花まる学習会主催の講演「思春期の子どもと親」に寄せられた質問への回答

花まる学習会主催の講演。「思春期の子どもと親」をテーマに、同調圧力、社会への適応、言葉による支配、思春期の子供がわからないのはなぜ?、理解のある親、多様性社会の課題、現代の学校の課題、不登校、勉強とは、選択とは…などをテーマにお話しをしました。


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当日はいただいた質問の一部しかお答えできませんでした。
以下でお答えできなかった質問のうちいくつかに返答いたします。

ただし、講演の際には「個別的な相談は避けてほしい」と事前にお願いするのが常であること(その子に会ったことがない以上、具体的な解決の糸口をお伝えすることはできないから)をご了承の上でご覧ください。

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親の意識が一人の子供に集中しすぎないようにすることだと思います。


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薄々お気づきのように、親の良かれと思っての「探り」が息子さんのプライドを決定的に傷つけている可能性があるかもしれません。多くを求め過ぎず息子さんの最低限の安全だけを守ることに傾注なさったほうがよいと思います。

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親のほうが娘さんの不登校を受け止めきれていないのが問題なのではないでしょうか。親子とも今は自分らしく生きるための調整期間と割り切る必要があると思います。

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「待つ」というある種の期待が「重い」のは事実だと思います。親子ともどもいまの「待つ」姿勢をリセットして、学校や勉強と全く異なるベクトルを向いて何かに夢中になってみることをお勧めします。子供に期待しないだけで、お互い身軽になります。


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親の情報収集は必要なことなので躊躇されないでください。子供に配慮しすぎると、その配慮自体が子供に「弱さ」を内面化させて身動きが取れなくしますから、子供への配慮よりももっと親自身がどうしたいかということに耳を澄ましてそれを実行する勇気が必要なのだと思います。


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この質問の方はその日その日は辛い気持ちになることはあっても、ご自身なりの解をお持ちなのではと思いました。たまに強くぶつかりながら、苦しい気持ちも含めていっしょに味わっていく時間をこれまでどおり大切にしてください。


回答は以上です。








by terakoyanet | 2023-04-26 12:21 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)