チブサン古墳 ―全国的に有名な装飾古墳―
2008年 05月 28日

山鹿市周辺には、全国の約5分の1の装飾古墳が点在しています。
チブサン古墳は全長45mの前方後円墳で、中の玄室に、モンドリアン?と言いたくなるようなカラフルな幾何学模様の装飾があることで有名です。ちょっとこちらのページを覘いてみてください。すごいですよね。
左から2枚目の石板が失われており、いったいそこには何が描かれていたんだろう?とさまざまな憶測をよんできました。誰かの手によってこの中から1枚だけ選ばれて奪われたとしたら、その1枚はよほどすばらしい模様が描かれていたのではないか・・・と思わず想像がふくらみます。
せっかくチブサン古墳に行くのであれば、ぜひ玄室の中に入って中を見てみてください。
玄室の中に入るのであれば、山鹿市立博物館(TEL0968-43-1145)に事前に問い合わせて行きましょう。毎日(月曜以外)午前10時と午後2時に見学が可能で、なんとびっくりの大人100円、子ども50円の信じられない料金で、学芸員の方が車で博物館から古墳まで案内してくれます。100円の超格安ツアー。オフシーズンなら、プライベートツアーになることは必至。学芸員の方はその豊富な知識でもって私たちを楽しませてくれます。


私は1度目は小学校時代、2度目は昨年行ったのですが、1度目のときは小学生20名ほどの団体で出かけたので玄室の中をじっくり見る余裕を与えてもらえず、装飾がよく見えなくて悲しい思いをしました。でも、昨年出かけたときは、3人で出かけたのでじっくり鑑賞することができました。学芸員の方も、ゆっくりよ~く見てくださいね、とおおらかな態度で接してくださいます。
3・4年前でしたか、奈良県の高松塚古墳の装飾画がカビによって消失する危機にあることが「飛鳥美人が泣いている」と、センセーショナルに報じられ、その原因となった杜撰な管理が大きな問題となりましたが、こちらの壁画は保存状態はとてもよく、学芸員さん曰く、こんなにはっきりと肉眼で模様が見える壁画はそうはないと言うことでした。
チブサン古墳は「乳の神様」と言われています。それは壁画の正面の模様が女性の乳房に見える(見えないこともない・・・という程度だと思いますが)からです。
昨年チブサン古墳に行ったとき、学芸員さんに、「あの丸い模様は何に見えますか~!」と質問されました。20年前に、同じ質問を受けたことがある私は、またその質問きた~~と、20年前の恥ずかしがり屋の自分を思い出し、相変わらず恥ずかしがって何も答えませんでした。
学芸さんいわく、その質問をしたときの子どもたちの反応を見るのが生き甲斐だそうです。(いやすみません、そこまでは言っていませんでした。)
壁画の右手には、宇宙人のようななぞの生物が描かれており、それも非常に気になるところです。
ツアーでは、近くのオブサン古墳にも立ち寄れます。こちらは装飾こそ残っていませんが、石室まで見ることができ、興味深いです。


チブサン古墳、オブサン古墳は高台のとても見晴らしのいい場所に位置し、古代人の志向がうかがい知れます。
皆さんもぜひ100円の古代探訪ツアーにでかけてみてください。(博物館内は大人210円、高校生以下50円) ちなみに山鹿は福岡から車で1時間ほどで着きます。また、近くの山鹿温泉、平山温泉は美人湯で有名な質の高い温泉地ですから、ついでに立ち寄るのもいいですね。

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