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沖縄・宗像堂さんとのお付き合いも2年を超えました。

本日は、宗像堂さんのパンの日。
とらきつねは13時にOPEN!(~19時まで)

石窯の薫りが香ばしい酵母パン、そして焼き菓子たちが並びます。

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今回のラインナップ
*読谷麦の酵母スコーン(新作)
*シトラスカトルカール
*黒糖カトルカール
*黒糖メロンパン
*黒糖チーズパン
*バナナ こくるれ
*サブリナ
*黒糖あんぱん
*黒糖山食パン
*読谷カントリーブレッド
*ローズマリーと黒潮源流塩のフォカッチャ
(カトルカールには皆川明 [ミナペルホネン] さんロゴデザインの箱つきもあります。知人や自分へのギフトにどうぞ。)

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お目当てのものがある方はお早めにご来店ください。
食事パンをお求めになりたい方は、読谷カントリーブレッドや、ローズマリーと黒潮源流塩のフォカッチャがオススメ。とらきつねで大人気の黒糖パンも種類豊富にご用意。そして、宗像堂さんの代名詞とも言えるバナナこくるれやサブリナも届きます。今月はどれにしましょうか。


・・・

宗像堂のみかさんからは、毎月、パンを買って下さる福岡の方々にお便りが届きます。

これって温かくて素敵なことだと思っています。

今月はこちら。


沖縄はうりずん(初夏)の季節。4月20日土曜の13時より福岡唐人町の『とらきつね』にて、宗像堂のパンと焼き菓子を販売致します。パンやお菓子をどうぞお手に取って持ってみてください。小さなおやつパンでも、食パンでも、思った以上に手のひらにずっしりと重みを感じる事と思います。
では、今回のラインナップです。

読谷麦の酵母スコーン
海の見える畑で育てた小麦を全粒粉にして、酵母で膨らませてスコーンに。表面はザクっと、中はバターの香り、しっとりとした食感です。(卵バター牛乳使用)

シトラスカトルカール
九州産小麦、高千穂バター、諸見里さんの卵、きび糖だけで仕上げたパウンドに、やんばるアオギリレモンで作った自家製チェッロをしっとりしみ込ませました。爽やかな柑橘の香り。

黒糖カトルカール
上記の上質なパウンドに、黒糖、メイプルシロップ、ほのかに香るエスプレッソで作った濃厚な蜜にとっぷりと浸しました。
今回は両方ともお箱入りです。消費期限が長いので、幸せ気分も長持ち!

黒糖メロンパン
初代メロンパン開発担当のマッキーも宗像堂らしいメロンパンを!と、試行錯誤しましたが、商品化には至らず。。マッキーの接客に感動したことがきっかけで宗像堂に入ったボブが引き継いで、完成させました! (表面部分にバター、卵使用)

黒糖チーズパン

甘いとしょっぱいの二つの魅力が合体!!
小さなお子さんも、もちろん大人も大好きなパンです。

バナナ こくるれ
黒糖生地に、くるみとレーズンとフレッシュなバナナがコロコロと入っています。押しも押されぬ一番人気のパンです。

サブリナ
全粒粉とレーズン入りの生地の表面に、ローズマリーとザラメの意外な組み合わせか楽しい。口に入れた時のジュワッとした美味しさが魅力。

黒糖あんぱん
黒糖生地に粒あんを包みました。小さな巨人です!

黒糖山食パン
この山は制覇したい!ほんのりとした飽きのこない甘さと、酵母の味わい深さまで感じます。

読谷カントリーブレッド
全粒粉入りのシンプルなパン。食事パンにしたい。

ローズマリーと黒潮源流塩のフォカッチャ
こちらもシンプルな食事パン。
熱々に焼いて、オリーブオイルの追いがけもおススメ!

以上、福岡の皆様、今月も沖縄のパンと焼き菓子をお楽しみくださいませ。



本日はとらきつね奥で古本を販売している「うらきつね」もオープンしています。(13-17時)
オープンのたびに次々と本が飛び立っていますが、2000冊の本がありますから、丁寧に探すとびっくりするような本との邂逅があります。お母さま、お父さまにお勧めの、教育・育児に関する本などもございます。お時間が許すようでしたらごゆっくりお過ごしください。



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by terakoyanet | 2019-04-20 07:54 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

【入場者多数のため、当日券は出ません。事前にお申し込みください。】

来週の土曜日(4月13日)に、寺子屋ネット福岡 代表 鳥羽和久 のお話し会を開催いたします。
これまで東京・大阪・京都(そして先日のうきは市)など、遠方でのお話しばかりでしたので、これまで足を運ぶことができなかった方はぜひお越しください。

〇当日お話しすること
・大人が間違いやすい「言葉」のこと
・「ことば」は単なるコミュニケーションの道具ではない
・大人は子どものことが本当にわかるの?
・いまと昔の「子ども」の違い
・AIの時代の子どもたち
・いまの受験事情
・子どもにどんな「ことば」を使えばいいのか
・「ことば」を取り戻す
・子どもの「ことば」に応答すること etc...

