寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 12月 28日

中3入試直前特訓 宗像 その1

本日は小6、中1、中2、そして高校生のほとんどの生徒たちにとって最後の授業の日でした。
正月は少々普段より多めの宿題が出ている子が多いですが、宿題は早めに終わらせて、束の間の正月の時間を味わってほしいと思います。とは言っても、受験生はいよいよですね。


今日は宗像市の海沿いのホテルで、中3入試直前特訓(1日目)を行いました。

特訓前に宗像大社へ。
それぞれが、心を込めてお祈りをしているのが印象的でした。

私のほうは24日以降ずっと体調が悪いので、まずは今日・明日の子どもたちとの大切な時間を無事に過ごせますように、そして、子どもたちの受験が滞りないものになりますように、と祈りました。
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10-19時はホテルに缶詰め状態でずっと授業が行われました。

私立対策を中心とした授業でしたが、入試特訓のためだけに作成したテキストもあり、良い授業ができたことをうれしく思いました。長濱先生の英語の授業もたっぷり時間を取ることができました。

数学の空間図形と平面図形、社会の難易度が高い問題、理科の「大地の変化」の単元などで、生徒たちの穴がたくさん見つかりました。この時期は、淡々と過去問を解いて自己満足に陥っていてはどうしようもなく、どれだけ穴を見つけてそれを一つひとつ埋めていくことができるかが勝負です。

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玄海会席のランチ。
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ホテルから見えた、冬の玄界灘。
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明日も最後までがんばりましょう!


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by terakoyanet | 2018-12-28 21:22 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 27日

明日は宗像。

明日と明後日は中3の宗像特訓。

明日は7時35分集合。冬の寒い日の早朝に集合し、移動した後にどのようなパフォーマンスができるかを測ることができるというだけでも、参加の意味が大きいと感じます。

私の方は体調を崩していますが、明日までにはなんとかしたい、なんとかするぞと祈念しています。


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by terakoyanet | 2018-12-27 22:39 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 24日

BEST TRACK 2018 (JAPAN)

2018年に出会った好きなトラックを10本ご紹介します。(日本編)
→世界編はALBUM10本をそのうちご紹介しようと思います。


◇折坂悠太 - さびしさ
こちらのブログでは過去に何度かご紹介している、折坂悠太くん。
ミュージックマガジンの2018年BEST ALBUMの1位にも選出された『平成』は、彼の世界がさらに深化したことを感じさせる傑作です。
この曲は、いままで届きそうで届かなかった人たちにも届いた曲なんじゃないかなと思う。


◇折坂悠太 - 芍薬
折坂くんの曲、もうひとつ。2018年はこの曲からはじまりました。今年の初めにガツンとやられた劇的、激的な楽曲。
ミニアルバム『ざわめき』に収録。この曲が好きな人は、『平成』収録の「逢引」も絶対に聞くべきです。


◇never young beach - うつらない
never young beach のもつ抒情的な繊細さはそのままに、ギターのリフも、コーラスも、曲を支える深いベース音も、全てが美しい、祝祭的な曲。ネバヤン、こんな世界に来たのかと、涙ぐむ名曲。


◇宇多田ヒカル - あなた

最近の宇多田ヒカルの中には、自分の内側を軽やかに抉るような作品があり、目が離せなくなる。
この曲については、来年出す新刊に書くかもしれないけど、私とあなた(子ども)の密室的な関係がエグいほどに描かれていて、凄まじいと思ったのです。


◇Tempalay - どうしよう
今年、一番かっこいいと思った曲。


◇King Gnu - It's a small world

シーンのど真ん中にTempalayやKing Gnuがいる世代がうらやましい。MVも秀逸。


◇冬にわかれて - 君の街

寺尾紗穂+伊賀航+あだち麗三郎の3人によるバンド、冬にわかれてのファーストアルバム『なんにもいらない』より。
伊賀航作詞・作曲のこの曲は、淡々とした中に静かな哀切が漂っていて、寂しさを温めるような大人の一曲に仕上がっています。


