瑞祥庵 そば勢
2007年 05月 16日
大学時代には、福岡版タウンページの「うどん、そば」欄に載っているお店にかたっぱしから通いつめるほど、うどん・そばを愛していました。
今日おすすめするのは、南薬院(薬院4-18-17)にあるそばの名店「瑞祥庵 そば勢」です。
浄水通りの近く、洋菓子の名店「16区」のすぐそこにあります。
この店は、まず、そば麺の種類を選べるのがポイント!で、「むき身そば」と「田舎そば」とがあります。「むき身そば」は、風味がやわらかく、とてものどごしがよいそばで、「田舎そば」は、そばの風味がとても強く、個性的なそばです。私は、温かいおそばのときは「むき身そば」を選びますが、冷たいおそばのときにはよく「田舎そば」を選んで、そばの風味を存分に楽しんでいます。
ここはそばだけでなく、調理が全般的にすばらしく、例えば、揚げたての天ぷらの香ばしさや、鴨肉のおいしさなど、そばだけにとどまらず、美味しい食を堪能できます。季節によって、旬の食材のそばを味わえるのもたまらないところです。また、そばを用いた創作料理(そば稲荷がとっても有名)やデザート(おいしいので全メニュー制覇してしまいました!)もここでしか食べられないものばかりで、とても美味です。
店主の長尾さんは、道場六三郎氏らと同時に「現代の名工」に選ばれた、福岡を代表するそば職人さんで、以前は、福岡玉屋で営業されていることもあったようです。
値段的には「そばにしてはちょっとばっかし高いな」とはじめは思われるかもしれませんが、食べると「この味なら」と納得できる美味しさだと思います。とってもおすすめです。ぜひ行かれてみてください。