お子様連れ歓迎です。良い時間になることを願っております。

参加にはお申込みが必要です。
チケットは、とらきつね(092-731-0121)の店頭
もしくは、以下のとらきつねBASEにてご購入ください。



◇出演 鳥羽和久 & 現役高校生

◇料金 一般 1,500円  学生(18歳以上) 500円  18歳未満は無料
(メールにて予約番号をお知らせいたします。チケットは発送されませんのでご注意ください。)

◇鳥羽和久 プロフィール
1976年、福岡県生まれ。大学院在学中の2002年に中学生40名を集めて学習塾を開業。2010年に航空高校唐人町(単位制高校)開校。現在、教室で150名超の小中高の生徒を指導する傍ら、本屋と雑貨の店「とらきつね」の運営や及び文化イベントの企画を行う。近年は、子育てや旅に関するエッセイ執筆や、全国の学校での講演も多数。著書に『親子の手帖』(鳥影社)、『旅をする理由』(啄木鳥社)がある。


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写真は3月末に、うきは市MINOU BOOKS & CAFEさんでのトークイベントのようすです。


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唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。


by terakoyanet | 2019-04-06 18:32 | 行事・イベント | Trackback | Comments(3)

毎年3月21日は周年記念日のため、一部の授業を除き、講義のお休みをいただいています。
本日で唐人町寺子屋は18周年、とらきつねは4周年となります。
教室を開いた大学院生時代から、17も歳を取ったのかと思うととても不思議な気持ちになります。

今年はバタバタとしていて恒例の春うららマーケットを開催することができなかったのですが、それでも今日は特別なオープン日として、とらきつねにて皆さんをお待ちしています。

◎本日のオープン時間 15:00~20:00

◎宗像堂さんの焼き菓子販売新作の酵母ブラウニーと、カトルカール2種を限定販売いたします。
(パンの販売はありません。お買い上げの方には宗像堂さん販売の年間スケジュールをお渡しします。)

◎うらきつね プレオープン
こちらでは初めてお伝えしますが、4月13日(土)より、土日限定でとらきつねの奥を古書を中心に取り扱う「うらきつね」としてオープンさせます。(土日の自習室利用はこれまでどおり2Fまたは7Fで可能です。)うらきつねって悪そうな名前ですね。
机に座ってゆっくりくつろいでもらいながら、本を読むことが可能になります。
本日は1日限定のプレオープン。値札さえまったくついていない古書たち。たぶん1,000冊以上はあると思います。
その場でお客さんが棚から持ってきてくださった古書に鳥羽が値をつけるという斬新なスタイルで皆さまをお待ちしています。
参考書・教育書なども少しあります。マンガは名作揃いです。気軽にお立ち寄りください。

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by terakoyanet | 2019-03-21 12:01 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

現在、東京オペラシティで開催中の、これまでの石川直樹の軌跡をたどる大規模個展『この星の光の地図を写す』のカタログにもなっている、まさにベスト・オブ・石川直樹とも言える内容の『この星の光の地図を写す』(リトルモア)、そして、ヒマラヤ遠征の総集編ブック『THE HIMALAYAS』(TOO MUCH MAGAZINE)、さらに、ヒマラヤシリーズの最新作『Ama Dablam』(SLANT)

先ごろ、これら3冊を刊行したばかりの石川直樹さんのトークイベントを、2部構成で開催いたします!


↘石川直樹さんの見惚れてしまうウェブサイト




◇石川直樹 20年の旅 ~新刊3冊刊行記念トーク 福岡~

日時 3月14日(木) 開場19:00 開演19:30
場所 とらきつね 福岡市中央区唐人町1-1-1
料金 一般3,400円 (1・2部共通) 学生1,800円(1・2部共通)

*チケットはリンク先のとらきつねBASE、または店頭にてお求めください。
https://torakitsune8.thebase.in/items/17246989
*チケットレスのため、チケットの送付は行いません。メールにて予約番号を発行いたしますので、番号をお控えの上、会場にお越しください。
*学生の方は、当日、学生証をご提示ください。
*キャンセル不可です。




★第1部 ヒマラヤ&シベリア 遠征報告 19:30~20:30

ネパール語で「母の首飾り」という意味をもつ美しい山アマダブラム。昨年の秋、ヒマラヤでも特に急峻で高度な登山技術が求められるこの山に「自分のすべてを出し切って」登った、石川さんの遠征の話を撮影した写真とともに。そして、今年、2度目の遠征となった「知床にやってくる流氷のはじまりを探す旅」のシベリアの話も。


★第2部 石川直樹 20年の旅(聞き手:鳥羽和久) 20:40~21:40

東京・初台オペラシティで開催中の大規模個展『この星の光の地図を写す』の展示風景を投影しながら、石川さんの過去20年の旅を振り返ります。世界中を巡る旅について、写真について、文章について、そしてそれらの相関について、深く掘り下げる話ができればと思います。


*第2部終了後に、石川直樹さんのサイン会が開催されます!
*当日は3種類の新刊の販売も行われますので、楽しみにご参加ください。

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トーク当日は、東京オペラシティの展示を振り返りながら、石川直樹さんの20年の歩みを辿ります。
とは言っても、石川さんは、自分の実績語りをする人ではないから、彼が本当に面白いと思っていること、大切にしていることについてのお話しになると思います。

東京オペラシティの展示のようすをうかがい知ることができるとともに、石川さんの写真に対する考え方が垣間見える記事です。





◇石川直樹プロフィール

1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最新刊に、エッセイ『極北へ』(毎日新聞出版)、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの6冊目となる『AmaDablam』(SLANT)、初台オペラシティにて開催されている個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する『日本列島』プロジェクト(SUPER LABO×BEAMS)も進行中。
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私は石川さんのことを写真を撮る思想家だと思っていて、彼は自らの血肉になっている話しかしないので、本当に面白いです。石川さんをお呼びするのも3回目なので、いろいろとクダけた話しも聞き出せるかもしれません。





