ふと思い出したこと。

私が育った家では、いまじゃ考えられない民間療法がいくつもまかり通っていました。
その最たるものは、必殺眼球舐めです。なんか必殺と言ってしまいましたが意味はありません。

私が「目がかゆい~」「目が痛い~」と言っていると、母親が「どれどれ見せてごらん」と言って近寄ってきて、いきなり母親が私の目の中に舌を入れてくるのです。
当時はただ恐くて泣いていました。眼球を舐められている間、私に何が見えていたかは覚えていません。

口の中には菌がいっぱい!というのはいまでは周知のこととなっています。でも当時の母は、唾液には、消毒効果、鎮痛効果などがあると思っていたのかもしれません。いや、もっと漠然と、舐めとけば直る、と素朴に信じていたのだろうと思います。

眼球を舐められて、そのあと私自身の症状はどうなったか・・・となると、よく覚えていません。
きっと舐められたショックで放心状態になり、目が痛かったのかかゆかったのか、わけがわからなくなっていたのではないかと思います。

でも民間療法も一概にはばかにはできません。信じるものは救われる。そう、信じると福がやってくるということは往々にしてあるのです。関係あるかわかりませんが、わたしは暗示にかかりやすいらしく、友人から度なし眼鏡を渡されて、「見える?」と聞かれて、まさか度が入っていないとは知らず、「見える見える」と喜んで呆れられたことがあります。

もちろん実際に効果が認められている民間療法も多くあると思います。うちの実家では風邪を引いたときに、大根のはちみつ漬けなるものをお湯にとかして飲んでいましたが、いまから考えても若干の効果が認められたと思います。病院の薬はよく効きますが、でも所詮対症療法に過ぎず、その場しのぎの薬というのも多く存在するのですから、わたしたちはたまにはちょっとがまんしても、はっきりとは効果が認められない民間療法とお付き合いしてみるというのもいいのではないかと思います。でも必殺眼球舐めはもう勘弁です。


ふと思い出したこと。_d0116009_8115845.jpg
恵利原の水穴(天岩戸)
三重県志摩市(旧磯辺町)  February 2002
photo by 中学の友人


古事記や日本書紀に描かれる天岩戸(あまのいわと)があったといわれている場所は、日本の神話の里である宮崎県と三重県に点々とあります。この恵利原の水穴もそのひとつ。私たちはアマテラス(天照)が出てくるかもしれないと、水穴(洞窟)の前で踊ったり歌ったり祈ったりしてみましたが、何も起こりませんでした。
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Commented by 昭和好き at 2008-02-24 13:47 x
私も父から「ツバつけときゃ治る」と言われ実際つけられてました!さすがに眼球は経験ありませんが(汗)今考えると気持ち悪い限りです!病は気から、とも言いますしある意味、痛いの痛いの飛んでいけ~っと似たようなものでは?よほどの怪我でない限りチビッコは痛みを忘れますしね!
私はバブル以前の昭和の人が好きです。
Commented by terakoyanet at 2008-02-25 00:32
眼球はすごいですよ! 舐められるショックで泣いてしまうので、涙のせいで結局眼球についた唾液は洗い流されていた気がします。
「ツバつけときゃ治る」は他のご家庭にも流通していたんですね!

ちっちゃい子たちが、自分が無理しているのにも疲れていることにも気づかずに、全力で走り回っていたりするのを見て、尊いなあと思うことが多々あります。
わたしたちは知恵がつきすぎたせいで、よけい病に弱くなってしまっているのかもしれませんね。
Commented by 恐怖体験者 at 2008-02-26 11:51 x
私も幼少のころ、母に眼球を舐められていました。
ある意味トラウマになっている気がします。
さすがにわが子にはしませんでしたね。
Commented by terakoyanet at 2008-02-27 01:18
恐怖体験者さんこんにちは!(って変な挨拶ですね。)
同じ恐怖を体験された方がいるとは励まされる気さえします。コメントありがとうございました!
by terakoyanet | 2007-09-16 08:21 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(4)