ひさびさに九州国立博物館へ
2008年 11月 27日
東京・京都・奈良と九州の太宰府にしかない国立博物館だけあって、とにかく展示がすさまじく豪華で面喰いました。
博物館前の通りも紅葉や柿の実で色鮮やかでした。
来場者15万人突破と大盛況の特別展「国宝 天神様」が開催中でした。(11月いっぱいで終了)
菅原道真という人物の数奇な運命に惹かれる人が多いのでしょうか。
この前の月曜は祝日だったので、子ども連れがとっても多かったですね。
私のツレは中高生時代に菅原道真の大ファンだったというちょっとした変わり者で、この特別展に行くのを楽しみにしていました。私も楽しみにしていましたが。
展示はとても充実していました。展示室に入った瞬間、見慣れた観世音寺の国宝の鐘がドーンと鎮座していて驚きました。観世音寺にぶらさがっているときよりずっと立派に見えました。
道真の形見と言われているさまざまな装飾品や、道真の生涯を描いた国宝「北野天神縁起絵巻」は初めて見るものだったので、とても興味深く、しげしげと見入ってしまいました。
私自身は道真という人物そのものより、道真をいかにして人々が神様として信仰するに至ったかというプロセスにとっても興味があります。いろいろと調べてみたいです。
九州国立博物館で圧巻だったのが、平常展示の文化交流展。
『国宝 古文書展』、『あおもり縄文展』など4つの展示が同時に行われおり、あまりの見所の多さに圧倒されてしまいました。
とくに『あおもり縄文展』は中学生も習う三内丸山遺跡の遺物がたくさん展示されていて、見覚えのある土偶や土器もあり、とても興味深かったです。
とにかく展示されている遺物が豪華で、歴史好きにとってはかなりの垂涎ものでしょう。
また、展示されている範囲(時代と場所)も広く、アジア諸国と日本文化との結びつきも理解できる工夫された展示になっていて、本当に勉強になるし面白いです。
ただし、とにかく展示が多いので、体力を蓄えて行きましょう。途中でバテます。
楽しい博物館見学でした。
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今度帰ったら行こうかな。
菅原道真ってもともと怨霊として恐れられていたはずなのにいつの間にか学問の神様として親しまれる存在になっているのが面白いよね。
天神様ってもともとは雷神のことだったのに・・・
博物館での展示では、まさにkoya君が言うところ、怨霊としての道真(天神様)が、学問の神様へと変遷することの謎について考えさせられました。
まだ行ってなかったとは意外。実家から近いのにねー。
ぜひ行ってみてください。面白いよー。