青海島と長門の湯
2007年 05月 14日
この島は、日本海の荒波がつくったその奇景から、海上アルプスと言われています。


北長門海岸国定公園を代表する景観のひとつで、島全体が国の名勝、及び天然記念物に指定されています。
島内の通地区は、昔、捕鯨がさかんだった(というより人々が鯨とともに生きていた)ところで、鯨に関する文化財が数多く残されています。そのなかには、鯨の胎児を埋葬した墓などもあり、その地区で鯨がどれほど大きな存在だったかということをうかがい知ることができます。
青海島の奇景を見るなら、なんといっても遊覧船に乗るしかありません!
ということで、私はかれこれ5年程前、この遊覧船に乗ったのですが・・・
怖い!!んです。恐ろしいんです。トラウマが残るほど!
とにかく、とてつもなく揺れます!遊覧なんて悠長なことは言ってられません。沈没するか!?手に汗を握ります。しかもガイドさんは「この激しい揺れはお客様へのサービスでございます」と、その揺れ並みに激しいリップサービス!


そのあまりに激しい揺れに、「このままではやばい、酔ってしまう。外気を浴びよう。」と思い、船内からデッキに移動するも、デッキに移動したとたん、その激しい揺れで海に投げ落とされそうになり、しかも、船から出される排気ガスが顔面直撃! 外気を浴びるどころか、排気ガスを吸いまくって、船酔いは本格化し、船内に戻って妊婦のようにスースーハーハー。息を整え、酔いの発作を抑えるのに必死でした。
というわけで、私は遊覧船に乗って、ただ気分が悪くなって終わってしまったのですが、天候がよく、海が荒れていないときに行けば、もっとその景色を満喫できるのかもしれません。とにかく景観はすごいのですから。
あと、青海島の玄関口の仙崎は、古くからの漁村で、金子みすヾの生地でもあり、見どころがいろいろとあります。
同じ長門市には、俵山温泉、湯本温泉といった古くからの鄙びた温泉地があります。どちらもつるつるとしたお湯で、特に湯本温泉はお湯がよかったことを覚えています。温泉以外、何にもありませんが、静かに温泉を楽しむにはもってこいの場所です。