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by terakoyanet | 2019-02-20 21:06 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

とらきつね一般書ランキング(12/1-1/14) ※参考書・洋書の売上は除く

(初)1 PLANETS vol.10 宇野常寛編 PLANETS
(9)2 フェルメール 植本一子 ナナロク社
(再)3 降伏の記録 植本一子 河出書房新社
(初)4 ダルちゃん1・2 はるな檸檬 小学館
(1)5 親子の手帖 鳥羽和久 鳥影社
(初)6 母性のディストピア 宇野常寛 集英社
(初)7 かなわない 植本一子 タバブックス
(初)8 ことばの生まれる景色 辻山良雄/nakaban ナナロク社
(初)9 他人の始まり 因果の終わり ECD 河出書房新社
(初)10 cook 坂口恭平 晶文社


今月は、当店でイベントが行われた植本一子さん、宇野常寛さんの書籍が上位に並んでいますが、はるな檸檬さんの『ダルちゃん』や、先日ご紹介したばかりの辻山良雄さん&nakabanさんの『ことばの生まれる景色』、坂口恭平さんの『cook』など、皆さんに手にしてもらいたい新刊も続々ランクインしています。また今年も、細々と良いと思った本をご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

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14日には、宇野常寛さんのゼミ、「遅いインターネット計画」がとらきつねで開催されました。

落合陽一さんらといっしょに雑誌や本を出しながら、日本の言論のど真ん中で戦っている人の話は、本当に刺激的で面白かったです。

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宇野さんが、参加者一人ひとりの質問に対し、懇切に答えていたのがとても印象的でした。

積極的に発言してくださった方々、発言はしなかったけど真剣にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
豊かな学びのある、濃厚な時間になりましたね。



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by terakoyanet | 2019-01-16 03:26 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

辻山良雄/nakaban 『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)


体調が少しでも上向いたらこの本のことを書きたいと思っていました。
でもなかなか上向かず、いまは上向いたと思ったらまた少し悪くなってしまい、でもそんな中、この本のことをやはり書いてみたいと思いました。上向いたと思ったら少し悪くなってしまったいまは、なんとなくこの本のことを書くのにむしろふさわしいタイミングのように思われたのです。


この本は辻山さんという本を滋養に生きてきた人の記録です。結果としてたくさんの作品を紹介している本ですが、決して単なるガイド本ではありません。
辻山さんはきっと私たちが慌ただしい日常の中でついつい見ることをやめてしまう、心の深いところにある澱のようなものを替わりに掬うような仕事をしている人なのです。そしてそれは、少なくとも私にとってはこの世でもっとも大切なかけがえのない仕事だと感じられるものです。


この本の文章は、庄野潤三のそれのように淡々と綴られていきます。『ことばの生まれる景色』というタイトルそのままに、本という景色の中から自ずと生じた色が、そのまま辻山さんの文章を醸成してしまったような、そんな気配に満ちています。
この本は幸福なことに、その気配を伝える装置としてnakabanさんの絵がそれぞれの文章に添えられています。nakabanさんの絵を見て、その不穏さや不可思議さに、その明るさに、少しどこか落ち着かないような気持ちを抱えながら次のページをめくり、辻山さんの文章を読むと、それはnakabanさんの絵に対する返歌でもあるかのように、絵と文が軽やかに呼応し合っていて軽い目眩を覚えるのです。幸福なことばが生まれたライブ感を味わうことができるのは、この本の凄さです。


この本の中では、たびたび相対する2つのものが見出されます。
ヴォネガットの小説の中に「泣きながら笑う」しかない「二つの感情を同時に生きる」私たちが見出され、『遠野物語』の中に現代人が「明るさ」という仮象によって見失っている「闇の力をとどめておく物語」が見出され、クンデラの小説の中に「軽さ」と「重さ」という相反する葛藤と、クンデラ自身の引き裂かれた意識が見出され、そして、齋藤陽道さんの昨年発売された2つの作品『声めぐり』『異なり記念日』にひとりの人間が見せる一見相対するような複雑な人格が見出されるのです。


私たちは引き裂かれた世界に生まれ落ち、自らも引き裂かれた存在として生きています。だから、引き裂かれた生の実存に私たちは目を逸らせなくなるし、ときにそれに反目しながらも、ときにそれが生存の拠り所になるのかもしれません。
静かな強度をもつこの本が、多くの人に広まることを願ってやみません。


最後に、数日前にどなたかがすでにツイートされていたのですが、私も、この本の246ページの黄色い絵が目に飛び込んできたとき、うわーっと全身がざわめき、胸が高鳴りました。齋藤陽道さんの文を読んだときの、あの苦しくも美しくて幸福な感覚が、その絵を見た瞬間に、全身に呼び覚まされたのです。


『ことばの生まれる景色』 は、ナナロク社の村井さん、川口さんの直プレゼンの効果もあり、とらきつねでは入荷当日に売り切れたものの、再度入荷しており、現在は在庫がございます。


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橙の光の下で撮ったので
せっかくの表紙の美しい「青」がくすんでしまい、すみません。




