カテゴリ:雑感・授業風景など( 1286 )

『旅をしても僕はそのまま』のお取り扱い店

好評をいただいている『旅をしても僕はそのまま』(文・写真 鳥羽和久/絵・馬場通友)の8月17日時点の全国のお取り扱い店をご紹介いたします。こちらでご紹介するお店は、その地域の文化の発信地としての役割を担う本屋も多く、そのような場所に置いて頂いていることに感謝しています。全国に旅をするときに訪れる書店の参考にもどうぞ。



■東京(荻窪)・Title

旅は、旅する人の心のうちを開放する。これまで思考したこと、読んだ本が、目のまえの風景と出会った人により喚起され、忘れがたい景色となって結実する。スリランカ、バリ島、アッシジなど、各地のインスぺレーションを得た告白。
鳥羽和久・著 馬場通友・絵『旅をしても僕はそのまま』(啄木鳥社)


■葉山・Bookshop Kaspar



■名古屋・ON READING

福岡市で現代の寺子屋のような開けた学習塾を運営する著者・鳥羽和久によるエッセイZINE。

レヴィ=ストロースの言葉を引用し、現代のSNS時代における、旅と自己の変容について綴ったテキストから始まり、ジェフリー=バワの建築をきっかけに訪れたスリランカで思索した、ジェントリフィケーションによって失うもの。バリ島の小さなゲストハウスで交わされたオランダ人、韓国人、オーストラリア人たちとの会話。イタリアの町アッシジの教会で聴いた自己の存在証明の話。

『旅とは「見られる」という不気味なものを通して自らが開かれる経験である。』(本文より)

薄い本ではあるが、何度もページをめくり、ゆっくりと咀嚼して考えたいテーマが詰まった1冊。





■大阪(豊中)・blackbird books

旅に出ると思い出すレヴィ=ストロースの言葉。
スリランカ、インドネシア、イタリア、旅先で出会った異国の多様な人々。
交錯する日本の社会と自身の記憶。

鳥羽さんという一個人の旅の記録だが、それは私に旅が記憶から抜け落ちていたもの、つまり世界から消えようとしていたものに直に触れることが出来るということを教えてくれる。
旅に出て何かが変わるわけではない。世界の不完全さ、つまり自身の不完全さに気づき、自らの孤独と向き合うほかない。
タイトルが深く、潔い。

もくじ
残照
バワの残響
レインボーカラー
罪について

鳥羽和久
1976年 福岡県生まれ
唐人町寺子屋+航空高校唐人町+とらきつね 運営


■福岡(糸島)・nodocafe

旅をしてもぼくはそのまま

@torakitsune_books さんから
出来たてホヤホヤのZINE届きました
読んでみてほしいです(k)




『旅をしても僕はそのまま』感想も届き始め、嬉しく思っています。


わからないものの答えを求めるのではなくて、手繰り寄せるその態度というか、そっと触れようとするその行動そのものが、私を真っ当に生きさせてくれているのかもしれない。本当にそうなんだよね。
(ブログ『未来志向でいこう。』より)




『親子の手帖』とともに、よろしくお願いいたします。
いまは時間がありませんが、なんとか今年中に完成させるべく新刊の手直しに勤しんでいるところです。



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by terakoyanet | 2019-08-18 00:17 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

7月30日の雑感

今年の夏期講習は楽しいです。
子どもたちの宿題達成度が高いし、子どもたちの笑顔やさりげない一言に1日で何十回も励まされます。

この時期は実労時間が半日を超えるので、体力的にとてもしんどいです。
しんどいしんどいと思わず心の中でつぶやきながら、でも目の前に子どもたちがいるから頑張れます。

それにしても、中3は夏期講習に入って1週間、すでにかなり進捗しました。
今日、ご家庭にメールをしましたが、一部の生徒はもっと教室開放を活用してほしいと思います。

中1・中2も雰囲気よく進んでいます。
合宿も迫っていて、雰囲気に活気があります。

今日の夜、しんどかった1日の授業が終わり、なんとか持ちこたえたぞとスマホの画面をのぞくと、
翻訳者・作家の村井理子さんが親子の手帖のことをつぶやいてくださっているのを発見。

