2010s ミュージックリスト2
2019年 11月 29日
Adam Strug (POLAND)
Adele☆☆ (UK)
Adrianne Lenker (US)
Agnes Obel (DENMARK)
Alela Diane (US)
Alexandra Stan (ROMANIA)
Alicia Keys (US)
Ali Farka Touré& Toumani Diabaté (MALI)
Alim Qasimov (AZERBAIJAN)
Alvvays (CANADA)
Amos Lee (US)
Anderson .Paak (US)
Angel Olsen☆ (US)
Ani DiFranco (US)
Animal Collective☆ (US)
ANOHNI (UK)
Antony and the Johnsons (US)
Aphex Twin☆ (IRELAND)
Aretha Franklin (US)
Arca☆☆ (VENEZUELA)
Arcade Fire☆☆ (CANADA)
Arctic Monkeys☆ (UK)
Ariana Grande (US)
Ariel Pink (US)
Ariel Pink's Haunted Graffiti (US)
A.R. Rahman (INDIA)
A$AP Rocky (US)
Ásgeir☆☆ (ICELAND)
Atlas Sound (US)
Autechre (UK)
Autre Ne Veut (US)
The Avalanches☆ (AU)
Avi Buffalo (US)
Avicii☆ (SWEDEN)
Azealia Banks (US)
The Band (US)
Basement Jaxx (UK)
Bat for Lashes (UK)
Battles (US)
Beach House☆☆ (US)
Beady Eye (UK)
The Beatles☆☆ (UK)
Beck☆☆ (US)
Beirut☆ (US)
Beyoncé☆☆☆ (US)
Bibio☆ (UK)
BIGBANG☆ (KOREA)
Bill Callahan (US)
Billie Eilish (US)
Billy Bragg & Wilco☆ (UK/US)
Björk☆☆☆ (ICELAND)
The Black Keys (US)
BLACKPINK (KOREA)
Blood Orange☆☆ (UK)
Blur (UK)
B.o.B (US)
Bob Dylan☆☆☆ (US)
Bob Dylan & The Band☆☆☆ (US)
Bon Iver☆☆ (US)
Brad Mehldau☆☆ (US)
Brad Mehldau & Mark Guiliana (US)
Brad Mehldau,Kevin Hays & Patrick Zimmerli☆ (US)
Brad Mehldau Trio☆☆ (US)
Brian Eno (UK)
Brian Wilson (US)
Britney Spears☆ (US)
Bruno Mars☆ (US)
BTS☆ (KOREA)
Bugge Wesseltoft (NORWAY)
Burial (UK)
The Byrds (US)
byul.org (KOREA)
Calvin Harris (UK)
Caravan Palace (FRANCE)
Caribou☆ (CANADA)
Carly Rae Jepsen (CANADA)
Carly Simon (US)
Car Seat Headrest (US)
The Carters (US)
Charles Bradley (US)
Charli XCX (UK)
Cheeze (KOREA)
The Chemical Brothers (UK)
The Chieftains☆ (IRELAND)
Chris Brown (US)
Chris Thile & Brad Mehldau (US)
Christian McBride Trio (US)
Christina Aguilera (US)
CHVRCHES (UK)
The Civil Wars (US)
Clock Opera (UK)
Cloud Nothings (US)
Coldplay (UK)
Corinne Bailey Rae☆☆ (UK)
Count Basie Orchestra (US)
Courtney Barnett (AU)
Court Yard Hounds (US)
Crystal Castles (CANADA)
Crystal Fighters (UK)
Cults (US)
Cut Copy (AU)
Daft Punk☆ (FRANCE)
Damon Albarn (US)
D'Angelo & The Vanguard☆ (US)
Danny Brown (US)
David Bowie☆ (UK)
David Byrne & Fatboy Slim (UK)
David Byrne & St. Vincent (UK/US)
David Guetta (FRANCE)
deadmau5 (CANADA)
DEAN (KOREA)
Deerhunter (US)
Destroyer (CANADA)
Delphic (UK)
Dirty Beaches (TAIWAN/CANADA)
Dirty Projectors☆☆ (US)
Dirty Projectors + Björk (US/ICELAND)
Disclosure (US)
Django Django (UK)
DJ Koze (GERMANY)
Drake☆ (CANADA)
Dr. Dre (US)
The Drums (US)
Earl Sweatshirt(US)
Eddy Tussa (ANGOLA)
Ed Sheeran (UK)
Elliott Smith☆ (US)
Elvis Costello (UK)
EMA (US)
Eminem (US)
