プウホヌア・オ・ホナウナウ
2017年 11月 10日
プウホヌアというのは、カプ(=Kapu|禁忌・英語のタブー"tabu"の語源)を破った者が罪の赦しを請うために訪れる地のこと。当時、カプを破ったものは死罪になるというのが通例でしたから、逆に言えば、その赦しを請うためのこの地がいかに特別な場所だったということは想像に難くありません。
同時にここにはカメハメハ大王の祖先をはじめ23人の王族の遺骨を納めた霊廟ハレ・オ・ケアヴェがあり、死後も骨にマナ(生命の力)が宿ると考えたハワイ人たちにとって、マナが充溢する神聖な場所でもありました。まさにこの地は、生と死の力が交錯する、ハワイ人にとって第一級の聖地であったわけです。
プウホヌア・オ・ホナウナウはこの土地にさえ来れば、全てのものからその生命が守られる、そういう場所でした。ですから、この場所では生命が失われてはならないのですから、普段は殺し合っている部族どうしでも、ここでは静かに話し合いをしなければいけません。この場所で争うことは決して認められなかったのです。
また、どんな凶悪な犯罪者も、この場所にさえ居れば決して罰を受けることがありません。そこでは全てが贖われているのですから。それだけではなく、この地で彼らの魂はこの地で清められるのです。
かつてプウホヌアは海からしか訪れることができない土地でした。カプの赦しを請うために、自由な魂を得るために、ハワイ人たちはまさに命がけでこの場所に辿り着いていたのです。
私はこの話を初めて聞いたとき、すっかり魅了されてしまいました。この場所にさえ来れば全てが赦されるプウホヌア。その場所を目指して海を渡ったハワイ人たちのことを考えると、私もその場所に行きたいのに、行かなければならないのに。そんな空想とも現実ともつかない考えで、頭の中がいっぱいになってしまいます。


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迫力満点のオーシャンフロント、ポイプ・ショアズ
2015年 08月 18日
初めての島を訪れるときに重要なことは、島のどこに泊まれば晴天に恵まれた快適な滞在を楽しめるかということです。特にハワイ諸島の場合、貿易風の影響で、島の例えば北東岸と南西岸とでは、同じ島とは思えないくらい気候が異なります。
例えばハワイ島に行ったことのある人と話をしていると、その人が受けたハワイ島の気候のイメージの幅に驚かされることがあります。東岸のヒロに滞在した人たちは、雨が多かった、雰囲気がある町だったと言います。西岸のカイルア・コナに滞在した人たちは、カラッとしていてさわやかな場所だった、思ったよりきれいで新しい町だったと言います。
私は初めての滞在のときには、なるべく降水の少ない地区を選びます。だって初めて行くのに雨ばかりではつまらない、という単純な理由からです。カウアイ島で、降水が特に少ないのは、やはり例に漏れず南西岸です。西から南にある地区のうち、ワイメアとポイプで迷いましたが、滞在にあたり、より利便性の高いポイプにその宿泊を決めました。
選んだのはポイプ・ショアズ"Poipu Shores"。
その名のとおり、オーシャンフロントに客室が並ぶコンドミニアムです。
ハワイはコンドミニアムがいいです。
ホテルに比べて自炊をするなどの自由度が高いし(私たちはなかなかやりませんが)
滞在日数を重ねるたびにまるで自宅にいるような寛ぎと部屋への愛着が生まれます。

ポイプ・ショアズは目の前に海原が広がる絶景のコンドミニアムでした。

しかし、打ち寄せる波が少々ダイナミックすぎます。


下手したら波にのまれてしまいそうなくらいの勢いです。
この波が災いして、妻は「波の音が大きすぎて夜眠れない・・・」
という痛手を受けることになります。私は大丈夫でしたが。
他の部屋のお客さんたちがプールサイドから真下の岸辺を覗いています。

何かと思って見てみると

ウミガメが泳いでいるんです。1匹だけではなく、数え切れないほどたくさん。
高い波のせいで何度も岸に打ちつけられていて、心配になります。でもきっと大丈夫なんでしょうね。
ハワイ、特にネイバーアイランドにおけるウミガメとの遭遇率はかなり高いのですが、宿泊している部屋の真下にやってきたのは初めてでしたので、飽きることなくずっと眺めていました。


ポイプは期待通り、滞在中ずっと天気がよく、あまりに気持ちのよい時間でした。
カウアイ島は、これまで行ったあらゆる場所の中でも、間違いなくベストプレイスのひとつ。
ハワイ諸島の主な島のなかで最初に誕生した古い島だから、他の島より渓谷が深く、その美しさは眩暈がするほど。


