大手塾に通っているクラスメートが、自分がその塾に通っていることをやたら自慢する。それが見苦しいと中学生のある男の子が昨日苦言を呈していました。「〇〇〇に行ってるからって、じゃあお前はどうなの?」とかなり辛辣なことを言っていたので、宥めつつ、彼が言いたいこと自体には賛同しました。

子どもたちがある学校や塾に入っただけで自分が大きく見えるような錯覚を覚えるとしたら、それは子どもたち自身だけのせいじゃなく、それを取り巻く大人の責任も根深いものがあると思います。

塾自らが、塾に通わせる親が、積極的に子どもに対して上から見下すような価値観を根付かせようとする場面があります。しかし私は、これからの学習塾は、優越感やエリート意識を醸成することから明確に決別すべきだと思います。そういった意識の行く先には何も実体らしきものがないとわかったいま、そういう意識を利用して子どもを引っ張っていくことは虚偽であり時代錯誤だと強く言いたいと思います。優越感やエリート意識では、人間は幸せになんてなれませんよ。

むしろそんな詭弁に頼らなくても、子どもたちはちゃんと学力を伸ばすことができる、深い知識と知恵を蓄えてそれを人生に反映させることができるというのをちゃんと証明してみせるのが、(新しい時代の考え方にすっかり取り残されている)学校の外で子どもたちと勉強する大人たちの仕事だと思います。

寺子屋に通っている子どもたちも、決して塾に(寺子屋に)通っていることを自慢することなく、むしろ、身近にいる子に、自分が塾に通っている恩恵の一部でも伝えてあげられる、そんな人になってほしいと思います。


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# by terakoyanet | 2020-01-17 02:13 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)

尾道の朝の風景

早朝の尾道に行く機会がありました。
尾道は言わずと知れた北前船の寄港地として発展した港町。

町の風景は大きく変化したとは言え、坂の多い路地、国宝・重文の文化財が立ち並ぶ寺社、尾道水道と対岸の因島と、ほんとうに見どころの多い美しい町並みで、一度ここに住んでみたいと思える場所です。

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東京物語(小津安二郎)を見た後の尾道は、20年前に見た尾道とは一味もふた味も違って見えて愛おしく思えました。


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ちゃんと写真を撮っていませんが、本と音楽の店「紙片」、これほどの独創を感じる店はなかなか出会えません。
置いてある本も、そしてデザインも、ほんとうに素晴らしかった。

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あ、たぷの里だ。

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# by terakoyanet | 2020-01-14 13:09 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

1月13日の雑感

昨日は早稲田佐賀高校の入試が行われ、過去最多数の生徒が受験に臨みました。
試験が終わって教室にやって来た子どもたちの表情のすがすがしさに心が弾みました。
次はいよいよ専願入試、そして公立推薦入試、高専入試。
受験生たちの正念場が続きます。

昨日は中1の共通クラス、今日は中1特進クラスの授業。
中1は最近ちょっとゆるみが見られたので、昨日は数学の宿題ができなかった子一人ひとりとお話しをしました。(この一人ひとりにお子さんが含まれているかどうかは、本人に尋ねてみてください。)しばらくは宿題の状況に注視し、より細やかに声を掛けていきたいと思います。この時期の中1はほんとうに大切な時期です。

今日はセンター前最後の現代国語の授業でした。
中には3年間ずっと現代国語の授業に参加し続け、1994年以降のセンター国語過去問をほぼコンプリートした生徒も。
現代国語の授業は何気にとんでもなく高度なことをやっているので、3年間授業に通い続けた生徒は、読解力どころか、自身が物書きになるレベルの基礎は身につくと思います。今日は哲学者の大澤真幸と小説家の三浦哲郎の文章。センター前最後なので、敢えてめちゃくちゃ解く甲斐のある問題を選びました。

どうか、受験生たちが最後まで自分が納得がいくほどに努力を重ね、そして本番にありったけの力を出すことができることを願っています。




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# by terakoyanet | 2020-01-13 23:55 | お知らせ | Trackback | Comments(0)