カテゴリ:とらきつね( 91 )

本日は沖縄・宗像堂さんのパンの日。
1年以上ぶりに、雨のパンの日となりそうです。

雨の日だから腰を落ち着けて、宗像堂さんについて少し。


先日、イベントに来たあるお客さんに「なぜ宗像堂を取り扱っているのか」と尋ねられました。私は石川直樹、若松英輔、坂口恭平のイベントに参加した。彼らを呼んだとらきつねが宗像堂を取り扱うのにはやはり何か理由があるのか?と尋ねられました。そのとき、私がお話ししたのは宗像誉支夫さんのことです。


私は宗像誉支夫さんのことを、パン屋というより求道者だと思っています。宗像さんは日々変化する天候や薪の状態、酵母の状態、そういった今日限りの条件を身体で感じながら、パン作りをします。宗像さんは酵母やパンをコントロールしようなんて思っていません。あくまで、おばぁから受け継いだ酵母の力を信頼して、酵母が生き生きとはたらく環境を整えることに力を傾注し、最終的には酵母自体の力に身を委ねるようなパン作りをしています。石窯を5回作り直したり、自ら古代小麦の栽培をしたり、徹底的に自分の身体でパン作りに向き合いながらも、宗像さんは自分の作ったパンの独創を自賛することなく、今日はこういうパンができたという神秘を毎日楽しんでいるんじゃないかなと思います。でも結果的にそれが唯一無二のパンになっているというのは、本当に面白いことだと思うんです。


そんな話(というか紹介)をしたことを覚えています。この紹介が的を得ているかはわかりません。でも、石川直樹、若松英輔、坂口恭平といった人たちをこの店に呼んでいるのと、宗像堂さんのパンを取り扱っているのは無関係ではないと思いますと。でも、無理に関連づける必要はないし、それはお客さんが自然に感じてくれたらそれでいいと思うと。


宗像堂さんのパン。福岡の皆さんがご家庭で食べるときは、リベイクして、ベストの状態で食べていただきたい。その豊かさは、きっと伝わると思います。


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沖縄・宗像堂さんのパン、焼き菓子の販売はいよいよ本日13時からです🥐
先月も全品完売してしまった宗像堂さんのパン。食べれば食べるほど、パンと親密になり、幸せの実感が深まるパンだとしみじみ思います。下の写真は先月から販売開始となった読谷酵母スコーン。スコーンの枠をはみ出した凄まじく粋な味わいで、衝撃を受けました。

・サブリナ
・黒糖シナモンロール
・つぶつぶ麦のフォカッチャ
・黒糖2山食パン
・黒糖メロンパン
・くるみ&カレンズ
・ライ麦入りカンパーニュ
・黒糖カトルカール
・読谷酵母スコーン

以上がラインナップです。お目当てがある方はお早めに。13時より、皆さまをお待ちしています。

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・・・・・・・・・・・・

京都・かみ添さんに坂本龍一さんご訪問。
嘉戸さんの笑顔が素敵。
とらきつねは、九州で数少ないかみ添さんのお取り扱い店です。世界が惚れ込む嘉戸さんの仕事。手に取ってご覧いただければ、その美しさに心を奪われることと思います。

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by terakoyanet | 2019-05-18 06:05 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

沖縄・宗像堂さんとのお付き合いも2年を超えました。

本日は、宗像堂さんのパンの日。
とらきつねは13時にOPEN!(~19時まで)

石窯の薫りが香ばしい酵母パン、そして焼き菓子たちが並びます。

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今回のラインナップ
*読谷麦の酵母スコーン(新作)
*シトラスカトルカール
*黒糖カトルカール
*黒糖メロンパン
*黒糖チーズパン
*バナナ こくるれ
*サブリナ
*黒糖あんぱん
*黒糖山食パン
*読谷カントリーブレッド
*ローズマリーと黒潮源流塩のフォカッチャ
(カトルカールには皆川明 [ミナペルホネン] さんロゴデザインの箱つきもあります。知人や自分へのギフトにどうぞ。)

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お目当てのものがある方はお早めにご来店ください。
食事パンをお求めになりたい方は、読谷カントリーブレッドや、ローズマリーと黒潮源流塩のフォカッチャがオススメ。とらきつねで大人気の黒糖パンも種類豊富にご用意。そして、宗像堂さんの代名詞とも言えるバナナこくるれやサブリナも届きます。今月はどれにしましょうか。


・・・

宗像堂のみかさんからは、毎月、パンを買って下さる福岡の方々にお便りが届きます。

これって温かくて素敵なことだと思っています。

今月はこちら。


沖縄はうりずん(初夏)の季節。4月20日土曜の13時より福岡唐人町の『とらきつね』にて、宗像堂のパンと焼き菓子を販売致します。パンやお菓子をどうぞお手に取って持ってみてください。小さなおやつパンでも、食パンでも、思った以上に手のひらにずっしりと重みを感じる事と思います。
では、今回のラインナップです。

読谷麦の酵母スコーン
海の見える畑で育てた小麦を全粒粉にして、酵母で膨らませてスコーンに。表面はザクっと、中はバターの香り、しっとりとした食感です。(卵バター牛乳使用)

シトラスカトルカール
九州産小麦、高千穂バター、諸見里さんの卵、きび糖だけで仕上げたパウンドに、やんばるアオギリレモンで作った自家製チェッロをしっとりしみ込ませました。爽やかな柑橘の香り。

黒糖カトルカール
上記の上質なパウンドに、黒糖、メイプルシロップ、ほのかに香るエスプレッソで作った濃厚な蜜にとっぷりと浸しました。
今回は両方ともお箱入りです。消費期限が長いので、幸せ気分も長持ち!

