カテゴリ:好きな場所( 400 )

福岡を旅する

GO TOなんちゃらは今後どういう展開になるかやや不透明な状況ですが、これを機に福岡の人たちは県内も見どころが多いということを改めて発見するといいと思います。

福岡は、北九州が工業地域、福岡が商業地区、筑豊が旧炭鉱地、筑後が米と小麦の穀倉地帯とそれぞれ色があるし、北九州だけ見ても、折尾、黒崎、八幡、小倉、若松、戸畑、門司ではそれぞれ町の特色が異なります。海も日本海(玄界灘)と瀬戸内海(周防灘)と有明海があってその沿岸地域は気候や風土が随分異なっています。私たちは地元福岡のことさえ全然知らない。

個人的おすすめは、今村教会(写真)、岩屋神社、観世音寺収蔵庫、求菩提山、立石山、平尾台、旦過市場、耳納スカイライン、宗像大社高宮祭場、ハ女中央大茶園展望所(写真)など。門司港、太宰府、二日市温泉などの定番も。

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今村カトリック教会(今村天主堂) 三井郡大刀洗町


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求菩提山岩洞窟 豊前市



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立石山山頂からの景色 糸島市



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旦過市場 北九州市小倉北区



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高宮祭場に続く道 宗像市



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ハ女中央大茶園展望所 八女市




以上は車がないとアクセスしづらい場所が多いですが、車がない人も県内旅行を楽しむ方法はいくらでもあって、例えばうきは市を旅したい人は、JRで筑後吉井駅まで行くか、西鉄電車で久留米まで行き、そこで西鉄バスに乗り換えて(個人的には前者がおすすめ/ゆふいんの森号で行くと楽しいけどいまは水害の影響で運休中)吉井町まで行けばいいです。

JR筑後吉井駅→高橋神社でかっぱに会う→MINOU BOOKS & CAFE→生活購買店reed→四月の魚→うどん井戸→観光会館土蔵で自転車を借りて原鶴温泉へGO!→日帰り湯に浸かる(個人的には佐藤荘によく行きます)→吉井に戻る/蛭子町珈琲店→杉工場→珍敷塚古墳(見学日程は限られる/要予約)→jingoro→巨峰狩り(夏季限定)→鷹取の湯→自転車を返却→cafe&bar溜

マックスで詰め込めば以上のようなスケジュールも可能で、レンタサイクルを使えばリーズナブルにうろちょろできます。(車がある人は、たねの隣りとかシェ・サガラ、イビサスモークレストラン、耳納スカイラインのハングライダー発信基地など近隣に立ち寄れるところが他にもありますが。)
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吉井町の町並み



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MINOU BOOKS & CAFE (2016)



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佐藤荘



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原鶴温泉泰泉閣から見た耳納連山



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杉工場


身近なところにも旅の種はいくらでもあって、飽きることはありません。
今回の危機が、福岡を発見、発掘する機会になればいいですね。



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by terakoyanet | 2020-07-16 10:46 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

クイラパン修道院

メキシコの世界遺産都市オアハカ(私がこれまで行った町の中で特に好きな場所のひとつです)から10㎞程離れた場所にある16世紀初めに建てられたクイラパン修道院跡(Cuilapan De Guerrero)。この周囲の集落は紀元前1500年~という古い歴史を持っており、いまは1万人ほどの人たちが住んでいます。

堂々とした気持ちのいい建物でした。
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by terakoyanet | 2020-05-03 17:26 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

尾道の朝の風景

早朝の尾道に行く機会がありました。
尾道は言わずと知れた北前船の寄港地として発展した港町。

町の風景は大きく変化したとは言え、坂の多い路地、国宝・重文の文化財が立ち並ぶ寺社、尾道水道と対岸の因島と、ほんとうに見どころの多い美しい町並みで、一度ここに住んでみたいと思える場所です。

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東京物語(小津安二郎)を見た後の尾道は、20年前に見た尾道とは一味もふた味も違って見えて愛おしく思えました。


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ちゃんと写真を撮っていませんが、本と音楽の店「紙片」、これほどの独創を感じる店はなかなか出会えません。
置いてある本も、そしてデザインも、ほんとうに素晴らしかった。

