沖縄アルバム(15)祟元寺石門、及び園比屋武御嶽石門
2008年 11月 06日
沖縄アルバムの15回目は那覇で印象に残った2つの石門のご紹介です。
沖縄県那覇市泊
祟元寺(そうげんじ)は、歴代の尚王の霊位をまつる琉球王朝時代の国廟でした。
戦前は境内に国宝に指定された正廟もありとても栄えていたのですが、沖縄戦で焼失してしまい、現在は石門と石垣を残すのみとなりました。建物跡は現在では公園として整備されています。それにしても、本島を周ると、沖縄戦の痕跡はあまりに多くの場所に残っていて、驚かされます。
祟元寺は臨済宗の寺で、創建は16世紀前半。石垣は切石布積み。
沖縄県那覇市首里真和志町
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は首里城の守礼門と歓会門の中間にあるので、首里城の一部のようにも見受けられるのですが、首里城とは別の物件として独立して世界遺産に登録されています。
石門の背後の森には御嶽があり、この御嶽は国王が旅に出る前に必ず拝礼を行う国家の聖地だったということです。現在も石門前で人々が祈りを捧げる姿が見られるようです。
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