◇元ちとせ Feat. 民謡クルセイダーズ - 豊年節
2017年に出た民謡クルセイダーズのアルバム『エコーズ・オブ・ジャパン』は大傑作なので、ディープな音が好きな人には絶対に聞いてほしいのですが、つい先日、元ちとせが出した奄美の民謡を集めたアルバム『元唄』に収録されたこの曲は、猥雑で楽しげな雰囲気が漂うアレンジがほんとうにかっこいいです。豊年節は、そのタイトルにかかわらず、豊作を祝う歌ではなく、支配者である薩摩船の到着を祝うという歌なんです。ここらへんも勉強して、聞くとさらに面白い。


◇cero - 魚の骨、鳥の羽根
以前から、ceroファンには知られていたこの曲。
彼らは今年のアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』でさらに凄味が増しました。



◇前野健太 - 今の時代がいちばんいいよ
平成最後の物哀しさを湛えたこの年に「今の時代がいちばんいいよ」と歌った前野健太。
悲観でも楽観でもなく、淡々と「今の時代がいちばんいいよ」と呟くように歌う彼の詩と歌が胸に刺さる。







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by terakoyanet | 2018-12-24 13:03 | おすすめの本・音楽 | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 22日

冬期講習1日目

昨日は冬期講習1日目。通知表の話題でもちきりでした。
中3は自己最高の子がたくさん。

昨日の中3の授業、手ごたえがありました。
子どもたちと冬を突っ走りたいと思います。

中1・中2も大切な時期、丁寧に指導し、着実に力が付くよう指導していきたいと思います。

そして、高3はいよいよセンター直前、小6の受験生も入試直前、です。


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by terakoyanet | 2018-12-22 10:27 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 21日

中3のこと

今年の中3。

成績は順調に上がっている子が多いから、その点では心配の少ない学年なのですが、
この時期になっても、緊張感がない子がたくさんいることが、とても残念です。

今日から冬期講習。
ほんとうに入試前最後の大切な講習です。

昨日、ラムネを散らかしたまま帰った子、ふざけるなと言いたい。
授業中に、授業に関係のあることとはいえ、何度呼びかけても周りの子のことを考えずに大きな声を出してしまう子も、本当にちゃんと考えてほしい。

進学説明会のとき、Oさんが、塾のみんなで環境をつくって伸ばしていこうという話をしました。
まだまだ、この期に及んでそのことを理解していない人がいるのはとても残念です。

(その点、中2は良い雰囲気ができてきていると感じます。)

今日から、もう一度、中3を立て直したいと思います。


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by terakoyanet | 2018-12-21 13:41 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 20日

1月14日に、PLANETS vol.10 刊行記念「宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画」開催!

宇野常寛さん、福岡・とらきつねでゼミを開催!
大人はもちろん、大学生、高校生などの学生にもぜひ来てほしいイベントです。
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PLANETS vol.10 刊行記念
宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画(福岡開催)

家入一真猪子寿之落合陽一乙武洋匡押井守片渕須直前田裕二箕輪厚介村本大輔らが参加した、いま日本で一番熱い総合批評誌、「PLANETS vol.10」の編集長、批評家の宇野常寛さんによる、九州初のゼミが、福岡・とらきつねにて開催されます。

ツイッターをはじめとするインターネットが「速すぎる」ことが、私たちが目にする情報の質を劣化させ、どうしようもない状況を生み出しているという問題意識から、「遅いインターネット計画」を始動した宇野常寛さんに、昨今のインターネットを取り巻く問題から、平成後のこれからのコミュニティの在り方について、たっぷりお話しを伺います。宇野さんの語りを聞いたことがある人はわかると思いますが、宇野さんのお話し中は、聞いている方もドーパミン出まくりの時間になりますから、刺激的な時間になることを了承の上、ご参加ください。


相互対話型のイベントがいいなと思っています。ですから、ゼミの後半40分ほどは、質疑&対話の時間とさせていただきますので、参加者の方はぜひ積極的にご質問、ご意見などを聞かせてください。(もちろん、宇野さんの話をひたすら聞きたいという方のご参加も歓迎です。全員に発言してもらうことは、時間的にも難しいですから。)