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by terakoyanet | 2019-01-12 02:47 | おすすめの本・音楽 | Trackback | Comments(0)

一昨日、昨日と深夜にEテレで放送された「平成ネット史」、ご覧になった方はいらっしゃいますか?
落合陽一さん、堀江貴文さん、ヒャダインさんらとともに、宇野常寛さんがご出演されていました。

いよいよ10日後の1月14日(月祝)に、宇野常寛さんをお招きして宇野さんのゼミ「遅いインターネット計画」を開催します。
話を聞くのが、本当に楽しみです。

うちのイベントは基本的に利益を度外視して開催していますから、基本的にそこには愛しかありません。
宇野さんのどの部分が好きで今回お呼びすることになったのか、今日は昨年10月に発売された宇野さん編集の『PLANETS vol.10』(以下、PLANETS10) のご紹介も兼ねて、お話ししてみたいと思います。


宇野さんはPLANETS10の巻頭座談会(乙武洋匡×ハリス鈴木絵美×前田裕二×村本大輔+宇野常寛)において、村本大輔さんが、SNSにおいて自身が発信した意見に対する「いいね」に対して、小泉進次郎の悪口を喋ったらお客さんがワーッと盛り上がるという例(「小泉さん」は単なる一例ですから誤解しないでください、誰でもいいんです)に触れながら「(安易に)賛同されることが怖い」という発言をしたときに、宇野さんは次のように答えます。

僕はそれこそ質的な問題だと思う。そこで簡単に「いいね」が押せたりリツイートができたりすると流されてしまうんだけど、そういうことができなければ、その時は「村本、いいこと言った。小泉進次郎はダメだ!」と思ったとしても、3日後に横須賀に遊びに行って三浦半島でマグロ食べてたら小泉親子のポスターが貼ってあって、「ああ、意外と地元で愛されているんだなあ」とちょっと冷静になる瞬間があるかもしれないじゃないですか。僕が速度に注目しているのは、そういうことなんです。そういう幅をメディアのほうが持つことによって、改善できると思っている。

もちろんそれで100%解消できるなんてことはない。だって僕自身が結構独善的な人間で、基本的には自分の考えが一番正しいと思ってるわけですよ。でも人間って、自分の意見が常には通用しないことを、世界の真実として理解しているじゃないですか。そういった他者性というか、わかりあえなさ、つながらなさが勉強になって、もっとパワーアップできる。(自分が正しいと)信じている人はいていいし、僕もそういうタイプの人間です。それを追求するためには、逆にちゃんと人の話聞いた方がいいよ、ってことなんですよ。


宇野さんは「日本のインターネットは予めその人にとって気持ちのいい都合のいい、今の自分を肯定してくれるものや安心してくれる内容など分かっているものを脊髄反射的にリツイートし、拡散することで、スッキリするという使い方が定着して」いて、「自分を客観視する能力には限界がある」ことを忘れ、「情報に接することによって全能感に酔っている」人が多いことを同インタビュー内で指摘しています。それはインターネットが「速すぎる」からなんだという問題意識のもと、それを遅くすることで、「他者性というか、わかりあえなさ、つながらなさ」というものが独善的な判断の中に否応なく紛れ込んでくる、そういう「遅さ」を取り戻したいという切実な願いが込められているのを感じます。


この巻頭座談会のめちゃくちゃ面白いところは、宇野さんがそれまでの話題を「フィクション」の話と接続しているところ。
ここで思い出したんです。そうだ、宇野さんは、「フィクション」を愛するオタクだった。

PLANETS10という雑誌で、私が猛烈に面白かったところは、片渕須直と押井守という2人のアニメーション監督のインタビュー記事。
インタビューと言っているけれど、PLANETS10のインタビューの面白さは、聞き手であるはずの宇野さんが、当人と同じくらいの分量でグイグイ深いところまでしゃべっちゃうんです。だから、インタビューをされる側も、そこまでしゃべっちゃうんだというくらい、いろんなことを引き出され、後半になるにつれて、話が深まる、深まる。どこまでも。

片渕さんと宇野さんが、高畑勲、宮崎駿という2人の巨匠の臨界点について話している内容は、フィクションに興味がある人なら、絶対に読み逃すことはできない内容です。もうね、決定的な指摘がなされている。そして、片渕須直監督の『「この世界」と「片隅」は重ならない』という問題意識を、宇野さんも共有しながら、引き受けながら、彼が「遅いインターネット計画」なんてことを言っているとしたら、これは、もう、とんでもないことだなと思ったのです。

片渕須直さんと押井守さんの2人のインタビューを読んだ後に、もう一度、巻頭座談会の後半部を読み返すと、新たな地平というか、宇野さんの深い覚悟みたいなものが読み取れるんです。


僕は今こんな座談会をやっているけど、本来はフィクションの評論家です。フィクションって基本的に他人の考えたものであって、究極的にいえば他人の妄想なんですよ。同じことを言っていても、「俺すごい」という自慢話や「これがすごい」という社会的主張として展開されると受け入れられないけれど、フィクションには共感して侵入されてしまう。本質的には、他人に汚染される体験なんですよ。最初から「これは現実からある程度切断されたものです」という語り口があることによって、他人の考えに侵入されることが快感に変わるんだと思う。だから僕はフィクションが一番好きなんです。