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あ、たぷの里だ。

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by terakoyanet | 2020-01-14 13:09 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

八丈富士の絶景

年末年始は時期的に宿泊費が高騰する温泉旅館に払うお金の惜しさもあって、お金があまり掛からない島で過ごすことが多いのですが(2018奄美大島、2017屋久島、2016西表島/石垣島、2015台湾島)今年は伊豆諸島の八丈島で過ごしました。

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登龍峠展望台から見た八丈富士
左奥に八丈小島

八丈島は2つの火山島がくっついた双子島で2つの火山の間の低地に島民の多くが住んでいます。
たくさんいろいろな場所を訪れましたが、今日は、元旦に登った八丈富士の絶景を。

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八丈富士の7合目あたりを1周する鉢巻道路から見た八丈小島
この島、1960年代まで有人島だったんです。


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登山口から1200余段を上っていきますが、山慣れしている人にとってはさほど苦難の道ではありません。
むしろ、こんなに楽してこんなに美しいなんて…と惚れ惚れする景観が楽しめます。
山頂のお鉢廻りは風が強いときはかなり怖いのでご注意ください。
羽田から50分の八丈島。食べ物もハイクオリティで、集落ごとに特色があって、とても面白い島でした。


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by terakoyanet | 2020-01-03 00:32 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

2019年に行ったところ

この3、4年、年末年始は離島で過ごしていています。
今年の正月は奄美大島。
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ホテルの前がこの美しい海。
でも、発熱(39℃以上)して年明けからもがき苦しんで大変でした。



今年も熊本には5度も訪問しています。
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熊本市の江津湖、行かれたことありますか?
とても好きな場所です。


3月の春休みには阿蘇に。
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ちょうど野焼きが行われていました。至近距離で見たのは初めて。
そして別府にも。
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今年の桜は別府で見ました。別府では本の原稿を書くための合宿を行いました。



そして、東京に行くときに飛行機から見えた、富士山と三保松原。
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5月には中国へ。目的地は、北京、そして雲南省(麗江)。
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5月は東京でネバヤン(never young beach)のライブも。
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東京帰りの富士山。
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今年は佐賀の魅力を再発見した年でもありました。
佐賀の合宿素晴らしかったです。佐賀市に住みたい、と本気で思ったほど。
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韓国は数えきれないほど行ったことがありますが、光州は初。この場所で、いろんなことを考えました。
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ソウルでは、カフェ巡り、そして戦争と女性の人権博物館へ。行ったのは8月15日、韓国の光復節の日に。
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つづきは後日。


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by terakoyanet | 2019-12-09 09:30 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

夕刻の故宮

今年最も美しかった夕刻は、北京の景山公園から見た、故宮(紫禁城)。
世界一の木造建築群といわれる故宮ですが、本当に圧倒的に美しい姿を見せてくれました。
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by terakoyanet | 2019-11-10 11:16 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

オアハカのアレブリヘ

先日、イラストレーターの日高あゆみさんからイラスト↓をいただいたときに
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私がはっと思いだしたのが、メキシコのオアハカで出会ったアレブリヘ。アレブリヘは民芸品というくくりで語られることもありますが、世界的に知られる作家もいて、トライバルな感性を生かした現代のアートと言えるものだと思います。そのデザインの精緻さと美しさに、私はすっかり虜になってしまいました。

オアハカの郊外にあるサン・マルティン・ティルカヘーテ村には、アレブリヘのよく知られた工房がいくつもあります。工房はいろいろで、あまり魅力を感じない「お土産品」といった風情の作品が並んでいるところもあれば、強い生命力を放つ作品が所狭しと並んでいる工房もあります。モノはいくつかしかないけれど、そのいくつかが素晴らしい場所もありました。数年前にアレブリヘの職人であるおじいさんが亡くなってから、急に廃れてしまったように見える工房もありました。

観光客を受け入れて、制作体験をさせてくれる工房もあります。

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私は日本国内でも、たとえば窯元での色つけ体験・ろくろ体験などにあまり意義を見出さない人間なのですが、海外に行くと積極性が増すようで、少しだけ作業をやってみました。