Enya (IRELAND)
Epik High (KOREA)
Eric Clapton (UK)
Erykah Badu (US)
Esperanza Spalding (US)
Ex Hex (US)
EXO (KOREA)
Father John Misty☆ (US)
Femi Kuti (UK)
Fever Ray (SWEDEN)
Fiona Apple☆ (US)
First Aid Kit☆☆ (SWEDEN)
FKA twigs☆ (UK)
The Flaming Lips☆ (US)
Fleet Foxes☆☆ (US)
Florence + the Machine (UK)
Flying Lotus☆☆ (US)
Foster the People (US)
Foxygen☆ (US)
Frank Ocean☆☆☆ (US)
Frankie Cosmos☆ (US)
Franz Ferdinand (UK)
Fred Hersch & Julian Lage (US)
Friendly Fires (UK)
Fuck Buttons (UK)
fun. (US)
Future Islands (US)
f(x) (KOREA)
Girlpool (US)
Girls (US)
Girls' Generation (KOREA)
Gold Panda (UK)
Gorillaz☆☆ (UK)
Gray (KOREA)
Green Day☆ (US)
Grimes (CANADA)
Grizzly Bear (US)
Grouper (US)
Gym and Swim (THAILAND)
HAIM☆ (US)
Hamilton Leithauser + Rostam (US)
Halls (UK)
Hauschka (GERMANY)
Heavenly Beat (US)
Holly Herndon (US)
Holy Ghost! (US)
The Horrors (UK)
Horse Feathers (US)
Hot Chip (UK)
House of Waters (US)
How to Dress Well (US)
HYUKOH (KOREA)
Ibeyi☆ (FRANCE)
IKON (KOREA)
The Impression (THAILAND)
The Internet (US)
IU (KOREA)
Jack Johnson☆☆ (HAWAII)
Jack White (US)
Jai Paul (UK)
Jake Bugg (UK)
Jake Shimabukuro (HAWAII)
James Blake☆☆ (UK)
James Morrison (UK)
Jamie xx☆ (UK)
Janelle Monáe☆ (US)
Janis Joplin (US)
Jan Johansson (SWEDEN)
The Japanese House (UK)
Jason Moran (US)
Javelin (US)
Jay Som (US)
JAY-Z (US)
Jenny Hval (NORWAY)
Jessie Ware (UK)
JFDR (ICELAND)
Jill Scott (US)
Jlin (US)
Joan as Police Woman (US)
Joan Osborne (US)
John Blek (IRELAND)
John Coltrane (US)
John Grant(US)
Jon Hopkins (UK)
Joni Mitchell (CANADA)
Julia Holter (US)
Julianna Barwick (US)
Julie Byrne (US)
Justin Bieber (CANADA)
Justin Timberlake☆ (US)
2010s ミュージックリスト1
2019年 11月 27日
ART-SCHOOL
aiko
あいみょん
aoki laska
青葉市子と妖精たち
青谷明日香
赤い靴
秋山羊子
Akira Kosemura
朝崎郁恵
ASIAN KUNG-FU GENERATION☆
あだち麗三郎
安室奈美恵
Ametsub
阿部芙蓉美
Alfred Beach Sandal☆
Underslowjams
andymori☆
安東ウメ子☆
安藤裕子
ECD
YEN TOWN BAND
Io
池間由布子☆
石橋英子
岩本三千代
indigo jam unit
UA
魚座
Water Water Camel
Wonk
内田光子
宇宙まお
埋火
EGO-WRAPPIN'
エマーソン北村
Emi Meyer
Aimer
OGRE YOU ASSHOLE☆
王舟
Awesome City Club
大滝詠一
Autumn Leaves
大友良英☆
大西順子
大貫妙子
大橋トリオ☆☆
大森靖子☆☆☆
大森靖子&THEピンクトカレフ
岡村靖幸
小沢健二☆
踊ってばかりの国
Official髭男dism
ORIGINAL LOVE
Curly Giraffe
快速東京
片平里菜
カネコアヤノ
Charisma.com
菅野よう子
キセル
きのこ帝国
君島大空
奇妙礼太郎
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
木村カエラ
Kimonos
キリンジ☆
きゃりーぱみゅぱみゅ☆☆
9mm Parabellum Bullet
清竜人
King Gnu
銀杏BOYZ
空間現代
空気公団
倉内太☆
クラムボン☆☆
クリープハイプ
栗コーダーカルテット
くるり☆☆☆
Great 3
毛皮のマリーズ
GEZAN
下山とテニスコーツ
ゲスの極み乙女。
欅坂46
KOHH
Cornelius☆
小島ケイタニーラブ
小島麻由美
Cocco☆☆
後藤まりこ
コトリンゴ
小袋成彬
コレサワ
在日ファンク
Thousands Birdies' Legs
サカナクション☆
坂本慎太郎☆☆
坂本美雨
SAKEROCK
ZAZEN BOYS
Suchmos☆
SANABAGUN.
