インドネシア バリ島
2007年 05月 21日
海外旅行にしても、国内旅行にしても、私は自分が行きたいところに行くことに執着してしまうので、ツアーは向いていません。バリ島のときも、治安面で不安はありましたが、移動は、運転手つきのヴィラを予約することでカバーし、とにかくショッピングには目もくれず、運転手さんにとにかく行きたいところに連れていってもらいまくりました。ヴィラには立派なプールがついていて、あんまりうれしいので朝5時から泳いでました。

インドネシアはイスラム教国(生徒のみなさん覚えよう!)ですが、バリ島だけはバリ・ヒンドゥーと呼ばれる独自のヒンドゥー教文化が息づいており、島のあらゆるところにヒンドゥー寺院があり、とても宗教色の強いところです。またケチャをはじめとするあらゆる伝統芸能に触れることができる場所でもあります。


昼間のバリ島はとにかく熱気で溢れていました。行儀よいリゾート地ではなく、もう人間と自然のエネルギーが濃縮された場所という感じ。カオス。
一方で、夜になるとでっかい野犬が目を光らせてうろちょろしており内心びくびくなのですが、そこで耳を澄ませると、カラ~ンカンコ~ンとガムラン(伝統楽器)の音がどこからとなく響いていてなんとも言えない気持ちになります。
バリの色で思い出すのは寺院の門の赤色。

バリは自然(山と海)もすごかった! キンタマニー高原という、あやしい名の高原は、それはもう絶景の極みで、例えて言えば、新緑の季節の阿蘇のカルデラの中に大きな三日月形の湖を注いだかんじで、写真じゃ全然伝わりませんが、とにかくスケールが大きい景色でした。


海も当然とてもきれいで(沖縄やハワイのコバルトブルーとはちょっと違いますが)、滞在先に近かったスミニャックの海岸の夕日は忘れられない風景となっています。

バリ島、物価も安いですし、とにかくとてつもない魅力に溢れた島ですのでぜひ行かれてみてください。
但し①治安に関する情報にはくれぐれも注意してください。②ツアーに参加される場合、日本人は地元の物価からするとちょっと考えられないほど高価な買い物をするはめになる可能性があるので注意してください。(※現地ガイドの方は、ショップに日本人をはじめとする観光客を連れていくことで店から報酬をもらい、生計を立てている方もおられますので、そういった日本人のツアーは現地にとって大切な収入を得る手段となっています。私個人としては、物価が高い国の人間が物価が安い国に行って、その物価の安さに甘んじて買い物をしまくるのは、フェアじゃないよなと思っているので、日本人が少しばかり高いショップに連れて行かれるのは、別にいいんですが、でも、やはりショッピングに失敗したと後で気づくのはつらいので念のため書きました。)
また、もっと治安がよくなったらぜひ行きたいところです。