当日は、PLANETS10をはじめ、PLANETS刊行の本も販売いたします。また、ゼミの後には、宇野さんのサイン会も行います。



◇日時
2019年1月14日(月・祝) 午後2時~4時(2時間程度)


◇料金とチケット
4,000円 [学生2,000円]

(定員30名程度)
①とらきつねBASEにて購入(チケットレス・予約番号発行)
https://torakitsune8.thebase.in/items/15293446
②とらきつね店頭にて購入(チケットレス・予約番号発行)
※キャンセル不可(返金できませんのでご注意ください)


◇当日のスケジュール(おおよその目安になります)
13:00 とらきつねOPEN
13:30 開場
14:00 宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画 前半部開始
15:00 休憩
15:10 宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画 後半部開始
15:30 質疑と対話(参加者の方々と)
16:10 ゼミ終了 サイン会


◇宇野常寛プロフィール
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』(河出書房新社)など多數。企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)など。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師、立教大学社会学部兼任講師も務める。dTVチャンネル「NewsX」火曜日担当


Planets vol.10は、いろいろなところでご購入いただけるのですが、ぜひ、以下のPLANETSの公式直販でお求めください。
12月27日までの購入の場合、【特典冊子】宇野常寛インタビュー「『遊び』と『生活』から革命は始まる――『遅いインターネット』計画は何を目指すのか」が付くそうです。


宇野常寛さんのオンラインサロン、PLANETS CLUBはこちら↓
今年、大きな話題をさらった落合陽一さんの『デジタルネーチャー』や、いま大きな話題になっている12月発売の福嶋亮大さんの『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』もPLANETS刊行です。

【対談】落合陽一×宇野常寛 〈計算機自然〉はプラットフォームへの隷属を乗り越えうるか『デジタルネイチャー』刊行に寄せて


この対談、ムズいと思われた方、↓はずっととっつきやすいです。


そして、PLANETSチャンネル<木曜解放区>は、宇野さんが、「僕に興味をもった人はまずこの番組を見てください。」と呼びかけているコンテンツ。こちらも軽口から本質的な話まで、気軽に、でもじっくりと深く楽しめます。





さらに、私が最近、宇野さんめっちゃすごい(そして、宇野さん好きだ!)と思ったのは、NHKの100分de名著スペシャル「石ノ森章太郎」に出演したときの宇野さん。こちらのリンクはいつまで生きているかわかりませんが。見ごたえのある100分de名著の中でも、まさに神回で、宇野さんも、他の出演者も熱すぎる。


宇野さんは、歯に衣着せぬ語り口はとても痛快で、リアリストのようで底に愛があるから、思考の深い部分で共感することができます。

ゼミでは、宇野さんと直接に強度のある話ができればと思います。
チケット完売必至の様相を見せていますので、チケットの購入↓はお早めに。






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by terakoyanet | 2018-12-20 15:39 | とらきつね | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 20日

「役に立つ」とは何か。

昨日、附属福岡小の齋藤先生から「12歳からの哲学」と題した授業にお招きをいただき、子どもたちと話をしてきたのですが(来年も続きます。とても面白かった!子どもたちすごい!授業中の子どもたちの反応もよかったです)、事前アンケートで子どもたちから「哲学は役に立つのか」「哲学をやって利益はあるのか」という質問が届いていたので、それについてお話しをしました。(他にも、プラトン、デカルト、パスカル、スピノザ、ラカンを援用してたくさんのことをお話ししましたが。)

このことについて、以下に少し書きたいと思います。(昨日の説明を少し噛み砕いて話しますから、子どもたちに話した通りではありませんが。)


・・・

まず、「哲学は役に立つのか?」と考える前に、私たちが考えるべきことは、「役に立つ」ということについて、私たちはほんとうにわかっているのか?認識できているのか?という問題です。

