今春の合格第1号!!
2008年 01月 25日
2人とも家に学校から帰宅してすぐに「合格しましたー!!!」という電話をくれ、いっしょに喜びました。2人とも、事前の過去問対策の時点で合格ラインを大きく突破していたのでこれはいけると踏んでいましたが、良い結果が出て本当によかったと思います。おめでとう!!
2人とも進路は決まりましたが、最後まで寺子屋でみんなといっしょに勉強をがんばることになっています。これからも気を緩めずに努力し、高校からの学習に役立ててほしいと思います。
他塾(特に大手塾)では、合格したら即、塾をやめるのが普通というところもあります。(これは塾を進学のための場所と考えると当然の判断なので、もちろん批判すべきことではありません。)でもうちの塾で、合格したから即、塾をさようならする生徒はこれまでにいません。これは、生徒も保護者様も、塾に来るのが、合格だけを目的とするのではない、進学先さえ決まればいいという問題じゃない、そんな近視眼的な考えでは子どもの本当の力をつけることはできないということがわかっているからだと思います。
その意味で考えると、いくつかの大手塾の、「難関志望校に受からなかったら授業料を1年分すべて返金します!!」というようなやり口というのは私からすると理解できない制度です。
確かに返金してもらえば身を削って大金をはたいて子どもを塾にやった保護者方の懐は一時的に潤うでしょう。でも、不合格だから返金されたからといって不合格だった子どもの心が潤うでしょうか?保護者様の心が潤うでしょうか? 合格した子も不合格だった子も塾で受験までの過程でいろいろなことを学んだのではないでしょうか? そしてそのことは結果にかかわらず消えることはないのではないでしょうか? 返金することで、生徒のがんばり、保護者様の思い、塾講師の頑張り、それらが急に色褪せることにはならないでしょうか。
そんなことよりも、結果にかかわらず子どもに最後まであきらめずにがんばっという誇りを抱かせ、この塾でがんばってよかったという達成感と充実感を味わわせ、自分の結果を本人が自分の気持ちでしっかり受け止めてそして子どもたちが上を向いて進学していくことが何よりも大切なのではないかと思います。
また、塾講師のなかで、生徒が不合格だったからといって、責任を取って坊主にします!と宣言し、実際に坊主になってしまう方が複数おられるのをWEB上で拝見しました。その塾講師の方々の熱意は買います。よほど一生懸命熱意を込めて指導されたのでしょう。
でも私自身の感覚としてはこれに対しても?(はてな)マークがどうしても頭の中で点灯してしまいます。
受験に不合格だったのは生徒自身です。これまで勉強をがんばってきたのも生徒自身です。不合格だったことを受け止めて前に進んで行かなければならないのも生徒自身です。
私からすると塾講師がその責任を取って坊主になるのは逆に塾講師のエゴであり傲慢である気がするのです。不合格だったことを自分の責任として受け止めて初めて子どもは前に進めます。周りの大人が過剰に責任を取る姿勢を見せることは、子どもが自分で自分の人生の責任を引き受けることを妨げます。もちろん生徒が合格することを目標に日々指導している私たちに責任がないわけがありません。でも、私たちに責任の一端があることと、だからといって坊主になることとは大きな隔たりがあると私には思えます。わたしには逆に無責任に見えてしまうのです。合否によって子どもの人生の方向が変わるのですから、周りがどうあがいてもその結果によって人生が決まったのは子どもなのですから、そのことを子どもと私たちが厳粛に受け止めることが大切です。
いよいよ私立前期入試まで1週間になりました。子どもたちが目指すものはもちろん合格!です! 子どもとわたしたち一丸になって頑張ってまいります。

結局、批判していませんといいつつ、先生の教育のほうが上だと、言っているように映りました。
ひねくれているからでしょうか?
当塾では受験後も、高校対策講座や各種イベントを行い子どもと受験後も積極的にかかわろうと努めていますが、だからといって他の塾の教育より上だという驕りがあってはいけないとご指摘を受けて思いました。もちろん自分たちが行っている指導に一定の誇りを持ってやっていかねばならないと思っていますが、それが驕りにならないよう、努力していきたいと思います。123さんがひねくれているのではなく、こちらの文章が適切でなく、傲慢さが表れていたために不快な思いをさせてしまったのだと思います。ご指摘ありがとうございました。