合格と不合格
2008年 03月 20日
いろいろなご家庭といろいろとお話しができて本当にうれしかったです。
今年は総合的に見てみんなよい結果を残したと言えると思います。
でも、実はこの「総合的」というものの見方は、それぞれ受験生本人にとってはあまり意味のない見方です。合格した子にとっても不合格した子にとっても、自分自身の合否が全てなのです。でも、そのことが置き去りになって、大手塾では「合格者○○名!」と、不合格者を置き去りにするような宣伝が平気でなされます。(わたしはそのような宣伝を見ると、逆に置き去りになった不合格者がどれだけいるのだろうと想像せずにはおれません。)
でも大切なことは、合格者、不合格者それぞれが、自分のこれまでの健闘を振り返り、それが自分の成長になったことを実感できることであり、そしてそれが将来のがんばりにつながることであると思います。
昨日電話で話したときの合格者の涙や保護者様の喜びの声には何度も心が震えるような喜びを覚えました。一方で、私は不合格者への励ましこそいまの使命と感じており、電話では不合格者のみんなの健闘を心から称え、この経験は将来につながることを訴えました。保護者様のなかに取り乱されているような方は1名もおられず、これまでの子どもたちのがんばりに納得され、私ども塾に対して心からの感謝の気持ちを伝えていただきました。
塾の使命は、合格させること、これはもちろんのことです。しかし、合格、不合格にかかわらず、生徒と保護者様が、しっかり勉強した、しっかり成長したと実感できるような指導をすることこそ、最も大切な使命だと思っています。
合格者も不合格者もこれからが勝負です。高校に入ってどういう自分をつくっていくのか。
みんなの成長を心から楽しみにしています。

September 2005

こんなに素晴らしい記事で光栄です。
私は初心者のため、未だにTBの仕方がわかりません。(笑)
今日から次の戦いですね。来年こそ!それが塾屋です。

とよ爺さんの書かれた記事の内容に触発されて、この記事を書き、そして勝手ながらトラックバックさせていただきました。
とよ爺さんの記事は、当塾の保護者様たちにも読んでいただきたいものばかりで、トラックバックしていただくよう、とよ爺さんにリクエストでもしようかなと思ったことがあるくらいです。わたしもいまだにブログの機能でわけが分からないものがいくつかあります。
本日からは、来年の受験に向けて、新3年生の指導にこれまで以上に力を入れていこうと思います。
今年も内申に助けられた生徒、内申に足元を掬われた生徒がいました。
まだ3年保護者様、コメントありがとうございました。
卒業後も何らかのかたちでお子様、お母様とつながりが残ればと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。