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村井さん、ありがとうございます!
私、村井さんの本が大好きで、とらきつねでも取り扱わせてもらっているので嬉しいです。
『犬(きみ)がいるから』ぜひ読んでみてください。「考える人」の連載「村井さんちの生活」にも日々じんわりさせてもらっています。

村井さんのおかげさまだと思うのですが、amazonでも2部門ベストセラー1位。出会ってくださった方もありがとうございます。





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by terakoyanet | 2019-07-30 23:51 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

受け身の学習

現在、中2の夏期講習の数学では一次関数を進んでいます。
クラスには、同じようなテストを繰り返しても、得点が取れない子がいます。

その子たちの特徴として言えることは、わからない問題をわからないまま放置しているということ。
その中にはマジメな子もいて、自分では放置していないつもりの子もいます。でも、その子たちはどこかで、この問題をわからせてくれる人がどこかにいると思い、それを待っていて、自分で考えるということを怠っていることに、自分で気づいていません。

彼らは、授業を聞いてもいまいちわからなければ、まずはわかるまで自分で解いてみるしかないということを知りません。数学で得点が取れている子というのは、わからなければ、教科書や問題集を開いて解けるまで練習するという当たり前のことをやっています。

この前ある高校生が、数学は「わかりみ」だった、と言っていたのですが、その子が言うには、数学は自分で解いてみないことにはいつまでもわからない、自分で解いてみてはじめて「わかりみ」が生まれるという単純なことに気づいていなかったというのです。そのことを知らなかったので、わからなければわからないまま問題を眺めていただけだったそうです。

受け身の学習に慣れきってしまうと、学習というのは最終的には自分の力で解いて理解するしかないという当たり前のことに気づかなくなってしまうのだということは、子どもたちを教える大人たちも常に頭に置いておくべきことなのだと思います。


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by terakoyanet | 2019-07-26 10:49 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

夏期講習始まる。

夏期講習が始まりました。
中学生全学年全科目をほぼひとりで指導しているので忙殺という言葉がふさわしく
たくさんの質問等にお応えするのが遅くなり申し訳ありません。

今年は中3が部活動が終わっていない生徒が多く、いまいちピリっとしていないのが悩みですが、それもあと数日のことだと思っています。

英単語コンクールが今年も行われていますが、中2の昨年との違い(今年はめちゃくちゃよくできている)に成長を感じました。そして中1はやはりすごいです。やらされるのではなく、ちゃんと自分のために勉強するということを知っている子が多い。勉強は苦しいけれど、同時に楽しいことでもあるのを知っているのは幸せですね。


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by terakoyanet | 2019-07-26 08:36 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

6月27日の雑感

現在公開中の映画、WE ARE LITTLE ZOMBIES (ウィーアーリトルゾンビーズ) を見ました。
この映画は福岡出身、2003年生まれの似顔絵師、モンドくん(奥村門土)も出演。
子どもたちの演技、すごく自然で、リアルでよかった。

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私たちはデフォルトで孤独だし、絶望ダッサだし、無理ゲーばかりやらされて頭の中は冷め切ってるよ。

小気味好く大人たちがバカにされてて笑えるし、でも大人含めて悪人はいないし、キズが疼くし、観てる自分も「今」の頭が冴えわたってくるし、最高にメタエモい映画です。



昨日の三者面談で(もう2か月近く毎日のように三者面談をしています)あるお父さんが「学校が終わっても勉強だよ、大人になっても一生勉強だよ」と言っていた。私もそうだと思う。

これまでに得た知見だけで生きようとすると、そのうち人は砦を作り、守りに入るようになる。
そして守るために自分より弱い人(親であれば子どもであることもある)に攻撃をしかけることもある。
自分の狭い了見なんてとうに通じないのに、それを押し通そうとして周りを巻き込む人は、端的に言って迷惑だ。

だから、こういう世の中にマシンガンを撃つような映画を、良識的になりがちな大人は摂取した方がいいと思う。



定期テストの返却が続々と。
今回は平均点が適正な学年が多く、いい結果が出た子はすごくいい顔しています。

中3には頑張ったつもりなのにいまいちだった子も。中3になるとみんな頑張っていて得点が上がるから、どうしても自分の実力の斜め上を見て傷ついている子もいる気がします。周りに巻き込まれないで、自分でマイペースに日々の学習を重ねていくことが、何より大切です。


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by terakoyanet | 2019-06-27 16:40 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

平成の10枚 唐人町寺子屋 その5

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平成の10枚 唐人町寺子屋 その5

ぶれてぼやけてしまっている、写真としては価値のうすい1枚をセレクト。

公立入試の合格発表当日に集まった特進Sクラス生6名。
この年は6人が全員、修猷館高校に合格!

