寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 10月 02日 ( 1 )


2018年 10月 02日

成功の方程式というのは確かに存在する

先日ある高校生の男の子に「成功の方程式というのは存在しますか?」と尋ねられて答えに窮したことがありました。
そのあと、一言ではなかなか答えを言い尽くせないこのことについて考えています。

私は、成功の方程式というのは確かに存在すると思っています。
凄い確率で全国大会に導くスポーツのコーチはいるし、学校が変わるたびに全国優勝に導く部活動の顧問もいます。そういう人は成功の方程式というものを持っています。本校も、中学生がこうやって学べば伸びるし合格しやすいという方程式を持っている。だからある程度の実績を積んできた。だから確かに成功の方程式というのは存在します。

成功の方程式が個々人にはまるかどうかは、その個人の周りの環境に依るところが大きいです。
だから、良い指導をする場所に子どもを預けたら、家庭の考えとかをを出さずにただ任せていた方がいい。
そういうわけで、成功の方程式によって実績を積んでいるコーチや顧問は、なるべく外部の雑音を遮断した状態で指導します。家族さえも有無を言わせないような独裁的な体制で指導することで、方程式の全てを教え子に伝えようとします。
しかし、これが行き過ぎると、本人や家族が指導者の暴力さえも肯定するということが起きることもあります。

成功の方程式を持っていて、その運用を徹底的にやる人もいれば、それに慎重な人もいます。(ちなみに、単に臆病だからその方程式を使わない人は、慎重とは言いません。)それは、「成功」を重んじるか、それとも、その個人の「人間」自体を重んじるか、ということに関わります。成功の方程式に従わせることが、必ずしも人間性を損なわせるとは限らないのですが、ほとんどの指導者がそういう誤りを犯していることも事実です。

私自身は、全ての個人と要素を成功に導く指導者よりは、高い確率で成功に導く指導者を目指しています。
全ては目指しませんが、あくまで、高い確率という部分にはこだわります。

また、成功した、していないに関わらず、そもそも成功自体に価値があるのか、という別の視点についても子どもたちに問いたいと思います。成功の有無によって、見えなくなるものがないようにしてあげなければ、これから長い人生が続く子どもたちが不幸になると思うからです。




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by terakoyanet | 2018-10-02 10:58 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)