寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 03月 09日 ( 1 )


2018年 03月 09日

福岡県公立入試、自己採点会を終えて

本日、公立高校入試の自己採点会を終えました。

今年は私立を第1志望にした生徒の割合が過去で最も高く、公立推薦入試にすでに合格している生徒もおり、わずか16名による公立高校一般入試となりました。


〇本校生との自己採点平均点
*集計に含まれていない生徒がいましたので集計しなおしました。[3/9]

国語 40.0
数学 37.1
社会 41.3
理科 43.4
英語 41.8
合計 203.6


理科が簡単だった、数学が難しかったと言っている子が多かったですが、平均点には思ったほどの差はありません。理科は今年も理科記述式(本校のテキスト)からほとんど出題されたという印象です。国語と数学は傾向が変わりましたので、平常心でいかに問題と向き合えたかが鍵だったと思います。(平常心を保つには、日頃の努力に裏打ちされた自分を信じる心がどうしても必要です。)

本校独自の合格可能性調査で、3割以上の生徒が「合格可能性90%以上」を叩き出しています。
この割合は、本調査を開始した過去4年間のうちで最高の数値です。しかし一方で、上位校を受験した生徒の中に得点が伸びなかった子がおり、私自身、悔しさで頭がいっぱいで苦しい気持ちでいます。


来年に向けた課題がはっきりと浮かび上がってきました。

まず第1に、国語については、国語塾を受けている生徒たちが圧倒的に公立入試で有利性を発揮しているということ。受けている生徒とそうでない子の入試得点の平均が10ポイント近く離れており、国語だけは普段の5科全体の席順に関係なく国語塾を受講している生徒たちが上位を独占していること。この傾向は昨年もありましたが、出題傾向が変わった今年はさらに鮮明になりました。私はこの結果を喜ぶのではなく、むしろ愕然としてしまいました。なぜかと言えば、この差は、これまでの模試や学校の定期テストではさほど大きくは浮かび上がらないものだったからです。でも、入試のときだけ、なぜかこれほどに差がついてしまう。その状況を考えると、国語1科目だけ落としただけで合格が難しくなる修猷館、城南といった上位校の受検者は、どんなに模試で高得点が取れていても、国語塾を必修にすべきだろうか、そして、通常の授業の限られた時間のなかで、他の4科目の進捗を損なわずに国語力をさらに上げる方法が果たしてないだろうか、ということを真剣に検討せざるをえない状況です。

第2に学習量とその質について。福岡県の公立入試は、300点満点中230点くらいまでなら、ちゃんとひと通り勉強した子たちであれば、十分に取ることができる点数です。でも、そこから先、さらに伸ばしたいなら、塾で与えられた課題を完璧に取り組んで自分のものにする、どんなに量が多くても、それがやらねばならない量ならやり遂げる、そうやって、とにかく貪欲に経験を積み重ねることがとても大切だということです。公立入試には独特の質というものがあります。その問題はよく練られていて、表面的で技術的な勉強しかしなかった子、自分の弱点をどこかで置き去りにしてきた子の急所を突くような形で設問が出題されますから、隙がある子たちはいとも簡単に失点します。

願わくば、ほら、ここに隙があるよと、あの子に、そしてあの子にも、もっと伝えてあげたかったです。
でも、それはとても難しいことでした。だってすごく頑張っているし、少なくとも表面的にはちゃんとこなしているのです。すごく頑張っていて、ちゃんとこなしている。だからその子にはこれ以上何も言えない。でも、その子には、実際のところは、隙があるのです。隙があると気づいたときには、その都度全力で伝えてきたつもりです。でも、全部はどうしても伝えられない。私はその隙の全てを的確にその子に伝えたい、それじゃダメだと言ってあげたいと思ってきました。でもやっぱり、すべてを伝えるのはどうしても難しいです。だから、それの代替として、自力でおのずと隙をつぶせるような良問を揃えて、その解法を精いっぱい教え伝えることで、みんなといっしょに戦ってきました。

失敗して初めて自分の隙に気づく子もいます。それも人生、といってしまったらそれはそうですが、
でも、彼らは、自分の弱さに気づいていないながらも、またはうすうす気づいていながらも、それでも、彼らなりに精いっぱい自分自身と戦ってきたんです。だから、彼らに合格というプレゼントを、どうしてもあげたくてあげたくて、彼らに心の底から喜んで笑ってほしくてたまりません。

塾生の自己採点平均点が200点越え。これはもう素晴らしい成果です。
でも、ひとりでも受からなかったらやっぱりとても悔しい。
自己採点時点でそういう可能性の結果が出ている子がいるのは、本当に胸が痛いです。

合格した子のがんばりが全肯定され、不合格だった子のがんばりが全否定されるような、そんな受験は間違っています。合格した子は喜びつつも課題や反省点を見つけになるように、不合格だった子はこれまでの健闘をねぎらいつつこれからに力強く繋がるように、子どもたちにとっての合格発表の日が、そういう大切な日になることを願っています。

(勢いよく書いたので、乱文になっていることをお詫びいたします。)



追伸

最後の授業のあと、中3の保護者の皆様から、多数のメールやお手紙などいただきましたが、おひとりおひとりお返事できておりません。大切に読ませていただいています。ありがとうございます。


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by terakoyanet | 2018-03-09 00:34 | 生徒のがんばり(テスト結果等) | Trackback | Comments(0)