黒糖メロンパン
初代メロンパン開発担当のマッキーも宗像堂らしいメロンパンを!と、試行錯誤しましたが、商品化には至らず。。マッキーの接客に感動したことがきっかけで宗像堂に入ったボブが引き継いで、完成させました! (表面部分にバター、卵使用)

黒糖チーズパン

甘いとしょっぱいの二つの魅力が合体!!
小さなお子さんも、もちろん大人も大好きなパンです。

バナナ こくるれ
黒糖生地に、くるみとレーズンとフレッシュなバナナがコロコロと入っています。押しも押されぬ一番人気のパンです。

サブリナ
全粒粉とレーズン入りの生地の表面に、ローズマリーとザラメの意外な組み合わせか楽しい。口に入れた時のジュワッとした美味しさが魅力。

黒糖あんぱん
黒糖生地に粒あんを包みました。小さな巨人です!

黒糖山食パン
この山は制覇したい!ほんのりとした飽きのこない甘さと、酵母の味わい深さまで感じます。

読谷カントリーブレッド
全粒粉入りのシンプルなパン。食事パンにしたい。

ローズマリーと黒潮源流塩のフォカッチャ
こちらもシンプルな食事パン。
熱々に焼いて、オリーブオイルの追いがけもおススメ!

以上、福岡の皆様、今月も沖縄のパンと焼き菓子をお楽しみくださいませ。



本日はとらきつね奥で古本を販売している「うらきつね」もオープンしています。(13-17時)
オープンのたびに次々と本が飛び立っていますが、2000冊の本がありますから、丁寧に探すとびっくりするような本との邂逅があります。お母さま、お父さまにお勧めの、教育・育児に関する本などもございます。お時間が許すようでしたらごゆっくりお過ごしください。



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by terakoyanet | 2019-04-20 07:54 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

毎年3月21日は周年記念日のため、一部の授業を除き、講義のお休みをいただいています。
本日で唐人町寺子屋は18周年、とらきつねは4周年となります。
教室を開いた大学院生時代から、17も歳を取ったのかと思うととても不思議な気持ちになります。

今年はバタバタとしていて恒例の春うららマーケットを開催することができなかったのですが、それでも今日は特別なオープン日として、とらきつねにて皆さんをお待ちしています。

◎本日のオープン時間 15:00~20:00

◎宗像堂さんの焼き菓子販売新作の酵母ブラウニーと、カトルカール2種を限定販売いたします。
(パンの販売はありません。お買い上げの方には宗像堂さん販売の年間スケジュールをお渡しします。)

◎うらきつね プレオープン
こちらでは初めてお伝えしますが、4月13日(土)より、土日限定でとらきつねの奥を古書を中心に取り扱う「うらきつね」としてオープンさせます。(土日の自習室利用はこれまでどおり2Fまたは7Fで可能です。)うらきつねって悪そうな名前ですね。
机に座ってゆっくりくつろいでもらいながら、本を読むことが可能になります。
本日は1日限定のプレオープン。値札さえまったくついていない古書たち。たぶん1,000冊以上はあると思います。
その場でお客さんが棚から持ってきてくださった古書に鳥羽が値をつけるという斬新なスタイルで皆さまをお待ちしています。
参考書・教育書なども少しあります。マンガは名作揃いです。気軽にお立ち寄りください。

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by terakoyanet | 2019-03-21 12:01 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

現在、東京オペラシティで開催中の、これまでの石川直樹の軌跡をたどる大規模個展『この星の光の地図を写す』のカタログにもなっている、まさにベスト・オブ・石川直樹とも言える内容の『この星の光の地図を写す』(リトルモア)、そして、ヒマラヤ遠征の総集編ブック『THE HIMALAYAS』(TOO MUCH MAGAZINE)、さらに、ヒマラヤシリーズの最新作『Ama Dablam』(SLANT)

先ごろ、これら3冊を刊行したばかりの石川直樹さんのトークイベントを、2部構成で開催いたします!