もう一度行きたいと、島を去ったその日から、ずっと思い続けています。
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鹿児島のHANASAKAN Cafeヘ。
2015年 08月 17日
レベル引き上げの前日、私は鹿児島市内にいました。
鹿児島大の工学部からトコトコと坂を登っていったところにある、HANASAKAN Cafe。
住宅街の道路の突き当たりにあるコンクリート打ちっぱなしの箱型の建物です。

こちらのカフェは、Mizuho Oshiro ギャラリーに併設されています。
こちらのギャラリー、過去には村上隆や蜷川実花、荒木経惟、草間彌生、奈良美智といった人たちの展覧会が開かれるなど、鹿児島のアートの拠点として知られています。とらきつねでお取り扱いしている陶芸家、中里花子さんの兄、中里太亀さんの催しも複数回行われているそうです。

天気がよければ内席とテラス席どちらか選ぶことができます。
幸い青い空が広がっていましたので、テラス席を選ぶことに。

桜島と鹿児島市街を広く見下ろす高台に位置するカフェからの展望は素晴らしく
市街地の蒸し暑さが嘘のように心地よい風が吹いていました。

食べ物も飲み物も場所になじむ穏やかな味。鹿児島に来て、いちばんほっとした時間でした。
隣にいた妻が、ハワイっぽい、キラウエア、と言い出したので、市街地と爆裂火口をもつ火山が同時に見える風景から、彼女がワイキキとダイヤモンドヘッドのことを言っていると察知し、キラウエアはハワイ島にあること、ワイキキとダイヤモンドヘッドがオアフ島にあることを解説したあとに、ハワイっぽく撮った写真。一瞬、アロハの風が吹いた気がしました。

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早朝のダイヤモンドヘッド登山 in ハワイ
2014年 12月 28日

最初に頭の中に浮かぶのは、ビーチの向こうに見えている、あの山に行ってみたいということ。

私も初めてハワイに行ったときから行ってみたいと思い続け、ようやく今年のハワイ滞在で初めてダイヤモンド・ヘッドに登りました。
選んだ時間は早朝。
ベッドから起きてすぐに快晴の天気を確認し、すぐにタクシーを呼んで飛び乗ったら、リムジンでした。。
リムジンに乗ったのは、自慢ではないですよ。
ワイキキでは、リムジンがふつうにタクシーとして走っているんです。だから一定の割合でリムジンになってしまうんです。

山に登るためだけの半袖半ズボンの軽装で、妻をホテルに残して一人でリムジンに乗るはめになった私は、あまりに私自身の身なりと不釣り合いなムダに巨大な乗り物に、とても居心地が悪い、なさけないような気持ちになりました。
目的地に10分ちょいで到着。
私の内心の葛藤などどこ吹く風のリムジン運転手スティーヴ(仮名)は、印象の薄い微笑を残して、さわやかは朝の風とともに去って行きました。

さあ、気を取り直して登山開始です。
ピークはあそこかな?

登り始めたのは、まだ朝日が赤く眩しい時間。


よく見ると、蟻の行列のように、たくさんの人々。

途中には、暗いトンネルや心臓破りの階段が。(この階段を回避できる[でも距離は長くなる]コースもあります。)

歩きはじめてわずか35分ほどでピークに到達!
朝一番から、ツアーで来たたくさんの日本人の姿があります。

そしてワイキキを見下ろすこの展望。

ダイヤモンドのすり鉢の中。ほぼ円形の火山体であることがわかります。

ハワイ大学、マノア(ワイキキ近郊の高級住宅地区)方面。

南側はオアフ島最南端にあたる海岸線。昼に登れば暑いけど海はもっと鮮やかな色になるでしょうね。

下山します。

ハワイの太陽は、日本より急勾配にグングンと天頂目指して登っていきます。


一人で楽しく自分の影を撮って早朝ミッション終了。

すっかり勢いづいてしまった私は、その後寄り道をしながらワイキキのホテルまで歩いて帰りました。

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タンタラスの丘のビューポイント
2014年 10月 22日
私は夜景スポットに昼間に行くのが好きなので(昼間の方が地形がよくわかるから)晴れた昼間に出かけました。
ホノルル市街から車で30分ほど。向かうときはRound Top Drを通りますが、道が狭いので注意が必要です。
屹立するホノルル市街のビル群、ダイヤモンドヘッド、ホノルル空港、マノア地区などを一望できます。



