1年生の最初から塾に在籍している2年生は成績を伸ばすことが難しい。

昨日は当仁中期末テスト後最初の2年生の授業でした。
みんなテストの話題でもちきりでした。

今回のテストの印象としては、本校の生徒を見る限り、前回とあまりかわらない平均点になるんじゃないかなあと思っています。塾内の平均点は5科総合で400点弱になりそうだという感触を持っています。

入塾して最初の定期テストだった子たちの飛躍が目立ちます。
350点以下の成績だった子たちが、410点以上、430点以上と、飛躍的に得点を伸ばしています。

潜在能力がありながらも出し切れていなかった子たちが、塾に入ったことをきっかけに、グンとその力を見せつけてくれる様は、若い力そのものや、今後の無限大の可能性を感じさせます。

成績を伸ばした子たち、おめでとう!! 頑張ったね!!!




昨日、今回のテストで成績を伸ばせなかった2年生のご家庭とお話しをしました。
お話しをしていて痛感したことは、塾2年目の子たちは、2年生で成績(席次)を伸ばすのが難しい子が多いということです。

1年生から塾にいる子たちは、1年のころにすでに塾での学習によってテストの点数が底上げされています。
それは途中の2・3年生で入塾した子たちが、特別に勉強が苦手な子でなければ、入塾したあとの学校の定期テストで、点数を5科目合計で50点ほど(すごい子の場合150点以上)上げてくるのが通例であることからもわかります。

きちんと指導をしている塾であれば、9割程度の生徒については学校の定期テストで50点以上(すごい子になると150点ほども)底上げする効果が期待できます。わざわざ学校以外でお金を払って勉強しているのですから、それくらいの効果はあって当たり前です。

しかし、1年生から在籍している生徒というのは、底上げされている状態がまさに常態化しているので、そこからさらに上昇させようとするのならば、本人のさらなる頑張りや革新的な学習の工夫が必要になります。

1年生から在籍している2年生にとって、塾に入っているから成績は上がって当然という考えは、全くもって通用しません。現状維持ならいいほうで、1年生のときと同じような勉強のしかたで満足していたら、間違いなく少しずつ(ときには見るかげもなく急速に)席次を下げていくでしょう。2年生になって成績を上げる子は、努力を継続した子のみです。



2年生というのは難しい時期ですね。1年生のフレッシュさも、3年生の受験に対する危機感も持ち合わせていない、中だるみの時期の2年生というのは、本人の意欲とご家庭の励ましが他の学年に増して大切なものだと思います。

今年の2年生はよく頑張っている子が多いと思っています。
しかし、中だるみスパイラルに陥っている子もちらほら見られますので、ご家庭と連携を取りながら、生徒たちの学力をつける指導をしていきたいと思います。

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Commented by やまさん at 2009-06-27 17:37 x
初めまして。先生のブログは定期的に拝見させていただいております。
今回の話は同業者として解ります。もう一つ言えば早い時期から頑張っている子ほど受験直前に伸びは現れにくいものです。苦しい思いもするでしょうが、励まして行かねばなりませんね。
Commented by terakoyanet at 2009-06-28 02:49
やまさん先生はじめまして。示唆のあるコメントありがとうございます。
ひたむきに継続して頑張っている子というのは、努力した結果としてすでにその子の学力がすでに飽和状態(彼女にとっての最高地点にほど近い場所にいる状態)にありますから、それから脱皮してさらに成長をつかむのは並大抵のことではないと思います。私も受験前に何度もそういう子たちといっしょにもがきました。
今年も子どもを励まし(逆に励まされ)頑張っていきたいと思います。
by terakoyanet | 2009-06-25 00:15 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(2)