↘石川直樹さんの見惚れてしまうウェブサイト




◇石川直樹 20年の旅 ~新刊3冊刊行記念トーク 福岡~

日時 3月14日(木) 開場19:00 開演19:30
場所 とらきつね 福岡市中央区唐人町1-1-1
料金 一般3,400円 (1・2部共通) 学生1,800円(1・2部共通)

*チケットはリンク先のとらきつねBASE、または店頭にてお求めください。
https://torakitsune8.thebase.in/items/17246989
*チケットレスのため、チケットの送付は行いません。メールにて予約番号を発行いたしますので、番号をお控えの上、会場にお越しください。
*学生の方は、当日、学生証をご提示ください。
*キャンセル不可です。




★第1部 ヒマラヤ&シベリア 遠征報告 19:30~20:30

ネパール語で「母の首飾り」という意味をもつ美しい山アマダブラム。昨年の秋、ヒマラヤでも特に急峻で高度な登山技術が求められるこの山に「自分のすべてを出し切って」登った、石川さんの遠征の話を撮影した写真とともに。そして、今年、2度目の遠征となった「知床にやってくる流氷のはじまりを探す旅」のシベリアの話も。


★第2部 石川直樹 20年の旅(聞き手:鳥羽和久) 20:40~21:40

東京・初台オペラシティで開催中の大規模個展『この星の光の地図を写す』の展示風景を投影しながら、石川さんの過去20年の旅を振り返ります。世界中を巡る旅について、写真について、文章について、そしてそれらの相関について、深く掘り下げる話ができればと思います。


*第2部終了後に、石川直樹さんのサイン会が開催されます!
*当日は3種類の新刊の販売も行われますので、楽しみにご参加ください。

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トーク当日は、東京オペラシティの展示を振り返りながら、石川直樹さんの20年の歩みを辿ります。
とは言っても、石川さんは、自分の実績語りをする人ではないから、彼が本当に面白いと思っていること、大切にしていることについてのお話しになると思います。

東京オペラシティの展示のようすをうかがい知ることができるとともに、石川さんの写真に対する考え方が垣間見える記事です。





◇石川直樹プロフィール

1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最新刊に、エッセイ『極北へ』(毎日新聞出版)、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの6冊目となる『AmaDablam』(SLANT)、初台オペラシティにて開催されている個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する『日本列島』プロジェクト(SUPER LABO×BEAMS)も進行中。
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私は石川さんのことを写真を撮る思想家だと思っていて、彼は自らの血肉になっている話しかしないので、本当に面白いです。石川さんをお呼びするのも3回目なので、いろいろとクダけた話しも聞き出せるかもしれません。





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by terakoyanet | 2019-02-20 21:06 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

とらきつね一般書ランキング(12/1-1/14) ※参考書・洋書の売上は除く

(初)1 PLANETS vol.10 宇野常寛編 PLANETS
(9)2 フェルメール 植本一子 ナナロク社
(再)3 降伏の記録 植本一子 河出書房新社
(初)4 ダルちゃん1・2 はるな檸檬 小学館
(1)5 親子の手帖 鳥羽和久 鳥影社
(初)6 母性のディストピア 宇野常寛 集英社
(初)7 かなわない 植本一子 タバブックス
(初)8 ことばの生まれる景色 辻山良雄/nakaban ナナロク社
(初)9 他人の始まり 因果の終わり ECD 河出書房新社
(初)10 cook 坂口恭平 晶文社


今月は、当店でイベントが行われた植本一子さん、宇野常寛さんの書籍が上位に並んでいますが、はるな檸檬さんの『ダルちゃん』や、先日ご紹介したばかりの辻山良雄さん&nakabanさんの『ことばの生まれる景色』、坂口恭平さんの『cook』など、皆さんに手にしてもらいたい新刊も続々ランクインしています。また今年も、細々と良いと思った本をご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

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14日には、宇野常寛さんのゼミ、「遅いインターネット計画」がとらきつねで開催されました。

落合陽一さんらといっしょに雑誌や本を出しながら、日本の言論のど真ん中で戦っている人の話は、本当に刺激的で面白かったです。

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宇野さんが、参加者一人ひとりの質問に対し、懇切に答えていたのがとても印象的でした。

積極的に発言してくださった方々、発言はしなかったけど真剣にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
豊かな学びのある、濃厚な時間になりましたね。



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by terakoyanet | 2019-01-16 03:26 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

宇野常寛さん、福岡・とらきつねでゼミを開催!
大人はもちろん、大学生、高校生などの学生にもぜひ来てほしいイベントです。
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PLANETS vol.10 刊行記念
宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画(福岡開催)

家入一真猪子寿之落合陽一乙武洋匡押井守片渕須直前田裕二箕輪厚介村本大輔らが参加した、いま日本で一番熱い総合批評誌、「PLANETS vol.10」の編集長、批評家の宇野常寛さんによる、九州初のゼミが、福岡・とらきつねにて開催されます。

ツイッターをはじめとするインターネットが「速すぎる」ことが、私たちが目にする情報の質を劣化させ、どうしようもない状況を生み出しているという問題意識から、「遅いインターネット計画」を始動した宇野常寛さんに、昨今のインターネットを取り巻く問題から、平成後のこれからのコミュニティの在り方について、たっぷりお話しを伺います。宇野さんの語りを聞いたことがある人はわかると思いますが、宇野さんのお話し中は、聞いている方もドーパミン出まくりの時間になりますから、刺激的な時間になることを了承の上、ご参加ください。