<中略>

政治の話になると人の意見を受け入れなくなるのは、現実だからだと思うんです。だから僕は、「虚構」をもっと大事にしたほうが良いと思ってる。この場合の「虚構」は、映画や小説だけでなくてお笑いやゲームも含めた「遊びの領域」のことです。遊び、プレイそのものが目的であることって、一見無駄なことのように思われるけれど、「~の為にプレイするじゃなくて」「プレイするためにプレイする」体験って、人間にとってちょっと特別じゃないですか。その領域があることによって得られる快感はすごく大きいと思う。だからそれをうまく使っていきたい。


ここまで読み進めていくと、フィクションのことが好きな宇野さんが「遅いインターネット計画」というのを始めたのが、とてつもなく狂気じみた(誉めています)面白いことという気がするのです。この面白そうという感覚は私がひとつ前の記事に書いた「フィクションという覚悟について」とも連動しています。

というわけで、私は、宇野さんの話、とても楽しみなのです。


1月14日(月・祝)の宇野さんのゼミの詳細はこちらをどうぞ。



チケットはこちら。残席わずかです。






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by terakoyanet | 2019-01-04 11:37 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)

宇野常寛さん、福岡・とらきつねでゼミを開催!
大人はもちろん、大学生、高校生などの学生にもぜひ来てほしいイベントです。
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PLANETS vol.10 刊行記念
宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画(福岡開催)

家入一真猪子寿之落合陽一乙武洋匡押井守片渕須直前田裕二箕輪厚介村本大輔らが参加した、いま日本で一番熱い総合批評誌、「PLANETS vol.10」の編集長、批評家の宇野常寛さんによる、九州初のゼミが、福岡・とらきつねにて開催されます。

ツイッターをはじめとするインターネットが「速すぎる」ことが、私たちが目にする情報の質を劣化させ、どうしようもない状況を生み出しているという問題意識から、「遅いインターネット計画」を始動した宇野常寛さんに、昨今のインターネットを取り巻く問題から、平成後のこれからのコミュニティの在り方について、たっぷりお話しを伺います。宇野さんの語りを聞いたことがある人はわかると思いますが、宇野さんのお話し中は、聞いている方もドーパミン出まくりの時間になりますから、刺激的な時間になることを了承の上、ご参加ください。


相互対話型のイベントがいいなと思っています。ですから、ゼミの後半40分ほどは、質疑&対話の時間とさせていただきますので、参加者の方はぜひ積極的にご質問、ご意見などを聞かせてください。(もちろん、宇野さんの話をひたすら聞きたいという方のご参加も歓迎です。全員に発言してもらうことは、時間的にも難しいですから。)

当日は、PLANETS10をはじめ、PLANETS刊行の本も販売いたします。また、ゼミの後には、宇野さんのサイン会も行います。



◇日時
2019年1月14日(月・祝) 午後2時~4時(2時間程度)


◇料金とチケット
4,000円 [学生2,000円]

(定員30名程度)
①とらきつねBASEにて購入(チケットレス・予約番号発行)
https://torakitsune8.thebase.in/items/15293446
②とらきつね店頭にて購入(チケットレス・予約番号発行)
※キャンセル不可(返金できませんのでご注意ください)


◇当日のスケジュール(おおよその目安になります)
13:00 とらきつねOPEN
13:30 開場
14:00 宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画 前半部開始
15:00 休憩
15:10 宇野常寛ゼミ 遅いインターネット計画 後半部開始
15:30 質疑と対話(参加者の方々と)
16:10 ゼミ終了 サイン会


◇宇野常寛プロフィール
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』(河出書房新社)など多數。企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)など。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師、立教大学社会学部兼任講師も務める。dTVチャンネル「NewsX」火曜日担当


Planets vol.10は、いろいろなところでご購入いただけるのですが、ぜひ、以下のPLANETSの公式直販でお求めください。
12月27日までの購入の場合、【特典冊子】宇野常寛インタビュー「『遊び』と『生活』から革命は始まる――『遅いインターネット』計画は何を目指すのか」が付くそうです。


宇野常寛さんのオンラインサロン、PLANETS CLUBはこちら↓
今年、大きな話題をさらった落合陽一さんの『デジタルネーチャー』や、いま大きな話題になっている12月発売の福嶋亮大さんの『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』もPLANETS刊行です。

【対談】落合陽一×宇野常寛 〈計算機自然〉はプラットフォームへの隷属を乗り越えうるか『デジタルネイチャー』刊行に寄せて


この対談、ムズいと思われた方、↓はずっととっつきやすいです。


そして、PLANETSチャンネル<木曜解放区>は、宇野さんが、「僕に興味をもった人はまずこの番組を見てください。」と呼びかけているコンテンツ。こちらも軽口から本質的な話まで、気軽に、でもじっくりと深く楽しめます。





さらに、私が最近、宇野さんめっちゃすごい(そして、宇野さん好きだ!)と思ったのは、NHKの100分de名著スペシャル「石ノ森章太郎」に出演したときの宇野さん。こちらのリンクはいつまで生きているかわかりませんが。見ごたえのある100分de名著の中でも、まさに神回で、宇野さんも、他の出演者も熱すぎる。


宇野さんは、歯に衣着せぬ語り口はとても痛快で、リアリストのようで底に愛があるから、思考の深い部分で共感することができます。

ゼミでは、宇野さんと直接に強度のある話ができればと思います。
チケット完売必至の様相を見せていますので、チケットの購入↓はお早めに。






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by terakoyanet | 2018-12-20 15:39 | とらきつね | Trackback | Comments(0)