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いくつかの工房を訪れましたが、やはり印象に残っているのは、サン・マルティン・ティルカヘーテ村を訪れた人が必ず訪れる、世界的に知られるハコボ&マリア・アンヘレス工房。

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ハコボさん、マリアさんとも制作中でしたが、日本から単身でやってきた私を大歓迎で迎えてくれました。
マリアさんは辞書を駆使してまで私に制作に関するさまざまなことを教えてくれました。

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ハコボ&マリア・アンヘレス工房は、オアハカ市の中心街にギャラリーをもっていて、ここも必見です。
村まで出かける時間がない人はここだけでも十分に楽しめます。

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デザインが細やかで、しかも天然染料を使った染色やはちみつによる接着などによる伝統的な製法による制作を行っていますから、決して値段は安くはありません。(でも小さいものなら手に届く価格です。)

メキシコの美は緻密です。私はアレブリヘに刻まれた文様の細やかさを見ながら、前日に見た聖堂内のめくるめく日の緻密さを思い出し、くらくらと目眩を覚えていました。この緻密さの由来を肌で感じたいから、またそのうちメキシコに行くことになると思います。

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by terakoyanet | 2019-10-17 01:21 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

志賀島へ。

仕事のついでに20年ぶりに訪れた志賀島。とてもいいところですね。

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志賀海神社の参道 この一本道の島風情が最高


◎志賀島 おすすめの歩き方 (まあまあ体力ある人用 時間は平日)


10:15
博多埠頭からフェリー


11:00

30分で 志賀島渡船場 到着


徒歩3分の 中西食堂 で腹ごしらえ 名物の さざえ丼曙丼 を食べる

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この後、徒歩で島を縦断


12:00
志賀海神社 (徒歩7分)

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志賀島は鹿の島
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12:50
潮見公園 展望台 (徒歩30分)

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最高の眺め

13:40
休暇村志賀島 (徒歩40分)
海眺めたり、温泉で汗を流したり

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15:23
休暇村志賀島から西戸崎行きバス
志賀島下車


15:40

MEGANECURRY で 絶品スパイスカレー

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ほんとうに美味しいんです!! 子どもにはちょっとスパイシーすぎるかも


16:20

向かいの シカシマサイクル 2階でコーヒー☕️やスイーツ

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17:00
徒歩2分の渡船場から帰る

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・・・・・・・・・


島に着いてすぐにシカシマサイクルで自転車借りて島1周もオススメです。どこにも寄らなければ1周して30-40分。

島1周の面白いところは、まず、いろんな細やかな発見があるところ。金印公園にも寄れるし。

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志賀島の西海岸まで来れば、玄界島はもう目の前

そして、もうひとつは、志賀島は博多湾の入口にあるから内海と外海の両方を味わえるところ。

時計回りに1周すれば、休暇村を過ぎたあたりからとたんに波がダイナミックになります。

海岸線も野性味を帯びます。その変化がすごく楽しいんです。これは車ではわかりにくいから自転車がオススメ。

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二見岩

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by terakoyanet | 2019-09-27 13:33 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

ハバナの思い出

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キューバの首都、ハバマに行ってきました。


歴史のある古い街並みを見たいなら、パリに行けばいい。
文化の薫る町の情緒を味わいたいなら、フィレンツェに行けばいい。
カリブ海のビーチを満喫したいならバハマのほうがいい。

キューバは観光地として見たときに、必ずしもパーフェクトな場所とは言えない。パーフェクトな場所なんてはじめからないかもしれないが。)
それでもキューバにはやはり、そこにしかない特別な魅力がありました。これについては少しずつ書く機会があればと思っています。


キューバはスペイン人が攻略した土地であり、その時点で先住民が絶滅して、人々の歴史が一旦リセットされている。
だから、隣国メキシコに見られるような、生き残った先住民とヨーロッパカトリックが結びついたおどろおどろしい特異な文化は生みだされなかったし、だから世界遺産の古い町なみを歩いていても、どこかそれが土着のものとは感じられない。(国民のほとんどが移民や奴隷の子孫なので当然だ。)国立美術館や博物館で、最もスペースを割かれているのは、革命前後以降の現代美術・現代史であり、次にホセ・マルティ(キューバの国父)が活躍した19世紀後半に関するものである。キューバという国の歴史は短い。