あまりにいろいろなものが見えるので(例えばハワイ州立大学の学生寮とか)頭の中の地図を更新するのに夢中になってしまいました。
美しい夜景は素晴らしいでしょうが、あの細い道を個人で通るのはなかなか大変ですね。
ツアーもいいですが、Puu Ualakaa State Parkまでは来ずに、手前の道路の路肩で夜景を眺めることが多いそうです。
こちらの州立公園からはトレイルも延びていて、歩きたい人にとってはワクワクするスポットです。

次に行くことがあれば、ここからマノア滝まで歩いてみたいと思っています。
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ハワイ・オアフ島、東部海岸巡り
2014年 06月 20日
このコースを巡る所要時間は、ビーチで泳がなくても9時間ほど。1日がかりのコースです。
オアフ島東部には、カイルアをはじめとするハワイを代表する美しいリゾートビーチがあります。
その一方で、1年を通して島に吹きつける北東からのトレードウィンド(貿易風)の影響で、東部の海岸線は荒々しい姿を見せます。風雨に浸食され、尾根が鋸のようにギザギザと尖るコーラウ山脈(Koolau Range)が、海岸線まで迫ります。急峻な山脈を見ていると、リゾート地になる以前の、太平洋の絶海に浮かぶ孤島のひとつにすぎなかった当時のこの島について、思いを馳せずにはいられません。私は陽光に照らされた眩しいビーチよりも、この尖峰が連なる山々の威容を見たときに、ハワイに来た、という深い実感を得ます。
以下にワイキキのホテルから出発した場合の東部海岸巡りモデルコースを記します。
1.スピッティング・ケイブ(Spitting Cave)
まずはダイヤモンドヘッドを右手に眺めつつH1、及び72号線を東走します。
ココヘッド(Koko Head)やハナウマ湾の手前のポートロック・ロード(Portlock Rd)を右折すれば、まもなく到着です。
ダイビングスポットとして知られていますが立ち寄るだけでも十分に楽しめます。
火成岩が侵食された階段状の岩場が美しく、息を呑む迫力の絶壁があります。マウナルア湾(Maunalua Bay)やダイヤモンドヘッド(Diamondo Head)を一望できるなど展望も素晴らしい場所です。
海外の方やロコに人気があり、崖から海へ飛び込む若者たちを多く見ますが、この場所はこんなに荒々しい侵食地形ができるくらいですから波が非常に強く、昨年も死亡事故が起きており、海に入る際には厳重な注意が必要です。



場所は非常にわかりにくく、住宅街の中に海岸に抜ける道があります。

2.ハナウマ湾(Hanauma Bay)
有名な場所なので説明は割愛します。駐車場が込みすぎているときは、日程や時間帯を変えて再チャレンジしましょう。駐車場からでもこの展望。泳がないのであれば、駐車場やトレイルで眺望を目に焼き付け、次のポイントに向かいましょう。


3.ラナイ展望台(Lanai Lookout)
空が澄み渡るときにはラナイ島、モロカイ島が見えるという展望台。こちらも侵食された荒々しい溶岩地形を見ることができます。

4.潮吹き穴(Blowhole)
海が荒れ、激しい潮吹きを見ることができる冬はもちろん、潮吹きがほとんど見られないことも多い夏季も立ち寄ることがオススメします。周辺は荒々しい絶壁が続き、潮吹き穴の傍には断崖に囲まれた小さなビーチがあります。

5.マカプウ展望台(Makapu'u Lookout)
72号線を東進し、オアフ島の最東端に位置するのがこの展望台。
周辺にはトレイルが複数伸び、「ペレの椅子」などヒストリカルなスポットも点在します。
(くわしくはこちら)
マカプウ・ビーチパーク、マナナ島(ラビット・アイランド)などを望むことができ、まさに絶景です。


6.ビローズ・フィールド・ビーチ・パーク(Bellows Field Beach Park)
72号線を北上していくと、右手にワイマナロ湾(Waimanalo Bay)が見え始め、そして左手には急峻なコウラウ山脈の山肌が見えてきます。ワイマナロ地区にあるビローズ・フィールド・ビーチ・パークは、同じ敷地内にエアフォース・ステーションなどの軍用施設があり、開放は土日のみです。