ナナロク社のこと

現在、とらきつねでは、12月16日の植本一子さんトーク開催を記念して、植本一子さんの書籍、及び、ナナロク社さんから刊行された書籍のフェアを開催しています。


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トークの第1部は植本さんとナナロク社代表、村井さんのトーク。


今日はナナロク社のことを少しお話しします。


ナナロク社 http://www.nanarokusha.com/ は2008年に村井光男さんと川口恵子さんによって立ち上げられた出版社。

「ナナロク」の名は、ふたりが1976年生まれであることなど、きっと76個くらいその由来はあるんじゃないかと思いますから、死ぬまでに全部聞いてみたいと思っているところです。


現代がもし、詩が力を持たない時代だとすれば、きっとそれはとても不幸なことです。

ナナロク社は、詩と、そこから紡ぎだされる現象を大切にしている出版社だと感じます。

谷川俊太郎さんの数々の詩集をはじめ、さまざまな、シンプルながらコンセプチュアルな作品が刊行されています。

そしてそれらの作品は、けっして時代の風になぎ倒されることのない、凛とした強さを持っています。


ナナロク社の本は、装丁が素晴らしい。

手にとって見ていただきたいのです。見てるだけではわかりませんよ。手に載せて、少しページをめくってみれば、きっとその美しさとやさしさが実感をともなって体に染み込んできます。

詩集というのはこうやって掌で感じながら楽しむものなのだということを、深く感じることができます。


ナナロク社の名を世に知らしめるきっかけになったベストセラーといえば、川島小鳥さんの『未来ちゃん』がありますが、「宅老所よりあい」がすぐそば(唐人町寺子屋&とらきつね と同じ校区内にある)の福岡の私たちにとっては、もしかしたら『へろへろ』(鹿子裕文さん)のほうがピンとくる方が多いかもしれません。



ナナロク社の数あるエピソードのなかで、私が好きな話を2つご紹介したいです。


1つめは、現在、ベストセラー爆走中の藤岡拓太郎さんのマンガ『夏がとまらない』にまつわるお話し。

※『夏がとまらない』を読んだことがない方は、下のリンク先の「18才」だけでも読めば、その面白さがせつなさがわかると思います。



https://www.takutaro.com/making-of-natsugatomaranai/

「夏がとまらない」日記は、藤岡さんが、この本を作るにあたり、ナナロク社から本を出したい!と思って村井さんにメールを送るところから始まります。そのあとの、藤岡さんのマンガを読んだ村井さんの返信メールが、編集者というのはこれほどか!と驚愕してしまう内容なのです。


抜粋しようと思いましたが、全部載せた方がわかりやすいし面白いので、そのまま載せます。(藤岡さん、村井さん すみません)



藤岡さん
こんばんは。
ナナロク社の村井です。


どたばたとしているうちに、メール、遅くなりました。


さて、先日お話をした、「夏がとまらない」についてですが、つぎのように考えています。


見たことがないのに、見たことがあるように感じる、
はじめてみるのに、思い出すようにとらえられるもの、
そして、おかしみが感じられるもの。


これが、私が『「夏がとまらない」といったもの』について、言えることです。


藤岡さんの作品は全般に、いわゆる「あるある」ではなく、
むしろ、そんなひとたちはいない「ないない」なのですが、
それを、「あるある」のように描いていることにも、
私は、面白いと思っているところです。


ただ、より、藤岡さんの独自性を強めることとして、
季節の風情や、懐かしさや、あるいは優しさといったようなものが、感じられる作品を読みたいと思います。


ここからは、書いていて難しくなるのですが、
なので読んで意味がとらえにくくても、
それは藤岡さんのせいではないので、気にせず読んでください。


とりあえず、書きます。


私は、笑いに逃げない笑いで、笑えるものが、読みたいです。
すでに、多くの芸人や喜劇作者によって、笑いの類型はたくさん出ております。
それにより、読者、受け手も、かなり、訓練されてしまっています。
良い面もあるのですが、あるていどの形で、笑いとして受容してしまうことが、あるかと思います。


なんとなくこうすると不条理の笑いになるな、とか、
ここは多少乱暴に終えても大丈夫だなとか、
藤岡さんの作品がそういった作品ということではないのですが、
笑いを作るうえで、笑いに逃げ込める要素は、いまはとても多いように思うのです。


そういったなかで、
藤岡さんの作品を読むと、
心のなかから、なにかが反応してくる、
なにかを思い出す、といった、
笑いということをつきぬけた何か(それは笑いなのですが)を、見てみたいと思っています。


そういった中、私として、
「夏がとまらない」は、よい作品でした。


まあ、つらつら書きました。
意を尽くせませんが、このまま送ります。


創作のご武運をお祈りしております!!!