だから、こういう土地に来ると、ヨーロッパや中国の歴史の豊饒さというのは、世界的に見ればむしろ特権的な例外なのだということを思い知る。そう考えると、そういった地域の歴史の長さと深さを褒めそやすのは無批判で軽薄なことだと思えてくるし、キューバに来てまで欧州的価値観のもとで歴史的なものに触れようとあちこち探し回るのもちょっと的外れなことだと気づかされる。
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一方、特定の音楽好きにとってはこの場所はいまも聖地だ。旧市街にいるミュージシャンたちの演奏は観光客向けとは言え本格的だし、新市街にいくつもある音楽バーでは、夜な夜な超がつくほどハイレベルな伝統音楽からジャズや現代音楽にわたるさまざまなライブが開催されている。現地の人の車やタクシーに乗ると分かるが、ここに住んでいる人たちへの音へのこだわり(特に低音へのこだわり)は半端なくて、ドアノブがぶっ壊れて扉が開かずサイドミラーが外れてだらんとぶら下がっている車の車内で、パイオニアの高音質のスピーカーから低音が響き渡っているから驚いてしまう。車本体よりもスピーカーにかけているお金の方が高いかもしれない、それほどにこの地の人たちにとって音質(と低音のグルーヴ感)は大切なようだ。
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おすすめしたい(とはいってもあくまで個人の責任で)のが声をかけられたロコの人(ただし英語ができる人)に、声をかけられるがままにカフェやバー、彼らの家について行ってみること。キューバは治安が悪くないので、まずとんでもないことになはならないと思う(とはいってもあくまで個人の責任で)。彼らに奢らされるしお金をせびられるのは間違いないから覚悟の上でのおすすめだが、それでも既成の英語ツアーなんかに参加するより格安で地元ならではの面白い経験ができると思う。

→この楽しみ方は自分で思いついたわけではなく、音楽家のあだち麗三郎さんが『野良犬たちはみな踊る』の中で書いていたので、キューバでならこれは楽しそうだと思ってやってみた次第だ。案内してくれたカルロスくん、かなりの女好きでしたが面白かった。(ここでは詳しく書けない。)

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ハバナでは、現地のお母さん、中学3年生、そしてハバナ大学の先生といった人たちに取材をした。
この成果を披露するのは少し後になりそうだが、トラベル・ボデギータの佐々木さんのおかげで本当に楽しい取材になった。
(佐々木さん自体の魅力がすごい。彼女と仕事ができると思うだけでハバナにまた足を運びたいと思えるくらいだ。)

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ハバマ在住、中3のブライアンくん。背は見上げるほど高いけど、かわいいねえ。とてもいい子。
学校のこと、好きな科目、先生のこと、好きな音楽(Skrillex etc.らしい カリブ音楽聴くのはふつうにありえないらしい)やアニメ(七つの大罪や東京喰種 etc. らしい)、家族や友達のことまでたくさんの話ができた。

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キューバは9月が新学期。2日後から小学生になるダリオくんのお母さんからキューバの教育事情、子育て環境について話を聞く。ダリオくん、途中で私の事が好きになって、いや違う、私の髪の毛のただならぬザラザラ感にハマって、何度も触りに来て至福の表情を浮かべる。


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キューバ最終日に、滞在したホテル、ナシオナル・デ・クーバにてマリア=テレサ先生とお話し。彼女は中学卒業後、仕事を持って育児をしながらも30年以上にわたって学校への出入りを繰り返しながら学習を続け、現在はハバナ大で教鞭をとっている。
日本にももっと生涯にわたって大学に出入りできるシステムや社会的理解がほしい。


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ハバナのホテルではフロントの女性がチェックアウトの作業を進めながら声を上げて笑ったり歌ったりと幸せで楽しそうだった。

その後に2泊だけしたメキシコのホテルではフロントの男性が靴を鳴らして腰を振って踊りながらチェックインの作業してて、改めてラテンアメリカ最高と思った。作業効率は悪いけどどうでもよくなる。