相互対話型のイベントがいいなと思っています。ですから、ゼミの後半40分ほどは、質疑&対話の時間とさせていただきますので、参加者の方はぜひ積極的にご質問、ご意見などを聞かせてください。(もちろん、宇野さんの話をひたすら聞きたいという方のご参加も歓迎です。全員に発言してもらうことは、時間的にも難しいですから。)

当日は、PLANETS10をはじめ、PLANETS刊行の本も販売いたします。また、ゼミの後には、宇野さんのサイン会も行います。



◇日時
2019年1月14日(月・祝) 午後2時~4時(2時間程度)


◇料金とチケット
4,000円 [学生2,000円]

(定員30名程度)
①とらきつねBASEにて購入(チケットレス・予約番号発行)
https://torakitsune8.thebase.in/items/15293446
②とらきつね店頭にて購入(チケットレス・予約番号発行)
※キャンセル不可(返金できませんのでご注意ください)


◇当日のスケジュール(おおよその目安になります)
13:00 とらきつねOPEN
13:30 開場
14:00 宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画 前半部開始
15:00 休憩
15:10 宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画 後半部開始
15:30 質疑と対話(参加者の方々と)
16:10 ゼミ終了 サイン会


◇宇野常寛プロフィール
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』(河出書房新社)など多數。企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)など。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師、立教大学社会学部兼任講師も務める。dTVチャンネル「NewsX」火曜日担当


Planets vol.10は、いろいろなところでご購入いただけるのですが、ぜひ、以下のPLANETSの公式直販でお求めください。
12月27日までの購入の場合、【特典冊子】宇野常寛インタビュー「『遊び』と『生活』から革命は始まる――『遅いインターネット』計画は何を目指すのか」が付くそうです。


宇野常寛さんのオンラインサロン、PLANETS CLUBはこちら↓
今年、大きな話題をさらった落合陽一さんの『デジタルネーチャー』や、いま大きな話題になっている12月発売の福嶋亮大さんの『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』もPLANETS刊行です。

【対談】落合陽一×宇野常寛 〈計算機自然〉はプラットフォームへの隷属を乗り越えうるか『デジタルネイチャー』刊行に寄せて


この対談、ムズいと思われた方、↓はずっととっつきやすいです。


そして、PLANETSチャンネル<木曜解放区>は、宇野さんが、「僕に興味をもった人はまずこの番組を見てください。」と呼びかけているコンテンツ。こちらも軽口から本質的な話まで、気軽に、でもじっくりと深く楽しめます。





さらに、私が最近、宇野さんめっちゃすごい(そして、宇野さん好きだ!)と思ったのは、NHKの100分de名著スペシャル「石ノ森章太郎」に出演したときの宇野さん。こちらのリンクはいつまで生きているかわかりませんが。見ごたえのある100分de名著の中でも、まさに神回で、宇野さんも、他の出演者も熱すぎる。


宇野さんは、歯に衣着せぬ語り口はとても痛快で、リアリストのようで底に愛があるから、思考の深い部分で共感することができます。

ゼミでは、宇野さんと直接に強度のある話ができればと思います。
チケット完売必至の様相を見せていますので、チケットの購入↓はお早めに。






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by terakoyanet | 2018-12-20 15:39 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

◇とらきつね一般書ランキング(11/1-30)
*参考書・洋書の売上は除く

(3)1 親子の手帖 鳥羽和久 鳥影社
(2)2 音楽のまわり 寺尾紗穂編
(初)3 マンゴーと手榴弾 生活史の理論 岸政彦 勁草書房
(1)4 彗星の孤独 寺尾紗穂 スタンド・ブックス
(初)5 つなみ M&J.Chitrakar 三輪舎
(初)6 世界のはじまり B.Shyam, G.Wolf タムラ堂 
(初)7 ここは、おしまいの地 こだま 太田出版
(初)8 夏がとまらない 藤岡拓太郎 ナナロク社/ブルーシープ
(7)9 フェルメール 植本一子 ナナロク社
(初)10 みな、やっとの思いで坂をのぼるー水俣病患者相談のいま ころから 永野三智

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今月のとらきつねでは、インド・チェンナイの出版社、タラブックスのフェアが行われたこともあり、『つなみ』『世界のはじまり』といった、タラブックスさんのハンドメイド本の日本語版がランクインしています。

9位にランクインしている写真家の植本一子さん。
12月16日(日)にとらきつねにてトークイベントが開催されます。


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by terakoyanet | 2018-12-01 03:05 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

子どもを産まない選択を「勝手なこと」と言った政治家がいるらしい。彼は、みんなが子どもをたくさん産めば国が富む、子どもを産まない勝手な人がいるから国が富まないと考えているらしいが、日々のささやかな思いを大切に生きている「国民一人一人」のことを想像さえしようとしない、こういった政治家が頭に思い浮かべる「国」の正体とはいったい何なのか?

