タグ:世界遺産 ( 94 ) タグの人気記事

北京郊外の万里の長城(慕田峪長城)に行きました。
市の中心部からタクシーで1時間強。(バスもあります。)
北京の喧騒から離れてこの辺りまで来ると、気持ちいい風がふいています。
d0116009_09211210.jpg

万里の長城が辺境の地にあるという印象がある人にとっては、このアクセスのよさは驚くべきことかもしれません。
万里の長城自体も、他の世界遺産同様に良くも悪くもテーマパーク化が進んでいますから、何の不自由もありません。
d0116009_09212999.jpg

長城まではロープウェイやリフトで行くことができます。下りはスライダーで下ることもできます。
d0116009_09215672.jpg


d0116009_09222467.jpg


d0116009_09223969.jpg

登って辿りついた長城からは、想像以上の素晴らしい景観が広がっています。
万里の長城と聞くと荒涼とした風景を思い起こすものですが、ここは豊かな緑に覆われています。
尾根を這うようにずっと東西に延びるその姿を追っていると、その先への好奇心がふつふつと沸き起こります。
d0116009_09230570.jpg
とは言っても、万里の長城は、ずっと1本の壁が続いているわけではない。
かつてフランツ・カフカが言ったとおり、それは「各所に空隙」がある建造物です。
空隙を埋めようと後からいくら継ぎ足していっても、いつまでも完成しない建造物、それが万里の長城。
いかにもカフカ的な恐ろしさを感じる話です。

d0116009_09233626.jpg

今度行くことがあれば、周辺をトレッキングしたら面白そうだなと考えています。



テーマパーク化といえば、東浩紀さんの新刊『テーマパーク化する地球』が面白いです。
最初は「テーマパークと慰霊」という文章で、中国の大連が出てきます。
d0116009_10033194.jpg
大連という都市自体が、はじめからテーマパークだった、という話。すごく面白いです。

大連をテーマパーク化した国として、ソ連と日本が出てくるのですが、ロシアの極東地方にある都市はそもそもほとんどテーマパーク的だなという実感があります。いまも「模倣の模倣」(東浩紀) という異物を持ち込んだ余所余所しさが甚だしい。ですから、ソ連は極東地方の開発で身につけたテーマパークのノウハウを大連に持ち込んだ感もあります。
d0116009_10061102.jpg
ハバロフスク

d0116009_10084559.jpg
d0116009_10103539.jpg

『テーマパーク化する地球』については、数日前に別のところで以下のように紹介しています。文学論としても面白い本です。


東浩紀さんの新刊『テーマパーク化する地球』。タイトルからは想像しにくいかもしれないが、この本の大きなテーマのひとつは「文学」である (と思う)。

石牟礼道子の『苦海浄土』に「本人でさえいいたいことに気づいていない」当事者性を超える「心の中でいっていること」の語りを見出し、高橋源一郎の小説に「評論が拡張した結果としての小説」つまり「この小説こそが批評である」ことを見出す。

ほんとうの批評は、時代の変化の現実に向かい合い、新たな批評の文体を発明すべく悪戦苦闘しなければならない。東さんはこの問題意識から、文学であるからこそ批評でありえた作品に注目する。

そしてその意識は当然、彼自身の文体さえも揺さぶる。それはかつて二葉亭四迷が『浮雲』で見せた、文体の変化がそのまま哲学と概念の闘いの軌跡を示したあの現場を思い起こさせるものである。

d0116009_10164444.jpg


とらきつね on Facebook 随時更新中です。


by terakoyanet | 2019-06-25 10:18 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

麗江の風景

たった20分前に5日ぶりの自宅に戻ってきました。
この5日の間に、日本は平成から令和になり、福岡の日中の気温は9度上昇するなど変化はありましたが、私は帰って来るやいなやパソコンの前に座って仕事を始め、妻は中国の塵がついた洗濯物を洗い始めました。日常のリスタートです。

旅先で見たSNS上は、令和という新時代への祝賀と、GWを楽しんでいる人たちに手向けられた呪いの言葉で溢れていました。

私は部活の休みが2日しかないと嘆いていたあの子や、GWは逆に平日より疲れてしまって誰のための休みかわからないと嘆いていたあのお母さんの顔を思い浮かべながらも、とにかく自分は自分だ、1年の土日の9割以上働き続け、いっこうに休んでいない私は今こそ休むのだと自分に言い聞かせながら、束の間のホリデーを満喫してきました。


日本の心無い人たちは「中国」という広大な国を一括りにして語りがちですが、中国は広大で、実にさまざまな表情を持っています。気候も食べ物も人々の顔の表情も時間の流れ方も、土地によって全く異なっています。

「中国汚い。」そんなことを平気で言う子どもがいます。
私はこれを大人が子どもにかけた呪いだと思っていて、中国に行ったことがない子どもにそんな見識を持たせる大人たちは間違っていると思います。5年ぶりに行った中国はさまざまな面が様変わりしていました。子どもたちには優越感や偏見に居直ることなく、隣国のいまを自分の目で見てほしいと切に願います。