ワイキキはもちろんカイルアと比べても人が少なく、木陰もあり、とても快適なビーチです。ワイキキからアクセスが良いビーチのなかでは最も良いと思ったビーチです。モクルア諸島(Mokulua Islands)やマナナ島、コウラウ山脈が見え、展望も抜群。週末にビーチで一日過ごすのならここを選択したいところです。
7.カイルア・ビーチパーク(Kailua Beach Park)
カイルア・ビーチは全米NO.1ビーチに選ばれたことがあるハワイを代表するビーチ。
「ワイキキと同じようにはなりたくない」(ハワイ在住の日本人の方の発言)という地元民の思いもあり、商用車の乗り入れが禁止されています。ツアータクシーなどで訪問する際には注意が必要です。

ポポイア島、モクルア諸島や、カメの形をしたウルパウ・クレーター(Ulupau Crater)などを望むビーチの展望は素晴らしく、最近は日本の方々も多く訪れるようになったとはいえ、ワイキキ・ビーチとは比べものにならない穏やかな場所です。
近くのラニカイ・ピルボックス・トレイル(Lanikai Pillbox Trail)はカイルア湾(Kailua Bay)を望む絶景トレッキングコースとして知られています。
8.ワイアホレ・ビーチ・パーク(Waiahole Beach Park)
7までで時間が尽きた方はこのあとヌウアヌ・パリ展望台経由(61号線)でワイキキに戻ることをお勧めしますが、まだ時間がある場合はもう少し北上してみましょう。
83号線を北上していくと、いよいよ荒々しいコウラウ山脈の山肌が道路近くまで迫ってきます。
ハワイ平等院があることで知られるヘエイア地区を抜けてさらに北上すると、右手にカネオヘ湾が見えます。
途中、干潮時だけ現れる砂州、サンドバー(Sandbar)が見えます。

オアフ東岸は降水量が多く、カネオヘ湾は東部に発達する河川の水が大量に流入するため、海が少し濁ってみえる箇所があります。日によってはその濁りが赤く見えるなど幻想的な色になることもあります。
ワイアホレ・ビーチ・パークはまともな案内板がないので、意識せずに進むと間違いなく突き抜けてしまいます。下の写真の2本(だったっけ?)の木などを参考に行ってみてください。クアロアより一歩引いたアングルでチャイナマンズ・ハット(Chinaman's Hat / Mokolii)や海岸線まで迫る山容を見ることができ、オススメです。


9.クアロア・ビーチパーク(Kualoa Beach Park)
ワイアホレを過ぎると、まもなく本日のお出かけ最北の地、クアロアに到着です。


クアロア・リージョナルパーク(Kualoa Regional Park)[またはクアロア・ビーチパーク]は、もともとこの地を所有していた「クアロア牧場」(クアロア・ランチ)が州にこの土地を寄贈したことから一般客も入れるようになったとのこと。(現地のガイド談)
目の前に何かのオブジェのようにチャイナマンズ・ハットが鎮座しています。
近くにはモリイ養殖池などヒストリカル・スポットも点在しており見どころ豊富です。
クアロア・リージョナルパークから見える山の裏側は、かつてオアフ最大の秘境のひとつと言われたカアアワ渓谷(Kaaawa Valley)。現在、渓谷の全てをクアロア牧場が管理しており、牧場主催のツアーに参加しないとこの渓谷に入ることができません。15時までにこの地に到着した方は、クアロア牧場の「映画村バスツアー」(最終スタート15:30)に参加してみてください。(予約推奨。バギー・乗馬をする方はこの場所で時間がたくさん必要となるので、他の場所には行けなくなります。)
ジュラシック・パークをはじめとする多くの映画のロケ地になったこの場所は、神々しいばかりの魅力があります。また、敷地内には第2次世界大戦時の基地跡などもあり、見学することができます。

10.ヌウアヌ・パリ展望台(Nuuanu Pali Lookout)
いよいよ1日がかりの東部海岸巡りが終わり、ワイキキに戻ります。戻る途中には、61号線沿いのヌウアヌ・パリ展望台に寄ることをお勧めします。タンタラスの丘(Tantalus Lookout)と並んで、オアフで最も有名なルックアウトであるこの場所からは、東部海岸を非常に広い範囲で見渡すことができ、この1日の行程の復習に最適です。(※駐車場有料)



ハワイの大自然の一端を知ることができる、東部海岸巡り。
1日で巡ることができる範囲で、これだけ多くの見どころがあるオアフ島ってやっぱりすごい。
そう思わずにいられない行程で、とてもオススメです。