老子や荘子の思想から導き出された有名なことわざに「無用の用」というものがあります。これは、「役に立たないように見えるものであっても、かえって役に立っている場合がある」という意味です。例えば、サッカーにおいて、一見、地味なはたらきしかしていないように見える選手を交代させると、とたんにチーム全体のバランスが崩れてしまうということがあります。このようなことは、あらゆるグループや組織において、たびたび起こり得ることです。

勉強や仕事においても、一見無駄に見えることが役に立つという例は枚挙に暇(いとま)がありません。
私はこれまで700人もの受験生たちを直接指導してきましたが、中には、何事もできるかぎり効率よくやろうとする子がいます。効率よくやること自体は間違いでないのですが、ある子は、自分が役に立ちそうだと思うことしかやろうとしません。大切なこと、役に立つことに絞って、労力を節約しようとするあまりに、結局のところ、大切なことを取りこぼしてしまうのです。そういう子は、いつまでも成績が伸びません。

その子に欠けているのはきっと、自分が「役に立つ」ことを完全には認識できないという謙虚さです。私たちが自分の手で掴める「役に立つ」ことなんて、本当に役に立っていることのせいぜい1/10程度なのではないでしょうか。私たちが1割程度しか「役に立つ」を掴んでいないとすれば、「役に立つ」に拘る(こだわる)あまり、残り9割の「役に立つ」を逃してしまうのは畢竟(ひっきょう)当然のことです。

だから、無用の用を知り、無駄を厭わない人は強い
そして、自分が「役に立つ」ことを完全には認識できない、このことを身にしみて知るために「哲学」はきっと役に立ちます。




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by terakoyanet | 2018-12-20 12:29 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 19日

小6の冬期日程について

先週、小学コースの冬期日程を配布していますが、その内容についてお問い合わせをいただきましたので、
念のため、こちらでもお知らせいたします。


小学生は冬期講習は行われませんが、今週金曜の授業より、日時に変更が生じますのでご注意ください。


1221日(金)理社 17:0018:10(※時間変更)

1225日(火)国算 17:0018:25(ミニ・クリスマス会 ※時間変更)

1227日(木)英  17:0018:10(※時間変更)

1228日(金)理社 17:0018:10(※時間変更)

【正月休み】12/291/4(※小学生の休み期間であり、中高生とは異なります)

1月の共通授業は8日(火)から。時間は通常通り(17:30~)



昨日の国算の授業にて、冬季期間に仕上げる(提出は1月8日[火])算数のテキストの宿題(宿題範囲は1冊全て)を配布しています。

解き方等については、生徒さんたちに詳しく説明しています。



本日は朝から附属福岡小で「12歳からの哲学」(小6)の授業。

子どもたちとの新たな出会いを楽しみにしています。





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by terakoyanet | 2018-12-19 01:49 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 13日

ナナロク社のこと

現在、とらきつねでは、12月16日の植本一子さんトーク開催を記念して、植本一子さんの書籍、及び、ナナロク社さんから刊行された書籍のフェアを開催しています。


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トークの第1部は植本さんとナナロク社代表、村井さんのトーク。


今日はナナロク社のことを少しお話しします。


ナナロク社 http://www.nanarokusha.com/ は2008年に村井光男さんと川口恵子さんによって立ち上げられた出版社。

「ナナロク」の名は、ふたりが1976年生まれであることなど、きっと76個くらいその由来はあるんじゃないかと思いますから、死ぬまでに全部聞いてみたいと思っているところです。


現代がもし、詩が力を持たない時代だとすれば、きっとそれはとても不幸なことです。

ナナロク社は、詩と、そこから紡ぎだされる現象を大切にしている出版社だと感じます。

谷川俊太郎さんの数々の詩集をはじめ、さまざまな、シンプルながらコンセプチュアルな作品が刊行されています。

そしてそれらの作品は、けっして時代の風になぎ倒されることのない、凛とした強さを持っています。


ナナロク社の本は、装丁が素晴らしい。

手にとって見ていただきたいのです。見てるだけではわかりませんよ。手に載せて、少しページをめくってみれば、きっとその美しさとやさしさが実感をともなって体に染み込んできます。