生きるために働くというより、生きるように働く。日本の働き方改革もそっちの方向でお願いしたい。


上の写真はハバナ空港までタクシーで送ってもらったときに撮ったハバナ最後の一枚。空港さえも良い。


ハバナは行きも帰りも着陸時に乗客の拍手が起こった。陽気だからなのか、着陸したスゲーってなってるのか、社会主義だからからなのか(以前ロシアの飛行機でも同じことかあった)わからないけど、嫌いじゃない。でもちょっとひやっとする。



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最後に、

今回、社会主義の国キューバを訪れて驚いたのが、人々の国の政治に対するリスペクト。

これについては長くなるのでそのうちまとめたいが、男女も人種も年齢も関係なく一人ひとりは平等であるという人権感覚を国民がデフォルトで共有しているという空気があるのはすごいことだと思った。キューバのことを「最後の楽園」と呼ぶ人がいるのは、こういう政治的な側面も含意してのことだと思う。



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最終日、ホテルから見た朝日





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by terakoyanet | 2019-09-09 09:57 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

北京郊外の万里の長城(慕田峪長城)に行きました。
市の中心部からタクシーで1時間強。(バスもあります。)
北京の喧騒から離れてこの辺りまで来ると、気持ちいい風がふいています。
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万里の長城が辺境の地にあるという印象がある人にとっては、このアクセスのよさは驚くべきことかもしれません。
万里の長城自体も、他の世界遺産同様に良くも悪くもテーマパーク化が進んでいますから、何の不自由もありません。
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長城まではロープウェイやリフトで行くことができます。下りはスライダーで下ることもできます。
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登って辿りついた長城からは、想像以上の素晴らしい景観が広がっています。
万里の長城と聞くと荒涼とした風景を思い起こすものですが、ここは豊かな緑に覆われています。
尾根を這うようにずっと東西に延びるその姿を追っていると、その先への好奇心がふつふつと沸き起こります。
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とは言っても、万里の長城は、ずっと1本の壁が続いているわけではない。
かつてフランツ・カフカが言ったとおり、それは「各所に空隙」がある建造物です。
空隙を埋めようと後からいくら継ぎ足していっても、いつまでも完成しない建造物、それが万里の長城。
いかにもカフカ的な恐ろしさを感じる話です。

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今度行くことがあれば、周辺をトレッキングしたら面白そうだなと考えています。



テーマパーク化といえば、東浩紀さんの新刊『テーマパーク化する地球』が面白いです。
最初は「テーマパークと慰霊」という文章で、中国の大連が出てきます。
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大連という都市自体が、はじめからテーマパークだった、という話。すごく面白いです。

大連をテーマパーク化した国として、ソ連と日本が出てくるのですが、ロシアの極東地方にある都市はそもそもほとんどテーマパーク的だなという実感があります。いまも「模倣の模倣」(東浩紀) という異物を持ち込んだ余所余所しさが甚だしい。ですから、ソ連は極東地方の開発で身につけたテーマパークのノウハウを大連に持ち込んだ感もあります。
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ハバロフスク

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『テーマパーク化する地球』については、数日前に別のところで以下のように紹介しています。文学論としても面白い本です。


東浩紀さんの新刊『テーマパーク化する地球』。タイトルからは想像しにくいかもしれないが、この本の大きなテーマのひとつは「文学」である (と思う)。

石牟礼道子の『苦海浄土』に「本人でさえいいたいことに気づいていない」当事者性を超える「心の中でいっていること」の語りを見出し、高橋源一郎の小説に「評論が拡張した結果としての小説」つまり「この小説こそが批評である」ことを見出す。

ほんとうの批評は、時代の変化の現実に向かい合い、新たな批評の文体を発明すべく悪戦苦闘しなければならない。東さんはこの問題意識から、文学であるからこそ批評でありえた作品に注目する。

そしてその意識は当然、彼自身の文体さえも揺さぶる。それはかつて二葉亭四迷が『浮雲』で見せた、文体の変化がそのまま哲学と概念の闘いの軌跡を示したあの現場を思い起こさせるものである。

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by terakoyanet | 2019-06-25 10:18 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)