彼らは「国民」という言葉を、「国民一人一人」という使い方ではなく、「なんとなく全体がそう思っている感じ」くらいに設定してくる。(武田砂鉄『日本の気配』)

武田砂鉄さんの新刊『日本の気配』は、現代の政治がとても不穏で危険なものであることを明らかにするとともに、それが私たち自身が持つ危うさでもあることを告発します。現代を知るためのルポであると同時に、この社会は生きにくいと感じている人にとっては、その生きにくさの正体を明らかにしてくれる格好の解説書でもあります。
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新潮8月号を入荷しました。四方田犬彦さんの初の本格小説『鳥を放つ』が掲載されている8月号ですが、寺尾紗穂さんの手記「二つの彗星ー父・寺尾次郎の死に寄せて」を読むことができます。

「うちはみんなバラバラ」と思って生きてきた寺尾紗穂さんが、「最愛の」と呼ぶことができなかった父のことを語る文章。父に「さすって」と言われたときの彼女の心の震えの痛さが、ずっと心に残っています。

やたら涙もろいとか
果てなくさまよい続けるとか
君と僕とは似ているよ
「ねえ、彗星」寺尾紗穂 アルバム『御身』より


物心つく前は、誰しもが私という彗星の軌道の上を、私を中心に、親も家族も、いっしょに回っているんだ、きっとそんなイメージを持っているかもしれない。

でも、あるときに気づくのです。私と親、私と家族はそれぞれが別々に孤独な軌道を回っていて、私の周りには無限の孤独が広がっているということを。

手を差し伸べても届くことのない、もう一つの彗星。決して交わることのないように思われる、「最愛の」彗星。

でも、私が遠くに見ているあの彗星も、無限の孤独に耐えながら、君と僕とは似ているよ、私の方を見ながら、そんなことをぼんやりと考えているかもしれない。

そう思うと、あなたの彗星のしっぽの先に乗って、同じ宇宙の空を切って飛んでいる私を想像することができる。私の孤独は、孤独そのものとして、あなたの孤独と交わることができる、その可能性に気づかされ、涙が出る。

寺尾さんの文章を読んで、そんなことを考えた朝でした。


寺尾紗穂さんの手記「二つの彗星ー父・寺尾次郎の死に寄せて」は、10月発売の寺尾紗穂さんの新刊『彗星の孤独』(スタンド・ブックス)に収録されています。
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伊藤比呂美『切腹考』(文藝春秋)
いかにも著者らしいタイトルと鮮血を想起させる赤い文字に、装丁を見たとたんに目眩がした。

やや隠喩的になるが、伊藤比呂美という詩人は、目の前の人が腹を切り、鮮血を出すそのさまを、酷薄に、そして克明に、記す仕事をしてきたのだろう。その彼女が鷗外に惹かれる必然が、ここには確かに描かれていて、その必然は人生に或る暗さと妖しさと艶めかしさ、そして屹立した真面目な美しさを与える類のものだ。

伊藤比呂美はこれほどに生と死の狭間にあるエロスを描きながら、「生きる死ぬるの、実体など、ほんとはどこにもなかった」そう言い切る。そこに彼女の鋭い知性を感じる。私が彼女を信じられると思える理由もそこにある。

「阿部一族」に描かれる死生観から、夫との死別、熊本地震まで、話題は多岐に渡る。生きる死ぬるについての話は、彼女のような人とこそ語り合いたい。そう思った一冊。

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シンガーであり作家でもある寺尾紗穂さんが、音楽をやっている知人たちに声をかけて、音楽ではない何かについての文章が一冊に集まってできた「音楽のまわり」。

瑞々しい木漏れ日のような、折坂悠太くん、マヒトゥザピーポーの文章、縁側で座って聞いたらふふふと笑いながら聞けて楽しそうな伊賀航さんやユザーン、寺尾さんの話。どれもこれも良いのですが、少々理屈っぽいわたしは、エマーソン北村さんの「寝る前に読む進化論」がツボでした。科学も歴史も弁証法も、ほんとうは愛に満ちているんじゃないかな、そんなことを信じさせてくれる、美しい短編です。

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美しい小さな詩集が刊行されます。
『バウムクーヘン』詩 谷川俊太郎・挿画 ディック ブルーナ

すべての詩が かなで書かれたこの詩集。
谷川さんはこの詩集のことを「私の中に今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です」と話しています。

かなの言葉の連なりが 私たちに小さな声で語りかけるの
人生の楽しみ 不可思議 驚き 慄き そして 愛の言葉

みえるのははるかに
どこまでもおわらないみちだけ
しらないあいだにぼくのからだに
だれもしらないうたがうまれて
こころがだまってうたっている
*2章「みち」より

きらいのなかに
すきがまざってることがある
そのすきはうそじゃない
*3章「すききらい」より


自分の心を掘ったあのときに
きっと確かに浮かんだ言葉が 
この小さな詩集の中に散りばめられていて
うれしいような 少しくやしいような
そんな いつまでも大切にしたい 詩集です


