寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 04月 13日 ( 2 )


2018年 04月 13日

中1保護者様へオプション授業についてのお知らせ

いよいよ中学生としての授業が始まりました。
昨日の授業は特別な緊張感のもと授業が進みました。
それぞれが自分のできることをせいいっぱいにやっていることを強く感じています。

以下にオプション授業についての大切なお知らせです。

(1)国語塾の授業について
国語塾(前期)の授業は、日曜日の18時~19時20分、または土曜日の17時15分~18時35分のどちらかから選んでいただくことができます。
例年、中1生はほとんどの生徒が日曜日の授業を受講しています。(19時40分からの授業と接続しているため。)

国語塾受講者のうち、日曜日ではなく、土曜日を希望する方のみ、「国語塾 土曜日希望です。○○(生徒氏名)」とご返信いただけますでしょうか。返信はお電話でもかまいません。(日曜日を希望する方は、返信不要です。)どうぞ、よろしくお願いいたします。

(2)BECの授業について 
BEC(基礎英会話)の授業時間を毎週日曜日の18時30分開始とお伝えしていましたが、講師都合により毎週日曜日の16時30分~17時20分に変更となりました。大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
時間の変更により、国語塾と時間が重ならなくなりました。時間の変更により新たにBECの受講を希望する方は、明日までにご連絡ください。以上、よろしくお願いいたします。



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by terakoyanet | 2018-04-13 15:30 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2018年 04月 13日

『ユマニチュードという革命』

「ユマニチュード」は認知症高齢者に対するケアの方法として昨今、脚光を浴びていますが、この本を読むと、ユマニチュードというのは、決してケアの方法にとどまらない、人間同士の本源的な関係の結び方についての作法について語っていることに気づかされます。

そこでは、誰かをケアするときに必要と考えられている専門的な知識や技能が、むしろ思考停止を呼び込み、ケアをする相手との関係性を遮断しかねないという問題意識から、「よい扱い(ビアントレタンス)」という概念が提唱されています。
ケアの現場において必要なのは「適切な距離感」ではなく、「適切な距離感はない。ただ近づくだけ。」とイヴ・ジネストは言います。
それは、「関係性そのものに相手を尊重することがはじめから織り込まれている」から、あえて「相手を尊重しましょう」という必要のない関係性です。

ケアする側が気づかなければならないのは、ケアする側は権力を持っていて、患者や入居者を管理するという発想に陥りがちだということ。医者は「自分は患者を治せる」と思いがちですが、そうではなく「その人自らが治した」のです。そうでなければ、医者は同じ処置をしても治らなかった患者全てに対して「自分が患者を殺した」と言わねばならなくなりますから。
(かつて、塾生が不合格になったから坊主になった塾講師がいました。塾生が不合格になったことを「100%私の責任だ」と言って親や子どもに謝罪した塾講師がいました。[寺子屋にいたわけではなく、伝え聞いたことです。] 私はこれを聞いたときぞっとしました。不合格について100%私の責任だという人は、合格についても100%私の手柄だと言わなければならなくなります。これほど子どものがんばりを無視したものがあるでしょうか。子どもたちは自分自身の力で合格するのです。指導者は、自分が「権力者」になりがちであることに自覚的でなければなりません。)
ユマニチュードで可能なのはケアであり、キュア(治療)ではないことが明言されています。そしてケアとは「相手の能力を奪わない」ことだと言います。(学習指導においても、最も大切なことは、「相手の能力を奪わない」ことです。これを理解しているかどうかは、とてつもなく大きいです。)
自分が権力者だと気づき、その権力を脇に置くことが大切であるということが、この本では繰り返し語られます。

そして「よい扱い」のための具体的な作法として語られるのが、その人の「いま」に注目すること。そして、眼差しを注ぐこと、話すこと、触れること、立位の援助をすることです。
それは、「自分は愛情を、優しさを受取るために人間として生まれてきた。」そのことをお互いが理解するための実践です。

私はこれらのユマニチュードの考えを人と人との関係性そのものの基礎、愛の作法と受け取りました。
私が先ごろ上梓した『親子の手帖』という本は、ユマニチュードの親子実践編ともいうべき内容を書いたつもりです。(この本ほどうまく書けていませんが。)

『ユマニチュードという革命』は構成が素晴らしく、ユマニチュードについて深く理解する教科書として抜群にすぐれています。
これほど哲学的な内容を、これほど簡明に書いた本があるでしょうか。
こちらの本は現在、とらきつねの「生き方の本」の棚に展開中です。

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by terakoyanet | 2018-04-13 09:26 | おすすめの本・音楽 | Trackback | Comments(0)