村井光男



すでに『夏がとまらない』のファンであった私は、村井さんから藤岡さんに送られたこのメール文を読んで、ちょっと愕然としました。村井さんのこのメール自体が詩であり、そして「あるある」「ないない」の話のところなど、『夏がとまらない』という作品のよさを虚飾なく端的に表していることに驚いたのです。


ナナロク社という確かな目をもつ版元のフィルターを通ることが、作品にとって、読み手にとって、幸福なことなのだということを知ったエピソードです。



2つめは、ナナロク社の最新刊、『ことばの生まれる景色』の著者である荻窪の本屋Titleの辻山良雄さんが、つい先日綴った「よく読むタイプ」というタイトルの短いエッセイ。(このタイトルがまた良いな)
http://www.gentosha.jp/articles/-/11735


この本の担当であった編集者・川口恵子さんが「よく読む人」であったこと、良き「第一の読者」であったことが、この本を最終的に当人も見知らぬ着地点まで到達させてしまったことが書かれていて、とても興味深いです。

血の通った本というのは、こうやってできるのだ、そういう現場を見せてもらった気持ちになりました。



今回のイベントで、ナナロク社の村井さん、川口さんがお越しになるので、ナナロク社の「すさまじい」本(本屋Title 辻山さん)はこうやってできるのだ、ということを、あらかじめ皆さんに知ってもらいたく、やや長い文章をまとめました。



当日、第1部と第2部の合間に、短い時間ですが、村井さん、川口さんからナナロク社という出版社とその本についてのプレゼンが行われます。


楽しみにご参加ください。

下の写真は、誕生日に植本さんから大量のお菓子をもらった村井さんの写真。チャーミングです。



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とらきつね on Facebook 随時更新中です。


by terakoyanet | 2018-12-13 15:30 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)

来たる12月16日(日)に、写真家・植本一子さんのトークイベントが本校1階のとらきつねにて開催されます。
現在、東京・上野の森美術館にて開催中のフェルメール展(超大入り)にあわせて刊行された『フェルメール』(ブルーシープ/ナナロク社)の刊行を記念したトークイベントです。ゲストに植本さんのほか、版元であるナナロク社の代表、村井光男さんをお招きいたします。

※現在ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)にて、『フェルメール』の試し読みサイトが特別オープンしています。本とは異なる映像の美しさをたっぷりとご堪能下さい。

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◇イベント

植本一子
『かなわない』から『フェルメール』までを語る

第1部 植本一子×村井光男(ナナロク社)
「フェルメールの旅」
~『フェルメール』刊行記念トーク

第2部 植本一子×鳥羽和久(とらきつね)
植本一子の『かなわない』から現在まで~一子さんを根ほり葉ほり

・質疑
・サイン会


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◇場所と時間

とらきつね 福岡市中央区唐人町1-1-1成城ビル1F

12月16日(日)19時30分~21:50分ごろ




◇料金とチケット

前売 2,500円 / 当日 3,000円 (中学生以下無料)
※前売時点で完売の場合、当日券の販売はありません。

とらきつねBASEにて購入(チケットレス・予約番号発行)
https://torakitsune8.thebase.in/items/14761189
②とらきつね店頭にて購入(チケットレス・予約番号発行)
※キャンセル不可(返金できませんのでご注意ください)




◇内容

フェルメールの全作品を踏破する旅の写真と文章が収められた『フェルメール』(ブルーシープ/ナナロク社)の刊行を記念したトークです。

第1部では植本さんといっしょにフェルメールの旅をしたナナロク社の代表・村井光男さんをゲストに招き、フェルメールの絵を巡る旅について、旅を巡る心象風景について伺いたいと思います。
さらに、これまで谷川俊太郎さんの詩集や、『未来ちゃん』(川島小鳥)、『へろへろ』(鹿子裕文)、『夏がとまらない』(藤岡拓太郎)などの話題書を世間に次々に送り出してきた村井さんが、今回なぜ『フェルメール』という本を作るにあたり、植本さんに声をかけたのか、そしてついに美しい本が完成するに至った経緯について、お話しを伺いたいと思います。

第2部では植本さんと親交のあるとらきつねの鳥羽が、植本さんに家族のこと、親子のこと、ECDさんのこと、執筆や生活のこと、そして写真のこと等を尋ねたいと思います。鳥羽さんならなんでも聞いていいよ、と言われたので、いまの植本さんに聞きたいことを、いろいろ聞いてみたいと思います。


◇登壇者プロフィール

植本一子 うえもと・いちこ
1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。広告、雑誌、CDジャケット、PV等で活動を続ける。2013年に立ち上げた写真館「天然スタジオ」で、一般家庭の記念撮影を行う。主な著書に、『かなわない』(タバブックス)、『家族最後の日』(太田出版)、『降伏の記録』(河出書房新社)など。
ホームページ http://ichikouemoto.com/


村井光男 むらい・みつお
1976年東京都生まれ。株式会社ナナロク社代表。新卒で出版社に就職するも3年で解雇となり、成り行きで設立した個人出版社も2年で頓挫。その後、復職した出版社が倒産したのをきっかけに、2008年ナナロク社を設立。谷川俊太郎著『あたしとあなた』『バウムクーヘン』など詩集、アートブックを中心にこれまでに約70冊を刊行。
ホームページ http:www.nanarokusha.com/


鳥羽和久 とば・かずひさ
1976年、福岡県生まれ。株式会社寺子屋ネット福岡代表、唐人町寺子屋塾長、及び日本航空高校唐人町校校長。大学院時代に学習塾を開業。現在、160余名の小中高の生徒を教室で指導する傍ら、とらきつね(本・文具・食品・雑貨)の運営や各種イベントの企画、独自商品の開発等に携わる。全国で講演も多数。著書に『親子の手帖』(鳥影社)、『旅をする理由』(啄木鳥社)。
ホームページ http://tojinmachiterakoya.com/