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本を手に持ったとたんにびんびんと伝わってきた。この本は、本を心底愛している人たちによって作られている本だということが。

何て、本らしい本。凛と角ばっていて、ページをめくりやすくって、言葉のひとつひとつがしっかり目に飛び込んでくる。

私はいまこの本を読み始めてわずか45分。本のはじめから120ページ、編集者の島田潤一郎さん、装丁家の矢萩多聞さん、校正者の牟田都子さんの3人の文章を読んですぐにパソコンの前に座って文章を書き始めたところだ。(つまりまだ全体の半分も読み終わっていない。だから、まだ読み終わっていない人が書いているという留保つきで、この文章を読んでください。いっしょに「読み始め」の感覚を味わってもらえたら。)

本というのは読んでいると途中で弛緩することがあるのだけど、この本はちょっと違う。本を愛している人たちが意図せぬうちに絶妙なチームワークを生み出し、言葉のリレーを繰り広げる。まるで、運動会のリレーのように、走者たちがバトンを渡すたびに見る者の高揚感は高まる。この本は、まさにそんな感じだ。(その高揚感をそのままに、4人目にバトンを渡そうとする所作だけ最後に確認して、もう文章を書き始めてしまった。)

島田さんがこの本の冒頭に言葉を綴ったのは、きっとこの本にとっての幸運だ。島田さんの言葉の中に、ひとつの「全体」の話があった。これは、私が思うに本が持つ最も根源的な力だ。こんな話から始まるこの本はすごいと思った。そしてこの本もそのままで、ひとつの「全体」を体現するものになっているんじゃないか、そんなことを考えた。
島田さんの言葉でもうひとつ印象に残ったのは、「具体的な読者のために仕事をしたい」という話。私自身、何か文を書いているときに、一般とか大衆とかいう言葉がピンとこない。具体的な読者しか、逆に想定できない。だから島田さんの言葉に勇気をもらった。具体的な読者、目の前のあなたに向けて書いていることが、どこかで見知らぬ誰かとも、少しだけ交わることを信じたいと思う。

矢萩多聞さんの中1で学校をやめてインドから日本の友だちに何百通も手紙を送ったという「ビョーキな趣味」の話を読んでいると、子どものころに私も何かを人に伝えたいという強いビョーキの衝動を持っていた時代があったことに気づかされた。小学校時代は毎日新聞を書いて、初めは壁新聞として貼りだしていたけど、それでは物足りなくなって、新聞を毎日学校の印刷室で刷ってクラスのみんなに配るようになった。(よく先生が認めてくれたものだと思う。)中学では毎週寝不足になりながら原稿を書いて、給食時間に図書館アワーという全校放送を1年間続けた。1年間続けた最後の日、給食の終わりかけの時間に教室に戻ってきた私に対し、担任の村石先生が、一年間、こんなに内容のある素晴らしい放送を続けられるものではない、みんな拍手を!とクラスのみんなに拍手を求めてくれたことは忘れない。どこかで自分の趣味でやっているだけ、という引け目のような気持ちが巣くっていたから、先生が認めてくれたことで、どれだけ救われたか。そんな少年時代のことを思い出した。
矢萩さんの言葉で印象に残ったのは、この章のタイトルにもなっている「女神はあなたを見ている」。この言葉は、きっとこの本がこの世に生まれた意味そのものを示しているので、ここで説明してしまっては余りにもったいない。物事を大切にいとおしむことを知っている矢萩さんの文を通して、この本を読む人に、この言葉を味わってほしいと思います。

そして3人目のバトンは校正者の牟田都子さん。「ものを知っている」というよりも「調べ方を(人よりも多少)知っている」という校正の仕事の本質の話、しかしその校正という行為自体は「読む」というよりも「耳をすます」ことであるという話。私も昨年初めて本をつくって、校正の方と、そして自分が書いた得体の知れぬ言葉と、格闘し、会話をした。そうか、校正というのは、こんなにあったかくて、真剣な仕事なんだと、そこには確かに血の通った会話があったと、牟田さんの言葉を読んで、改めて深く噛みしめた。私は本を書きたいとか、本を出したいとかそんなことではなくて、究極にはこういう会話がしたいだけなんだ、そのことが、次の本のことについて考えているこのタイミングで確認できてよかったと思う。

普段、感傷的すぎることは恥かしいと思い、自分のことについては極力書かないようにしているのですが、この本は、あまりに自分に寄せて読むことができる本なので、前半を読んだだけですが、つい長文を書いてしまいました。


『本を贈る』三輪舎
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植本一子『フェルメール』(ナナロク社 Blue Sheep )