さよならポニーテール☆
salyu × salyu
JP THE WAVY
柴田聡子☆☆
柴田淳
渋さ知らズ
シャムキャッツ☆☆
シュガー・ベイブ
ジョンとポール
Shinichi Atobe
神聖かまってちゃん☆
水曜日のカンパネラ☆
Susumu Yokota☆
ストレイテナー
Spangle call Lilli line
スピッツ☆☆
Special Favorite Music
SEKAI NO OWARI
SOIL&”PIMP”SESSIONS
相対性理論☆
ZOMBIE-CHANG
高井息吹
高木正勝☆☆
タテタカコ
D.A.N.
知久寿焼
CHAI☆
Chara
椿屋四重奏
T字路s
DYGL
手嶌葵☆
Tenniscoats☆☆
寺尾紗穂と松井一平
電気グルーヴ
Tempalay
東京カランコロン
東京事変☆☆☆
東京スカパラダイスオーケストラ
東郷清丸
tofubeats
徳永憲
トクマルシューゴ
冨田ラボ
とんちピクルス
中島みゆき
中田ヤスタカ
長野文憲
ザ・なつやすみバンド
七尾旅人☆
Nabowa
Nulbarich
二階堂和美
西尾賢
西尾賢ソボブキ
日食なつこ
日本マドンナ
NUUAMM
neco眠る
乃木坂46
野崎りこん
The Birthday
馬喰町バンド
元ちとせ
蓮沼執太
秦基博
はっぴいえんど☆
ハナレグミ
浜田真理子☆
原田知世
ハンバートハンバート☆☆
BUMP OF CHICKEN
The fin.
羊毛とおはな
HIDETAKE TAKAYAMA
ビューティフルハミングバード
平賀さち枝
平賀さち枝とホームカミングス
平沢進
ふくろうず
フジファブリック☆
ふちがみとふなと☆
ふちがみとふなととパスカルズ
Predawn
古川本舗
BABYMETAL
Homecomings
細野晴臣
BONNIE PINK
前野健太☆
牧野ヨシ
Machinone
松任谷由実
マヒトゥ・ザ・ピーポー☆
ミツメ☆
民謡クルセイダーズ
Maison book girl
メレンゲ
モーモールルギャバン☆☆
森田童子
森は生きている☆
森山直太朗
森ゆに
モンゴル800
やくしまるえつこ☆
やくしまるえつこ と d.v.d
矢野絢子
山下達郎
山本精一
Your Romance
湯川潮音
YUKI
ゆらゆら帝国
ゆるふわギャング
Yogee New Waves
吉澤嘉代子
吉田ヨウヘイgroup
よしむらひらく
ラッキーオールドサン
Lucky Tapes
RADWIMPS
LOVE PSYCHEDELICO
RIP SLYME
Rei Harakami
レキシ
World's End Girlfriend
惑星のかぞえかた
ブックレビュー 2019年 6-9月
2019年 09月 20日
いまから曖昧なことを書くことになりそうなので初めに言っておけば、これを読んでくださっている多数の人たちにとって、この本はかなり良い読み物です。熱くないのに心地よい温度があります。心の中の違和感という名のプチプチをひとつずつ潰してくれる感じがあります。つまりはオススメです。
武田砂鉄、又吉直樹。思索するふたりの応答が交互に収録されたこの本について、何か気の利いたことを書くのは難しい。なぜなら、これほどに作為のようなものが感じられない本はなかなかお目にかかれないから、それを読んだ後には、この本を目的的に紹介するという己れの作為に対して戸惑いを禁じ得ないからだ。
この本の主題を敢えてひとつ言えば「違和感」ということになると思う。違和感の矛先は社会や周囲の人たちにだけでなく、自分自身にも向かう。それが率直で正直で興味深い。ふたりの応答には相手に対する気負いがないのがいい。そしてふたりの言葉に対する繊細さと、それなのに言葉で遊んでしまうやわらかな知性が伺えるところがとても楽しい。内容は軽い体(てい)でそうでもない。自分の足元を根ほり葉ほりした人たちの独白(言葉)というのはやはり信頼できるし面白いなと思います。
それにしても、あるネット書店でこの本を「生産性の少ない会話」という理由でマイナス評価にしている人がいて驚いた。この本のタイトルは『無目的な思索の応答』なのに…。でも人は「無目的」の中にさえ生産性のような目的を求めてしまうのだろう。そのこともおそらくこの本には織り込まれている。
ーそして「普通」という主語を嫌がるくせに、その枠組みを設定しているのが自分であることにも困惑するのです。ー 武田砂鉄

今夜、読みました。すごくよかったです。
タラ・ブックスの『夜の木』『世界のはじまり』などの作家のひとりであるバッシュ・シャームがロンドンの高級レストランから壁画の依頼を受けてロンドンへ。彼の感じたままに綴られる言葉たちは平易ながら真っ直ぐ本質だけを射抜いていて、何度もはっとさせられる。