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◇植本一子さんを知る

世の中では「母」と言うと「母なる愛」とか「母性」とよく言われますが、母でも母性が湧きにくい人だっているし、母と娘の相性もある。人間ですから、親子でも合わないこともあります。「親子の間には愛情がある」というのは紋切り型ですよね。それぞれの形があります。 ~植本一子さん『家族最後の日』刊行時のインタビューより


こちらのインタビュー、印象的な言葉が次々に飛び出して見逃せません。

「娘の幸せが許せないという母の思いをひしひしと感じていました。」
「石田さんと家族になって、石田さんは私が私であることを何よりも最優先してくれたと思います。私に好きな人ができても怒られなかった。もちろん私が間違ったことをすれば正してくれるんですが、私に好きな人ができることは決して悪いことではないという姿勢で。」
「自分自身の考えることが日々変わるように、自分の考える家族の形も変わっていくものだと思います。「絶対」を決めないことが柔軟性でもあるし、家族とは「『こうあるべき』から解放されるべきもの」だとも思います。」



インタビューはこちらも面白いです。

能町みね子さんと植本一子さんの対談、「こうあるべき」を壊す二人のパートナー観

「自分にはまともな恋愛はできない」という姿勢がベースにあるので、それであれば自分の人生を切り売りするというか ー (植本)

「籍入れちゃうのって面白いな」という気持ちがあるんですよね。極端に言うと、結婚という制度をゆさぶってやろうみたいな、そういういたずらみたいな気持ちも半分ぐらいあって。<略>紙切れ一枚で結婚になってしまうのだというところを茶化したいような気持ちがあるんですよね。(能町)

(石田さんとの結婚は)お互いに「拾った」という感じがあったんじゃないかな。それで共依存みたいな関係が合致してしまったところがあって、すぐに結婚に進んだのかな、と今の分析では思っています。(植本)

もちろん一人で生きていける人もいますが、人と暮らすことが生命維持装置だという側面はあると思います。(能町)

自分自身、世間で言う「常識的な生き方」ができないということが強烈なコンプレックスとしてあって、その裏返しで「なんとなく常識的だと思われていること」を揺さぶってしまいたいという気持ちはどこかにあると思います。(能町)

私は、自己肯定感の低さを埋めるために誰かを求めてしまっていたのかもしれないと思い返しているんです。だから、恋愛めいたものは繰り返してきたし、数は多いけれど、結局親からもらえなかったものを、一線を超えた恋人みたいな対象に全部求めがちで、それで毎回相手を疲れさせてしまう。(植本)

世のなかに対しては、怒りの感情がやっぱり強くあるんですね。多くの人には、何回か恋愛した後に結婚して子どもを産む、というような流れがある。その人たちを決して責めるわけじゃないけど、私はもうそこにいけないということにすごく大きなコンプレックスがあるから、それに対してレジスタンスのような思いがある。自分勝手な、子どもっぽい怒りと、そうすることで後に道ができるというような、少しは意義ある怒りと。どちらもあるんじゃないかな。(能町)

まわりに対して怒りを感じるというのは、自分自身が相当常識にとらわれているからでもあるんですよね。常識にとらわれていなければ怒りもわかないし、それぞれが好き勝手に生きればいいわけだから。「愛し合う男女が結婚して、子どもを産んで育てることこそが正しい」みたいな、保守的で頑なな人格が自分のなかにもあって、その自分にたまに負ける。社会にも腹が立つけど、それよりもそこに簡単に負けている自分にも腹立たしい気持ちがあって。完全に自由になりきれない、そんな自分との戦いでもあるんです。(能町)

自分を形づくるのに関係していく親や友達のような、わりと近しい間柄の人のことを指すのですが、自分を良い方向に持っていってくれる「重要な他者」がいたらいいですよね。そしてそれは、一対一のパートナーシップに限らない。複数の他者とのやさしいゆるやかなつながりと助け合いの場が、より生まれていけばいいなと思います。だっていろんなことを一人に頼ろうとするから無理が出てくるんですよ。(植本)


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◇植本さん本人が投稿したイベントの案内

福岡、および九州近郊のみなさんの…脳内に…直接語りかけています…

来たる…12/16日曜夜、ひさびさに…福岡でトークショーです!トークのお相手は…鳥羽さんです!誰?!って思った…?


鳥羽さんは「親子の手帖」っていう本を書いた…塾の先生であります…素晴らしかったから…私も帯を書かせてもらいました…私の帯文も…いいでしょ?


鳥羽さんのことは…信頼してるので…トーク…楽しみなのです。西日本の皆様…12/16は福岡に集合ヨ!

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そして…もう一人のトークのお相手は…ナナロク社の村井さん!もうこの組み合わせ…何度目って感じですが…福岡では…もちろんお初!村井さんとトークすると…私…ツッコミ役みたいになるけど…楽しい…つまり…完全リラックスで…参ります!
この村井さん…なんか若い…

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鳥羽さんと喋ると…カウンセリング…というか人生相談になりそうで…楽しみ…。そうだな…最近関係がマシになりつつある…実母とのことはまぁいいとして…娘との関係について…聞いたりしたいな…とうとう…思春期が…やってくる!!!教えて鳥羽さん!


みなさんも是非!

植本一子@dj_anzan




◇チケット購入ページ



◇イベントFACEBOOKページ

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by terakoyanet | 2018-12-03 02:32 | お知らせ | Trackback | Comments(0)