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オアフ島の絶景ポイント、ハナウマ湾トレイル
2014年 05月 10日
多くの観光客が訪れるスポットで、現在では、湾内ビーチに入る際に入場料を払い環境教育ビデオを見る必要があるなど、環境保護のための施策が講じられています。
ですから、ハナウマ湾を訪れる観光客は、駐車場からの展望だけを楽しんで帰る方も多いです。


しかし、私のイチオシはビーチではなく、ハナウマ湾を一望するトレイルです。
「トレイル」と呼びましたが、このトレイルには調べた限り、名前が存在しないのか、それらしいものが見つからず。
トレイルといっても舗装道を歩くだけなので、正式なトレッキングコースとして認められていないかもしれません。私はその付近をふらふらと歩きまくっていたのでたまたま道を見つけて行ってみた次第です。
場所はハナウマ湾のバス停のすぐそば。入口はこれ。

振り向けばココヘッド(Koko Head)。

そしてこの道をわずか数分歩くだけで、ハナウマ湾の全景が開け

さらにココクレーター(Koko Crater)。

そして、ハナウマ湾の向こうにはココヘッド。

ハナウマ湾、ココクレーター、ココヘッドというオアフ島東部の火山地形3つが揃い踏み。
わずか往復30~40分歩くだけで、こんなに素晴らしい眺望を楽しむことができます。
坂道ですが傾斜はゆるやかで、すぐそばの心臓破りのココヘッド・トレイルに比べれば、まさに天国のような場所で、家族連れにもオススメです。(※道の脇は一部、崖のようになっている箇所がありますので十分注意してください。)

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オアフ島最東端、マカプウ展望台
2014年 05月 08日

マカプウ・ビーチパーク(Makapu'u Beach Park)を一望。

マカプウの素晴らしいところは、海と山の眺望のどちらも楽しめること。
オアフ島東部を縦断するコオラウ山脈がついにこの場所で尽き、海に落ちるのです。
また、マカプウ・ルックアウトからは複数のトレイルが伸びています。
最東端の灯台までたどり着くライトハウス・トレイル(Lighthouse Trail)と、ペレの椅子[→ペレはハワイの大地を創造した火の女神]の前まで行くことができるカイウィ・ショアライン・トレイル(Kaiwi Shoreline Trail)の2つが主なトレイルで、その展望の素晴らしさ(ワイマナロ湾、ココヘッドなど東オアフを代表する場所を一望するだけでなく、晴天の日にはモロカイ島やラナイ島が見えることも)から多くの人がこの場所を歩いています。冬季にはクジラが見えることもあるそうです。


ラビット・アイランドの名の由来は、かつてこの島でウサギ(食用)が大量に繁殖していたこと、形が腰をかがめたうさぎに似ていることなど諸説あるようです。もうひとつ、カメの手前に位置しているからという説もあるそうで、確かに水平線上を左にたどると、カメがいます。(ウサギとカメの話はもともと日本の昔話ではなく、古くはイソップ物語[日本では伊曽保物語]に著され、その後もフランスやアメリカの詩人や小説家が取り上げ西洋でもよく知られた寓話とのこと。)

行ってみることにしました。


ヘイアウに掲げられているハワイ州旗が逆さまであることが気になり、ヘイアウにいたハワイ人の方になぜか尋ねると、アメリカ政府に対するプロテストだとのこと。白人勢力に主権を奪われ、王朝が消滅した歴史。ハワイの人たちの心はいまだに傷を負っています。

ヘイアウの奥の海岸は黒い溶岩で囲まれています。
ハワイ人たちはここに身を沈めることで、罪を浄化したそうです。

ハワイの美しさと歴史の奥深さを知ることができるマカプウは、ホノルルからやカイルアからも車で30分以内で着くことができるおすすめの場所です。
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ハワイ島のアカカ滝
2013年 05月 28日





そして数分歩いただけで滝に到着。

深い緑の中、130mもの落差を何の躊躇もなく真っ逆さまに自由落下する大量の水。
しばらく無心で見入ってしまいました。
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カイルア・コナの夕景
2012年 07月 01日
カイルア・コナは島の西岸に位置するので、夕暮れ時は空が真紅に染まります。



日が暮れかかると、束の間のショーを楽しもうとコンドミニアムから人が出てきます。手前には浜辺から海に戻ろうとするウミガメの姿が。

ハワイのウミガメたち(の一部)には、昼間は浜辺で日向ぼっこし、日没とともに海に戻る習性があります。





ハワイ島の夜がゆっくりと更けていきます。
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