この愛おしい本に挟まれているギータ・ヴォルフ(タラブックス)らの解説はこの本を深く理解する上で素晴らしい手引きになるもの。これを読んでもはっきりとその姿勢が書かれているのですが、この絵本は決してオリエンタリズムを愛でるような懐古趣味の作品ではありません。
バッシュ・シャームはロンドンで出会った人や物を、自らのルーツであるゴンド的世界観によって形象していくのですが、そこで生まれるのはまさに「新しい神話」と呼ばれるのにふさわしいもの。ページをめくるたびに、想像を超えた発想に驚愕し、美しい絵の世界に心が震えます。こんなふうに物を見て、それを絵にできるなんて、何て素敵なことだろうと思うと泣けてきます。これはまさに「民藝的」と呼びたくなる仕事です。
三輪舎さんといえば『本を贈る』『つなみ』が当店でも好評でした。一家に一冊あると、少しだけ心の豊かさが増す本というのがある気がするのですが、『本を贈る』や『つなみ』はまさにそれで、今回の『ロンドン・ジャングルブック』も、手に入れてしまうと一生大切にしたい、思わずそう言いたくなる本だと思います。ご自身へ、大切な人へ、スペシャルなプレゼントとしてもお勧めです。
『みぎわに立って』田尻久子著(里山社)のこと
2019年 05月 16日
みぎわに立つということは、そこに意義のようなものを見つけようとすると、大切なものがとたんに雲散霧消してしまうようなはかなさをもっている。
『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』(くどうれいん著)
2019年 05月 14日
3月に植本一子と銀座のアートブックフェアに行った。そのときに彼女が『絶対これ好きだよ』と教えてくれたのがこの本『わたしを空腹にしないほうがいい』。その場で買って、福岡に帰ってきて読んで、ふーむ、すごい、なるほどー、うーん、やばいねー、と一晩で読み切った。
くどうれいんは1994年生まれの盛岡の歌人。
『わたしを空腹にしないほうがいい』は、本のあるところajiroさんで紹介されていたからタイトルだけは知っていた。
秀逸なタイトルから類推できるとおり、彼女は言葉択びが抜群にうまい。21才のくどうれいんが書いたこの日記エッセイには、日毎タイトル代わりに俳句が添えられているのだけど、それが抜群にいい。俳句とは言葉択びこそ胆なのだ(←これも俳句ね)と思わず唸らされる言葉というピースの組み合わせの妙。難しい言葉なんてひとつも使わなくても、こんなにおかしみと哀しみを軽妙に言葉に乗せることできるんだね。感心してしまう。
この本には幸せな料理がたくさん出てくる。その度に、ああ、やっぱり真似できないなと思う。だって、彼女みたいに私は食べ物に興味がないから。目の前の作業に没頭して2・3日食べ物を抜くのも厭わない人間だから、私には彼女のような文章は絶対に書けないなと思う。
多用される擬音語、擬態語を含む副詞の使い方に若さを感じてドキっとする。というより、彼女の言葉そのものが、全体に副詞っぽい。この本は副詞で書かれた本なのだと思う。決して形容詞ではなくて。(鳥羽)
さあ、お皿を洗わなければ。明日も明後日も、この先もずっと、わたしがわたしを空腹にしないように。(6月30日の日記より)
『ことばの生まれる景色』を読む
2019年 01月 12日

BEST TRACK 2018 (JAPAN)
2018年 12月 24日
彼らは今年のアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』でさらに凄味が増しました。
米津玄師について
2018年 10月 29日
『本を贈る』を読む。
2018年 09月 15日
さくらももこさん
2018年 08月 27日
さくらももこさんの訃報を受け、ショックを受けています。
さくらももこさんのことは、多くの人と同じようにちびまるこちゃんで知りました。中学生のころ。
それから、マンガをむさぼるように何度も読んだのは、いまから考えれば、生まれて初めて自分の感性にとても近いと感じるものが描かれていて、それがとてもうれしかったのだと思います。
ちびまるこちゃんはもちろん面白いけれど、『コジコジ』と『神のちから』はとんでもない傑作で、さくらももこの頭の中は決して「ほっこり」なんかじゃない、いびつでキテレツなものに溢れていること、彼女には天賦の才能があることを思い知らされました。
きっと根っこがとてもやさしいんです。
だから、何度励まされ、何度元気づけられたことか。
まだ、いまいち実感がわかないけれど、さびしい気持ちです。