詩集というのはこうやって掌で感じながら楽しむものなのだということを、深く感じることができます。


ナナロク社の名を世に知らしめるきっかけになったベストセラーといえば、川島小鳥さんの『未来ちゃん』がありますが、「宅老所よりあい」がすぐそば(唐人町寺子屋&とらきつね と同じ校区内にある)の福岡の私たちにとっては、もしかしたら『へろへろ』(鹿子裕文さん)のほうがピンとくる方が多いかもしれません。



ナナロク社の数あるエピソードのなかで、私が好きな話を2つご紹介したいです。


1つめは、現在、ベストセラー爆走中の藤岡拓太郎さんのマンガ『夏がとまらない』にまつわるお話し。

※『夏がとまらない』を読んだことがない方は、下のリンク先の「18才」だけでも読めば、その面白さがせつなさがわかると思います。



https://www.takutaro.com/making-of-natsugatomaranai/

「夏がとまらない」日記は、藤岡さんが、この本を作るにあたり、ナナロク社から本を出したい!と思って村井さんにメールを送るところから始まります。そのあとの、藤岡さんのマンガを読んだ村井さんの返信メールが、編集者というのはこれほどか!と驚愕してしまう内容なのです。


抜粋しようと思いましたが、全部載せた方がわかりやすいし面白いので、そのまま載せます。(藤岡さん、村井さん すみません)



藤岡さん
こんばんは。
ナナロク社の村井です。


どたばたとしているうちに、メール、遅くなりました。


さて、先日お話をした、「夏がとまらない」についてですが、つぎのように考えています。


見たことがないのに、見たことがあるように感じる、
はじめてみるのに、思い出すようにとらえられるもの、
そして、おかしみが感じられるもの。


これが、私が『「夏がとまらない」といったもの』について、言えることです。


藤岡さんの作品は全般に、いわゆる「あるある」ではなく、
むしろ、そんなひとたちはいない「ないない」なのですが、
それを、「あるある」のように描いていることにも、
私は、面白いと思っているところです。


ただ、より、藤岡さんの独自性を強めることとして、
季節の風情や、懐かしさや、あるいは優しさといったようなものが、感じられる作品を読みたいと思います。


ここからは、書いていて難しくなるのですが、
なので読んで意味がとらえにくくても、
それは藤岡さんのせいではないので、気にせず読んでください。


とりあえず、書きます。


私は、笑いに逃げない笑いで、笑えるものが、読みたいです。
すでに、多くの芸人や喜劇作者によって、笑いの類型はたくさん出ております。
それにより、読者、受け手も、かなり、訓練されてしまっています。
良い面もあるのですが、あるていどの形で、笑いとして受容してしまうことが、あるかと思います。


なんとなくこうすると不条理の笑いになるな、とか、
ここは多少乱暴に終えても大丈夫だなとか、
藤岡さんの作品がそういった作品ということではないのですが、
笑いを作るうえで、笑いに逃げ込める要素は、いまはとても多いように思うのです。


そういったなかで、
藤岡さんの作品を読むと、
心のなかから、なにかが反応してくる、
なにかを思い出す、といった、
笑いということをつきぬけた何か(それは笑いなのですが)を、見てみたいと思っています。


そういった中、私として、
「夏がとまらない」は、よい作品でした。


まあ、つらつら書きました。
意を尽くせませんが、このまま送ります。


創作のご武運をお祈りしております!!!