写真家・植本一子がフェルメールの全作品を巡る旅をそのまま収録した本。

美術書なのに完全取り下ろしの写真集でもあり、植本一子の心のふるえに感応する文学でもあるこの本は、美しい装丁と印刷に思わず見惚れます。

・・・

LINEで一子さんから「鳥羽さん、フェルメールどうだった?!」とメッセージ来たから、彼女にはマジメに次のメッセージを送りました。


フェルメールを読んでいて、なぜ草刈さんと村井さんが植本さんにお願いしたのか
少しわかった気がしました

ふつうの美術書だと、絵と絵にまつわる物語が固着していて動きがない

でも植本さんのフェルメールはまさにその瞬間の動き(目の動き、心の動き、つまり私と絵の間)が封じ込められていて、それは写真家だからできた仕事だと思います

絵を見る目線がそのまま撮られた写真が印象的でした 絵を見るという行為について考えさせられました

デジタルかフィルムかという葛藤が そのまま 偶発性のようなものを恐れながらもでもそれが全てなんだという
うえもとさんのもがきと覚悟をあらわしていて おもしろかった です

フェルメールの絵自体を掘り下げて フェルメールの深層・真相 を掴みたい人には期待はずれの本だと思います
でも絵自体の真実なんてないでしょう 自分が変化したら絵も変化するんだから と思っている人間には 興味深い本でした

というのがまじめな感想です

文で感想を伝えると、便秘のようにかたくなってしまうので、また会ったときに!

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あなたは私をそれでも肯定できますか? 瞬間瞬間で変わってゆく私を。そう問いかけられる、試されている、そんな映画だった。

そして映画に時間を使ったせいで、いま徹夜で仕事をしている。映画の最後のシーンの残像が見える。きたないはきれい。

『ユリイカ』9月号は濱口竜介監督特集。

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『沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち』
平成という時代が終わるこの時期に、見て見ないふりをされてきた歴史をしっかりと見つめてみたいのです。
昨年発売された『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』と共に、刮目に値する書。
沖縄の問題、女性の問題は、いつだって己の問題です。
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『異なり記念日』(医学書院)
ろう者であり写真家である齋藤陽道さんの新刊。これは人の「異なり」という「多様性を認める」本というより、「異なり」をめぐる軋轢や奇妙さを、ときに甘くてすてきな、ときににがくて苦しい思い出のままに、大切にいとおしむ本だ。

「異なり」を喜ぶのは決してきれい事じゃない。
生きている私たちが、死という究極の「異なり」を見据えながら、「異なり」の思考を逞しくしていくこの営みの中に、深い喜びがあるんだ、そのことを教えてくれる優しくて力強い本。
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水俣市の中心部から車で15分程離れた丘の上にある、水俣病センター相思社の永野三智さん著『みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま』特装版 を入荷しました。
特装版の表紙カバーは、水俣の創作ユニットHUNKAによって限定制作された、手刷りシルクスクリーンによるもの。表紙を見ただけで一目惚れ。あ、これは大切な思いで作られた一冊だとわかります。

相思社さんは、水俣病の最初の発生地といわれる集落のすぐそばで、「悶え加勢すればよかとです」という石牟礼道子さんの言葉を胸に、今日も認定、非認定にかかわらず、水俣病患者の方たちと向き合っています。
永野さんは1980年代生まれの若い世代。水俣出身の人間がいまの時代に水俣病と関わること、患者たちと向き合うこと、それは到底きれいごとでは済まない人間臭い現実があり、水俣病というのは彼岸にある過去の他人事ではなく、たったいまの私たちのことだった、そのことに気づかされる本。永野さんはこの本には何の解決も希望もないです、と語っていました。
それを聞いたとき私は、でも、だからこそ、そこから始まっているからこそ、この本に描かれる「ありのまま」が、相思社に関わる人たち、この本を読む人たちの心の灯火となる、それを信じる力に繋がるのだと思いました
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タラブックスのコアなファンたちから特に人気のある"I Saw a Peacock With a Fiery Tail"は『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)でもその魅力が紹介されています。青いハードカバーのデザインのすばらしさに心を射抜かれる方もいるでしょう。

17世紀のイングランドのおとぎ話に基づいたトリック・ポエムの構造が、この絵本の特別な仕掛けによって明らかになるのは鳥肌ものです。(最初の言葉は無意味であるかのようにたたずんでいるのですが、各行の途中で中断を与え、その断片的な文節の意味を辿っていくと、自ずとその意味が解明し始めるのです。)

作画は"The Night Life of Trees"(夜の木)のRamsingh Urveti。トライバルアートの新たな魅力に出会える1冊。タラブックスはシルクスクリーン絵本だけじゃない、その大胆なアレンジ性とデザインにこそ魅力がある、それを感じることができる1冊です。

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シルクスクリーンで鮮やかに刷られた絵巻物。今年の9月に日本語版が出たばかりのタラブックスの「つなみ」。 2004 年に発生したあのインド洋大津波のことを描いたものですから、題材は深刻で悲しい現実でありながら、しかし、この絵とうたには胸が張り裂けそうになるくらい、めいいっぱいの愛と喜びと希望が溢れている。

目に焼き付いて離れない鮮やかなシルクスクリーンのインクの色が、やさしく力強く、魂のうたを私たちに届けてくれるのです。そうやって、苦しくて悲しい現実も、喜びや希望も、私たちに確かに繋がっている、この蛇腹式の本を1枚 1 枚にめくりながら、その感触を確かめながら、そのことをひしひしと感じるのです。

