しているうちに、新しく発想が生まれたり、考えが広がったりします。またそのことについて詳しく調べることで自分の趣味などが将来の夢になります。すると、そこに向かって一生懸命努力をします。あので、私は趣味や自分の興味のあることを見つけたいと思います。

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私の「将来の夢」は獣医です。しかも、NASAの動物実験の際の獣医です。よく親戚や友達に尋ねられます。「なんで人間の医師じゃないの。絶対こっちの方が将来安泰だよ」と。でも、この人たちの意見は働くことの意義を否定しているのではないかと思います。なぜなら「安泰」という言葉が引っかかるからです。おそらくこの場合の「安泰」は、将来の生活がある程度保障されているという意味です。しかし、私は人生の中で「安泰」であることはあまり必要ないかなと思います。自分がしたいこと、叶えたいこと、働くこと、生きること。それらの中から選びとって果敢にチャレンジすることが大切かなと思います。

私の将来の夢なんて、難題すぎて周りから批判されまくりです。でもあくまで私は人間の医師になりたいわけではなく、お金が欲しくて獣医になるわけでもない。ただ、自分の生きている目的を常に模索する中で見つけた職業がNASAの獣医だったわけです。ただただ純粋に生きる目的なる「将来の夢」を死ぬまでに少しずつ考え、叶えてしまえばよい話です。私はそうします。生きてて良かったと人生で何回も思うために。

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正直に書くと、僕は将来の夢について明確なイメージを持っているわけではありません。なので、今回の鳥羽先生の連載を読んでみて、かなり参考になった!と感じました。「大人」から指摘を受け、その通りに自分の将来を決めることはできない。だから、目の前のチマチマしたやるべきことに没入することが大切、という部分が自分の中で一番印象に残ったと思います。「捉われ」という名の縛りを受け、狭くなった視野の中で選択する必要があると半ば無意識に考えていた僕にとって、まさに目にウロコのような話でした。

幾重の鎖が自らに巻き付いて、敷かれた道を決められた通りに進む。僕は、そんな寂しい人生を過ごしたくはありません。なので、自分には自分の人生を決める権利があると分かり、とても嬉しかったです。今僕は何も持っていませんが、少しずつ自分の夢を形作っていきたいなと思います。

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私の将来の夢は看護師。小学5年生の頃にドラマを観て、私も看護師になりたいと思った。4月からは、5年制の看護科の高校に通う。夢への一歩。スタートラインにもうすぐ私は立つ。

小学生の頃から「将来の夢は何?」ときかれると決まって私は「看護師」と答えていた。友人に「あなたは将来の夢が決まってるから良いね」とよく言われた。「うん!」と言えたのは中学2年生までだった。なぜなら中3のとき、進路を決める時期になって、私は迷わず看護科の高校を選んだ。両親は私の意見に賛成してくれたが、祖父と祖母は大反対。いつも可愛がってくれて大好きな祖父と祖母がこの時だけは嫌いになった。

看護科の高校に入って看護師を目指すことでのデメリットはたくさんあると思う。友人が高校生活を楽しんでいるなか、病院実習。十代のうちに人の死にたずさわるのは、ちょっと気が重いかもしれない。看護の勉強が忙しいから、アルバイトだってできない。そもそも看護師を目指す人が通う学校だから、途中で挫折したらそこで終わり。

それでも私はいい。だって、看護師になりたいんだもん。あのテレビの中の看護師さんのように、人を笑顔にできる看護師になりたい。現実はそう甘くない、わかってる。それでも私は選択を誤ったとは思わない。絶対に看護師になってみせる。

高校生活をおくりながら自分の夢をゆっくりみつけるのも良いと思う。自分の特性を見極めるのもとっても良いと思う。
私はみんなよりちょっとだけはやく、自分の特性を見極めただけ。楽しい人生を送りたい。

あと1つだけ。
将来の夢は野球選手と結婚すること💛





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by terakoyanet | 2022-05-29 11:54 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)