村井光男



すでに『夏がとまらない』のファンであった私は、村井さんから藤岡さんに送られたこのメール文を読んで、ちょっと愕然としました。村井さんのこのメール自体が詩であり、そして「あるある」「ないない」の話のところなど、『夏がとまらない』という作品のよさを虚飾なく端的に表していることに驚いたのです。


ナナロク社という確かな目をもつ版元のフィルターを通ることが、作品にとって、読み手にとって、幸福なことなのだということを知ったエピソードです。



2つめは、ナナロク社の最新刊、『ことばの生まれる景色』の著者である荻窪の本屋Titleの辻山良雄さんが、つい先日綴った「よく読むタイプ」というタイトルの短いエッセイ。(このタイトルがまた良いな)
http://www.gentosha.jp/articles/-/11735


この本の担当であった編集者・川口恵子さんが「よく読む人」であったこと、良き「第一の読者」であったことが、この本を最終的に当人も見知らぬ着地点まで到達させてしまったことが書かれていて、とても興味深いです。

血の通った本というのは、こうやってできるのだ、そういう現場を見せてもらった気持ちになりました。



今回のイベントで、ナナロク社の村井さん、川口さんがお越しになるので、ナナロク社の「すさまじい」本(本屋Title 辻山さん)はこうやってできるのだ、ということを、あらかじめ皆さんに知ってもらいたく、やや長い文章をまとめました。



当日、第1部と第2部の合間に、短い時間ですが、村井さん、川口さんからナナロク社という出版社とその本についてのプレゼンが行われます。


楽しみにご参加ください。

下の写真は、誕生日に植本さんから大量のお菓子をもらった村井さんの写真。チャーミングです。



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by terakoyanet | 2018-12-13 15:30 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 12日

保護者さまからのお便り

いま、タイトルを書いて
保護者さま、って呼び方あまり好きじゃない。別の言い方ないかな。
ご父兄は、もっと違うな。
と思いました。何かあれば教えてください。

保護者さまから、今年の夏以降にいただいたお便り(成績確認シートより)の一部をご紹介いたします。



今月も頑張ったなと思います。夏休みの個別から、少し自信がついたようです。2学期になり、頑張りが出てきたように感じます。この調子でやる気を持って欲しいです。(中2)


中2の半ばになり、塾内の友人間の切磋琢磨の効用をとても感じています。同じ男子のライバルが多いのがかえって刺激なっているようです。○○、がんばれ!(中2)


成績表を毎月頂くことが刺激になっている様です。
テストも、漢字の間違いを丁寧にチェックをして頂いて有難うございます。
今迄、学校では見逃されていたのか、気づいて頂けなかったのか良くスルーしていたので、読み取れる字を書く、漢字は何となくではなく正しく書くことについて、少し考える機会になっているのでは・・・と感じています。(小6)


少しずつ上がってきていますので、この調子で頑張って欲しい。(中3)


今月もよく頑張りました。部活が忙しかった中で、よく頑張っていたと思います。部活も落ち着いたところなので、TOP25に入れるようになって欲しいなあと思います。志望校に向けて、勉強も力を入れて、部活も頑張って欲しいです。(中2)


合宿、とても楽しかった様子です。鳥羽先生を始め、お世話になった方々ありがとうございました。部活で、3年生が引退し、学校もいよいよ忙しくなると思いますが、なんとか両立して頑張ってほしいです。成績もこの調子で、頑張れ(息子へ)!(中2)


成績が少しずつ上がってきているようで良かったです。このまま希望の高校へ行けるよう頑張ってほしいです。(中3)


部活や習い事もある中、○○をキープし続けている頑張りに感心しています。
自分の目標に向かって努力する姿勢は立派です。これからも応援しています。
今後ともご指導の程、よろしくお願いいたします。(中1)


いつもお世話になっております。夏の遠足もありがとうございました。とても楽しい思い出となったようです。自宅で学習していると、なかなか集中力が続かず、夏休み以降のペースが上がっているとはとても言えませんが、本人の性格上、あくまでもマイペースのようです。<中略>個別の先生方にも、いつも熱心に分かりやすく指導していただき、ありがとうございます。(小6)


いつもお世話になっています。
今はまだ遊びの延長のような感じで楽しそうに通っている我が子を見ていますが、今回、先輩方の記事や成績の事、合宿の様子などを共有させて頂き、段々とこんな風にのびのびと成長していってくれるのかなと楽しみになりました。又、先生の過去の記事も読ませて頂けてとても良かったです。先生が子供達に愛を持って接してくださっているので、子供達も仲良く共に成長していっているのだなと感じました。
「友達との勉強」については、本当につい先日子供と話したばかりでしたので、先生の記事で親の私の方が安心出来ました。これからの子供の成長が楽しみになり、又、親の私自身が、子供自身を信じて見守れる様になれてきているのは、寺子屋に通わせて頂く様になってからです。本当に温かな御指導、有難うございます。(小6)