一家に一冊この本があれば、大切なお守りになってくれるんじゃないかな、思わずそんなことを考えてしまうくらい、パワーを感じる特別な一冊です。

日本語版のレイアウトは矢萩多聞さん。
タラブックスを日本に紹介した立役者のひとりである矢萩多聞さんの ambooks のHP( tamon.in/s001/ )には「ポトゥア、東野健一さんのこと」という文章が載っていて、矢萩さんがどんな思いでこの本の日本語デザインを担当したかが熱く深く書かれていて圧倒されます。ぜひ読んで、そしてこの本を手にしていただきたいと思うのです。
くどいですが、本当に見事に素晴らしい本、絵巻物です。

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by terakoyanet | 2018-11-03 03:51 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

とらきつねの本棚

当校の1Fとらきつねには、参考書以外にもいろいろな本が並んでいます。


とは言っても、狭い店内ですから、置ける本は限られています。だから、とらきつねにある詩歌集たちは、1冊1冊になんらかの思い入れがある、深い出合いを経たものばかりです。冊数の少ない本屋は不便ですが、そのぶんぎゅっと絞ったものを伝えられたらと思います。

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高校生には最果タヒさん読んでほしいなあ。
木下龍也さん、岩崎航さん、谷川俊太郎さんの詩集は、特にナナロク社から刊行された本を置いています。ナナロク社の本は、中身はもちろんのこと、装丁が本当に素晴らしい!
わたくし事ですが、ナナロク社さんからお声掛けいただき、次に出す本についてお話しを進めているところです。ナナロク社の村井さん、川口さんは私と同じ1976年生まれ(ナナロク!)で、いっしょに仕事ができるのが楽しみです。


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評論のコーナーに並ぶのは、学習塾らしく、大学入試に出る定番の評論から、現代日本の現実をえぐるルポまで。考えることをサボるなよ、諦めるなよと叱咤されるような棚。もちろん学生たちにも読んでほしいのですが、大人こそ読むべき棚だとも思います。

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そして、家族の本、親子の本、子どもと本の棚。
親のこと、子どものことで、ふと立ち止まらざるをえなくなったときには、とらきつねの本棚を覗きに来てください。


とらきつねでは、ベストセラーも出現しています。
最近のベストセラーは、シンガーでありエッセイストとしても活躍する寺尾紗穂さんの最新エッセイ集『彗星の孤独』。
発売からまだ6日ですが、すでに当店だけで20部ほど売り上げています。寺尾さんは、7月に私が企画した今村教会(福岡県三井郡大刀洗町)のライブに来てもらったり、9月には東京・下北沢の本屋B&Bで、いっしょにトークに登壇したりと、たくさんの縁をいただいていて、寺尾さんのたくさんのファンの方たちに、とらきつねのことを知ってもらっています。こちらの新刊、寺尾さんが書いてきた文章が幅広く収められていて、必読です。とらきつねで購入すると、特典もついています。
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現在のとらきつねの営業時間は以下の通りです

火17:00~20:00
木17:00~20:00
金17:00~20:00
土13:00~20:00
日12:00~19:00

文具やお菓子もあります。
寺子屋のカード(テラカ)のご提示で一部商品については割引もあります。
お気軽にご利用ください。



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by terakoyanet | 2018-10-23 13:46 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

とらきつね一般書ランキング(8/27-9/30)*参考書の売上は除いています

(1)1 音楽のまわり 寺尾紗穂編
(2)2 親子の手帖 鳥羽和久 鳥影社
(3)3 アルテリ六号 (石牟礼道子追悼号)
(初)4 ユリイカ2018年9月号(濱口竜介特集)
(初)5 フェルメール 植本一子 ナナロク社
(再)6 「ユマニチュード」という革命 イヴ・ジネスト他 誠文堂新光社
(初)7 極北へ 石川直樹 毎日新聞出版
(初)8 本を贈る 若松英輔他 三輪舎
(再)9 猫はしっぽでしゃべる 田尻久子 ナナロク社
(初)10 定本 育児の百科(全)松田道雄 岩波文庫

1位の寺尾紗穂さん編『音楽のまわり』は再々入荷をしましたが、もう残りが少なくなっています。2位の『親子の手帖』は発売から半年間ずっと上位をキープ。ありがとうございます。

これまででもっとも多くの方に本を買っていただいたこの1ヶ月。5位初登場の『フェルメール』、8位初登場の『本を贈る』をはじめ、名著が続々と刊行されました。昨日トークイベントが行われた、石川直樹さん、津田直さんの関連本や写真集もたくさんお買い求めいただきました。

現在は「植本一子とナナロク社フェア」開催中。ナナロク社の本づくりのこだわりに、ぜひ仰け反っていただきたいと思います。そして、10月中旬からは「タラブックス フェア」が始まりますので、こちらもお楽しみに!


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by terakoyanet | 2018-10-01 13:58 | とらきつね | Trackback | Comments(0)