子どもたちの将来についての作文① -「15歳のハローワーク」の講義の感想文-

昨日の授業の最後に、授業の感想を書いてもらいました。
全員が真剣に取り組んでいて、とても感心しました。
いい時間が持ててよかったと思いました。


以下は子どもたちの感想文です。


私は、将来の夢が、今現在あります。
しかし、「なぜ、この職業を選んだの?」と尋ねられると、すぐには答えられません。
答えが出ても、本当に今自分がやりたいと本気で想っていないので、すごくあいまいです。

だったらなぜ、将来の夢があると答えるのか。
それは、親に言われたからです。
決して親が嫌な訳ではない。言いなりになってる訳でもない。
ただ言われたから、それを受け流し、尋ねられれば、こう答えています。

しかし、先生の文章を読んだとき、今のままではきっと、いい仕事はできないと思いました。
もっと自分を知ろうと思いました。
大きな賭けであっても、賭けてみたいと思いました。

しかし、決して、自分の今の将来の夢をやめた訳ではありません。
むしろ、この将来の夢から幅を広げてみようと思っています。

先生の文章はとても私のためになりました。
ありがとうございます。
今までの授業など、とても楽しかったです。



まず、私の文章をきちんと読み取り、それを自分の意見に反映させていることに感心しました。
自身の考えや葛藤が率直に伝わる文章で、すばらしいと思いました。



「働く」ことについて考えるということを、学校の職場体験の際にやったのですが、そのときに、私の担任の先生が、「働くことは大変なことだ、職場体験では働くことの大変さを味わってきなさい。」とおっしゃっていました。
その後、勝手に決められた場所で体験をしてきたのですが、「働く」という実感は、人から決められた場所ということもあり、あまりわいてきませんでした。職場体験よりも、自分を知ることの方が、将来自分がどこでどんな風に働いていけばよいか考えられると今日思いました。

私は自分の夢に向かって頑張る高校に行くわけですが、実際のところ、まだ音楽のどの道に進むかということも決まっていません。もしかしたら、高校やその先の大学で、音楽以外の仕事を目指すことになるかもしれませんが、今考えている将来の自分というものを大切にしつつ、これから経験することも大切にして、将来に向けて頑張りたいと思います。

経験することによって自分というものが何かを考えたいし、それによって自分が何に向いているのか、どういうことをしたらいいか考え直したいです。



職場体験はどうしても自分の希望と関係のないところに行くことになりがちで、そこで何か将来の仕事に対していい感触を得るのは難しいですね。将来に向けてこれからの高校生活が大切な場になりますね。



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by terakoyanet | 2009-03-17 10:41 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)