福岡市の夏期講習低価格競争

いまJ-COMで西陵高校管弦楽部定期演奏会があっています。豪華な演奏会ですね。
テレビで地元高校の管弦楽団の定演が見れるとは驚きました。




この2日間の福岡のTOPニュースといえば、新型インフルエンザの発症が板付地区で広がったことです。
今後、特に今年の秋以降は、いよいよ新型インフルエンザの本格的な蔓延が容易に予想できる状況になってきたと感じています。

いまはとにかくウイルスが強毒性に変化しないことを祈るのみですが、もしインフルエンザの流行がこの地区で始まったときに、塾として何ができるのか、真剣に検討しなければならないときが来たと感じています。

いまの時点で言えることとしては、万が一、休講せざるを得ない状況になったときは、それでも何らかの形で子どもたちに勉強できる状況をつくってあげたいということです。





さて、福岡市内(県内)では、新学期以来、大手塾が次々と価格の値下げを打ち出し、生徒の獲得に努めています。値下げ競争の背後には秀英予備校の福岡進出の影響があると見られています。

秀英予備校はこれまで福岡の都心からやや離れた地区に校舎を構えていましたが、今年の夏期講習からいよいよ福岡最大の激戦区のひとつ、西新地区に新校舎を構えるということで、夏期講習においてはさらに激しい低価格競争が繰り広げられています。

地元の大手塾は、昨年74000円!だった中3の公立高受験クラス夏期講習料が、今年は約7割プライスダウンの18000円!(テキスト代や入校料金等は含まず)になるということで、何で7割引という信じられない価格設定が可能なのだろうかと、私は開いた口がふさがらない思いで、いまの福岡市の値下げ競争を遠目で見守っているところです。

ただし、値下げした内容を見ると、昨年より時間数をぐんと減らしてコスト削減に努めている塾も多く、内容を薄くしてでも低価格にせざるをえないという、今年の福岡市のねじれた塾の状況が浮かび上がってきます。



昨日、業界大手の教材販売の営業部長さんとお話ししましたが、今年の新年度はほとんどの学習塾において、まず前年より多く生徒が集まったところは皆無で、料金を値下げせざるをえない教室が多かった、特に中1・2年生については動きが信じられないほど鈍かった、と熱弁されていました。
この不況のご時勢、塾業界には寒風が吹いています。


幸い本校は不況もどこふく風、新年度も定員を超えるたくさんの生徒さんを迎え、新校舎オープンに伴う料金の値上げがあったにかかわらず、退塾する生徒もなく、在校生のご家庭は何ひとつグチも言わずに力強く支えてくださっています。


私どもは、こういうご時勢だからこそ、あせらず、決して浮き足立たず、目先(今年)の利益を考えることなく、子どもたち一人ひとりに愛情を持ち、興味を持ち、いっしょに学ぶことができることに喜びを感じながら、そして自らの指導に自信を持ち、しかし驕ることなく、日々の学習を怠ることなく、生徒たちと向き合っていきたいと考えています。

ちなみに、低価格競争については、本校はあまり影響を受けないと思っています。影響を受けるほどもともと高くありませんし、大手塾は季節講習だけ格安にするというパフォーマンスはできても、通常の月謝やテキスト代で本校より安い料金設定はできないでしょう。

そして何より本校には、喜んで塾に来てくれている子どもたちがいて、そのうしろに一生懸命いつもお子さんを励ますご家族がいて、terakoya shopにはニコニコ笑顔で訪問してくださる親子の姿があって、そういう子どもやご家庭の方々の笑顔がはっきりと見えているいまは、きっと大丈夫、ただただ、いま以上にいい塾になるように日々頑張っていこうと、決意を新たにしているところです。


教材の営業の方に、「どうやったらこの厳しい競争のなかで生き残れるのか、秘訣を教えてください」と尋ねられましたが、私はこれについては、尋ねる方向性がそもそも間違っていると思うのです。
競争を生き残るために子どもたちを指導しているわけではないのです。子どもたちが好きで、一生懸命に指導した結果として、喜んでいただいて、結果として生き残った。こうでなくて、何の価値があるのでしょうか。これはきれいごとでなく、ひとつのセオリーだと私は思っています。



本校の夏期講習のご案内は、期末テストが終わったあとの6月末になります。いいご案内ができると思いますので、いましばらくお待ち下さい。

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長崎市野母崎
5月の晴れた日、長崎半島の端っこまで行ってきました。
話題の軍艦島も見えています。
May 2009






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by terakoyanet | 2009-06-09 04:08 | お知らせ | Trackback | Comments(0)