受験が終わっても、合格発表が終わるまでは、気持ちが晴れることはない受験生たち。

ずっと悩んで苦しみ抜いた果てに、そこから解放された子どもたちの最高の笑顔。



将来のためにと、いまを犠牲にすることを強いる在り方は人生を豊かにしない。
その意味では、受験というのはいまを犠牲にするシステムであることは否めない。

しかし一方で、大人から押し付けられる形ではなく、自らの不確かな力をどうにか信じて、己の力を振り絞る形で学問にのめり込んだ子たちというのは、受験を経て、確かな手ごたえを得て、次の歩みを進めることができている。

受験には問題が多いけれど、それは受験の制度自体よりも、社会や学校、家庭が受験に期待するものが、受験を複雑なものにしているからだろう。受験のときというのは、ある意味では、子どもよりもその周囲が試される機会だと言える。
周りの大人の方が不安であたふたし始めることほど、子どもにとって足枷になることはない。






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by terakoyanet | 2019-06-10 12:57 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

平成の10枚 唐人町寺子屋 その4

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公立入試が終わり、合格発表の数日前に城島高原パークに。

何度見ても笑ってしまう写真があるけど、10年も前のこの写真はいまでも見るたびにニヤニヤしてしまう。

みんな、人生を楽しんでいますか?


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by terakoyanet | 2019-05-24 12:59 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

2019年度 特進Sクラス、始動。

今年もGW明けから中3特進Sクラスが始動しました。
一昨日は2度目の授業。
数学の2枚のテストは、1枚は全員が合格、もう1枚は4人中3人が合格という好スタートになりました。

昨年度、修猷館高校に全員が合格を果たした特進Sクラス。
でも、そのことは一旦置いて、今年は今年の生徒の特性を見極めながら、指導をしていきたいと思います。

多すぎる宿題を目の前にして、喜々としている生徒たちがかわいらしいです。



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by terakoyanet | 2019-05-18 09:48 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

平成の10枚 唐人町寺子屋 その3

◇平成の10枚 唐人町寺子屋 その3

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今年寺子屋に入ってきたたくさんの子どもたちが生まれた2007年(平成19年)に本校で開催された「中学生夏休み写真コンクール」の準グランプリ作品。

遠足で訪れた能古島で中学2年生のMくんによって撮影された1枚。

たくさんのしゃぼん玉が浮かぶ向こうで、写真を撮った彼の友人のサッカー部の少年が、宙に浮かぶボールを蹴ろうとする瞬間を捉えた写真。

Mくんと私はずっと同じ場所にいたのに、彼は私たちが見ていた世界と全く別の世界を撮っていて
驚愕しました。

子どもにしか見えない世界があるというのは、ほんとうだと思うのです。





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by terakoyanet | 2019-04-30 02:12 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

平成の10枚 唐人町寺子屋 その1

平成と令和という2つの時代をはさんで、唐人町寺子屋の過去18年間の歩みを振り返る、「平成の10枚」シリーズ、始まります。



◇平成の10枚 唐人町寺子屋 その1 


中学を卒業して、教室を離れた子供たちがひょいと教室に顔を出してくれるのは
とてつもなく嬉しい。
(ただし、時間があるときだったら。ないときはパニクる。)


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会っていないのがたった数か月でも、高校生のまるで存在がめくれてしまったかのような変貌ぶりにはいつも驚かされる。


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変わっていない良さを見つけると、いつまでもいつまでもそのままで、と祈るような気持ちにもなる。

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卒業生が音楽のスターになって教室に遊びに来てくれる場合もある。
お互いの成熟を確かめるように話ができる卒業生というのは頼もしい。

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by terakoyanet | 2019-04-28 13:58 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)