寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 05月 08日

高校進学先別 中学時代の偏差値の推移

以下は、中1のはじめから3年間本校に通い続けた生徒たちの高校進学先別、中学時代の偏差値の推移(過去6年分)を示す資料です。例えば、修猷館に進学した生徒たちの平均偏差値は、中1の5月こそ61.1ですが、その後、中1の12月には66.0、中2の12月には68.7まで上昇し、そして入試直前の中3の2月には70.3まで達していることが読み取れます。(*下段の私立高校の資料には、その私立に合格した後に公立に合格し、そのまま公立に進学した生徒の資料は含まれておりません。あくまで、その学校に実際に進学した生徒のみでの資料となります。)
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以上は過去6年間で5名以上の数値を取ることができた学校(コース)のみの資料となります。

偏差値は全県の偏差値を基準としています。どの学校に進学した生徒も、軒並み成績を伸ばしており、本校で努力した生徒たちが、着実に力をつけて卒業していることが読み取れます。

このグラフから見えてくる、特筆すべき傾向をいくつか挙げます。

○その1
まず、中1の5月から12月のわずか半年余りの間に成績を大きく伸ばしている生徒が多く、中学のはじめ(1学期・2学期)の学習がいかに大切かということです。例えば、修猷館合格者について見てみると、入学時に偏差値が66を超えている生徒は2割に満たないのにかかわらず、中1の12月には66を超えている生徒が7割近くに上ります。いまや受験界の常識的な話になっていますが、生徒が一番力を伸ばしやすいのは中学においても高校においても初年度(1年生のとき)であり、そこで軌道に乗った生徒は進学が俄然有利になります。

○その2
公立高校に進学した生徒のほうが、3年間を通じて成績上昇が著しい傾向があります。特に中3での伸びに明確な差が見られます。

○その3
中3の最後の1年間で偏差値を10以上伸ばし、志望校に合格する生徒がいるのは紛れもなく事実です。しかし一方で、確実に合格を目指したいのであれば、中2の最後の時点で、少なくとも志望校の合格偏差値ー2(マイナス2)の力がなければ、合格する可能性は低くなります。


まもなく三者面談がスタートします。
面談でもお話しをさせていただくことがあると思いますが、現況と上の資料を比較することで、今後の参考としていただきたいと思います。





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# by terakoyanet | 2018-05-08 11:54 | 進学情報 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 08日

修学旅行はロンドンへ。

毎年、自分たちで行き先を決める旅行を実施している本校の単位制高校コース(航空高校唐人町)の修学旅行。
今年の行き先はロンドン!

私は旅程の前半しか参加できませんでしたが、生徒はとても大切な時間を過ごしています。

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朝7時5分。気温8℃。快晴のロンドン


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20時15分、夕暮れ時のロンドン


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Beacy Head にて

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Birling Gap の夕日



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Brightonで案内役のNigelとTくん



旅の前半は英会話学校に通いながら、空き時間に市内や郊外の観光をし、旅の後半は、イギリス内を好きなように動くフリープラン。
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ロンドンキャストによるレ・ミゼラブルを5列目で鑑賞する幸運にも恵まれました。素晴らしくて震えました。


大英博物館やナショナルギャラリー、ロンドンアイなどの観光ももちろん楽しいのだけど、その隙間にある時間の中で、海外の人たちの言動から見える文化の違いをつぶさに見ることがいかに子どもに刺激を与えるかということを強く感じました。

ブライトン在住のNigel(以前、福岡に彼が住んでいたときからの友人)は、パブや音楽パフォーマンスに連れて行ってくれて、生のイギリスを体感させてくれました。派手な観光地よりも、こういう人々の暮らしを体感した日のほうが、ずっと大切な記憶として残るものです。

また、生徒の帰国後に報告できればと思います。




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# by terakoyanet | 2018-05-08 06:57 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 01日

森田真生『数学する身体』を再読。

ロンドンに向かう飛行機の中で、先ごろ文庫版が出たばかりの、森田真生『数学する身体』を再読しています。
この本は、私の中では過去10年に出た本のうち、最も刺激を受けたもののひとつです。


不安の中に、すなわち間違う可能性の中にこそ「心」がある、そのことを知り抜き、数学を通して「本当の心」に辿り着こうとしたチューリング。
物理的な「個」の肉体の中に閉じ込められた「心」の本来の広がりを、数学を通して取り戻そうとした岡潔。

2人の数学者を通して見えてくるのは数学の真理のようなものというよりは、ふだん私たちが閑却の彼方に置いている、思考という営みを続ける私たちの身体の生成と動きそのものの姿。そして、むしろ私たちが日々求める真理のようなものが、いかに特殊で限定的な思い込みであるかということをまざまざと知らされるのです。驚異的なほど腑に落ちる本。


数学なんて無理、そう思う方でも大丈夫です。本に登場する、虚数も解析関数もわからなくていいんです。
わからないところは読み飛ばしても、この本の核心は掴めます。
だってこの本は、数学という名をまとった、哲学の、生き方の本ですから。まさにいま読むべき本です。

大人に、そして高校生に、ぜひ読んでほしい。
数学は、単に計算を扱う学問ではないよ。

現在、とらきつねで取り扱い中です。

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# by terakoyanet | 2018-05-01 07:14 | おすすめの本・音楽 | Trackback | Comments(0)