以前の模試の結果や英検など、寺子屋の生徒さんたちは本当によく頑張っていますね!!
うちの子も刺激を受けていると信じたいです。(中2)


いつもお世話になりありがとうございます。だんだん難しくなって苦労しているようですが、ひとつひとつ身につくように丁寧に学習して欲しいと思います。(中1)


夏の合宿はとても楽しかったようで、秋に家族で阿蘇に出かけた時も、合宿で行った場所を案内してくれました。とても貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。(中2)


今月もよくがんばりました。苦手な教科を集中して学習をし、来月の成績が少しでも良くなるようにがんばろう。(中3)


卒業が近づいてきて、中学校という未知の世界が、だんだん現実のものとなってきました。
勉強がもちろん主軸ですが、部活動はやるべきか、両立は可能か、ブログなどで、先生のお考えも伺ってみたい気もします。(小6)


いつもお世話になります。いつも以上に気持ちを引き締めて、毎日勉強に取り組んでいるのと、塾が楽しいといつも元気に出かけていきます。終わった後も楽しそうに塾の報告をしてくれます。引き続き、ご指導宜しくお願い致します。(中3)


反抗期だった娘ですが、思春期に突入し、会話が成り立たなくなってきました。そんな中初めてベスト3に入り嬉しかったんでしょうね。自ら報告して来ました。(小6)


家でも、コツコツと取り組む姿勢が見られるようになった。この調子で継続してほしい。(中3)


中村学園での高校説明会、ありがとうございました。○○もあの日以降、少しではありますが、意識に変化が見えています。マイペースではありますが、少しずつ学年順位も上がってきました。部活動との両立は大変ですが、今しか出来ない経験です。楽しんで取り組んでくれたら良いと思います。3年からはギアチェンジしよう!(中2)


順調に偏差値が上がっていて、頑張っているなと感じます。
この調子で頑張ってほしいです。(中1)


寺子屋に入ると勉強習慣がつくよと聞いて入塾したのですが、確かに自分から机につく姿を日々見かけるようになり、きっと寺子屋の授業では、そういう子供に勉強をさせてしまう刺激があるのだろうと思いました。(中2)


今月の記録表は記事が盛り沢山で、ゆっくりと読みたいと思います。
本人のヤル気はまだ見えてきませんが、がんばりを期待したい。(中2)


成績表に名前があり、とてもうれしそうでした。
最近は塾に行くのが楽しいようです。(小6)


期末が終わったらいよいよ!!です。
健康に留意し、しっかり勉強にとりくんでほしいです・・。(中3)


今月もよくがんばりました。来月は、少しでも成績がアップできるよう苦手な数学を重点的に勉強していこう。来週は期末テストがあるので、中間テストより良い結果を残せるようがんばろう!(中1)


トップ10に入ってほしいです! 日々の小さな積み重ねを大事にして下さい。(中1)


まだまだの成績ですが、でも本人なりに頑張っているのがわかりますから、応援しています。(中2)


受験前の大変な時期ですが、こんな時期に嬉しそうに塾に行く我が子を見て、とてもうらやましく感じます。本当に替えがたい環境で学習できていることに感謝いたします。(中3)


先日は三者面談ありがとうございました。不安なこと、迷っていることを伝え、深い考え方でアドバイスいただけ、親子ともまた少し前向きになれました。<中略>この状況を大切に感謝し、当日そのときまで、力を尽くしてほしいと思います。(中3)




子どもとの心のやりとりが見える文章をくださった皆さま、
また、私どもにまでお心を寄せてくださった皆さま、ありがとうございます。

いよいよ、受験がはじまります。



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by terakoyanet | 2018-12-12 09:50 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(5)