沖縄アルバム(12)世界遺産 座喜味城跡
2008年 10月 10日
このお城は、初代琉球国王尚巴志(これは中学校の歴史でも習います)に仕えて今帰仁城を攻め落とし、北山を滅ぼした按司(地方豪族)の護佐丸(ごさまる)が1420年ごろに築城したと言われています。御佐丸は琉球随一の築城家としても有名です。
小高い丘の上にある座喜味城からは、読谷村の町並みを眺めることができました。
座喜味城は石垣のアーチがつくりだす曲線の美しさが印象的です。
いっしょに行ったYojiさんはブログの中でその美しさを「あの柔らかさ」と表現されています。
今帰仁城は海が間近に迫る景観に圧倒されましたが、こちらの城(ぐすく)はもっと穏やかな印象を見る人に与えます。
なぜそのような印象を人に与えるかというと、まずこの城が琉球ではめずらしく、赤土の台地上に建てられた城であること(*他の城は石灰岩の岩盤の上に建てられているものが多い)、城からの景観が壮大であること、そしてその城自体が極めて美しい石垣のアーチを持っていることにあると思います。