話は逸れますが、大人は子どもに簡単に呪いをかけてしまうということをもっともっと意識したほうがいいと思います。
自分が好きなことがある。それを仕事にしたい。
そう目の前で言う子どもに対して、そんなに現実は甘くないわよ、と親が言うとき、
親は子の将来を心配して言ってるつもりかもしれませんが、これも一種の呪いです。
この呪いによってこれまでどれだけ多くの子どもたちが「自分が好きなこと」を仕事にすることを諦めて、「親と同じようになる」ことを選択してきたか。
これからは「好きなことを仕事にするのが当たり前」。そんな時代になっていきます。
これは間違いない流れです。だから、呪いで子どもの足をひっぱらないでください。



自分の人生の「うまくゆかなさ」を子どもや他人に呪いとして転嫁する。これはさまざまな神話や寓話の主題になっているくらいですから、人の最も根源的な欲求のひとつと言えるかもしれません。

でもその呪いを正当化して当てこするから、子どもは自分の方が間違っているという不幸な認識を抱くことになるし、それが他人の場合には差別やヘイトやいじめやハラスメントなどを「やむをえないこと」なんて言いながらむしろ増長するような空気を生み出してしまう。

だから私たちは呪いを生み出してしまう私たちと社会について、もっともっと考えていく必要があると思います。



雲南省はこれまで昆明しか行ったことがありませんでしたが、麗江は美しい山と水と空気。
本当に素晴らしいところでした。

d0116009_16201803.jpg
麗江旧市街(世界遺産)を見下ろす


d0116009_16212040.jpg
滞在したのはまるで映画のセットのようなアマンダヤンホテル


d0116009_16223469.jpg
麗江の朝の美しさ

d0116009_16262470.jpg
朝は静かな町

d0116009_16271799.jpg
昼を過ぎると賑わう

d0116009_16312374.jpg
中国も5月の初めは連休で、町は多くの人たちで賑わう

昔の麗江は静かな情緒があってよかった
かつての麗江を知っている人たちはそう言います
確かにいまの麗江が失ってしまったかけがえのない美しいものがあったのだろうと思います

でも、私たちにはいまの麗江を楽しむことしかできないし
いまの麗江もやっぱり楽しくて魅力的な町です
その土地のいまを楽しむ

d0116009_16351480.jpg


d0116009_16380829.jpg


d0116009_16395474.jpg
中国があれだけ多くの人口を抱えることができているのは
第一に水資源の豊富さがその理由に挙げられる
そんな当たり前のことも見ずに国の一面だけ切り取って
「中国は環境が悪い」と言う浅はかさを思い知る


水に恵まれる雲南の農業について
深く学んでみたいと思いました

d0116009_16430980.jpg


d0116009_16433349.jpg
幸い天候に恵まれ、玉龍雪山を借景にして
印象麗江と呼ばれる大スペクタルな演劇を鑑賞することができました


d0116009_19082084.jpg

d0116009_16362200.jpg








とらきつね on Facebook 随時更新中です。


by terakoyanet | 2019-05-05 16:46 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

シギリヤ・ロックに登る

スリランカ中部にある、兵どもが夢の跡、シギリヤロックに登ってきました。
d0116009_13325458.jpg

シーギリヤロックはかつて、火山の火道内のマグマが硬化して出来た岩頸がその部分だけ侵食をのがれてできたものと言われています。スリランカは安定陸塊(20億年くらい前にできた)ですから、露頭に見える地層はかなり古いものということになります。

d0116009_13364222.jpg
敷地に入るとすぐにサルたちが飛び出してきます。


d0116009_13372612.jpg
d0116009_13401205.jpg
d0116009_13404936.jpg
d0116009_13412965.jpg
d0116009_13454335.jpg
d0116009_13491170.jpg
かつては鏡のように像を映したといわれるミラーウォール。

d0116009_13544299.jpg
シギリヤ・レディ(撮影禁止のためWikipediaの写真をお借りしました)は見る人を惑わす艶めかしさが今も。必見です。

d0116009_13573455.jpg

頂上の王宮跡に到着。
d0116009_13595431.jpg
d0116009_14012019.jpg
d0116009_14021810.jpg
d0116009_14035754.jpg
父殺しのカッサパ1世。
オイディプスの悪夢。
精神を病んだという話も伝えられる彼は、この孤独な岩壁の王宮で何度悪い夢を見たことでしょう。

想像をはるかに超える素晴らしい場所でした。
早朝か夕方にぜひ。(私は夕方に登りました。)




とらきつね on Facebook 随時更新中です。


by terakoyanet | 2018-09-14 14:11 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

冬の屋久島 sanpo

20年ぶりに屋久島に行ってきました。
冬の屋久島は初めてでしたが、天気に恵まれたこともあり、虫が多くて暑い夏よりずっと満喫できました。

冬の屋久島の写真集です。

d0116009_22592039.jpg
大川の滝

d0116009_23011084.jpg
蛇之口滝

d0116009_23023290.jpg
二代大杉(白谷雲水峡)

d0116009_23053262.jpg
雲の展望台から宮之浦方面


d0116009_23065495.jpg
千尋の滝

d0116009_23091338.jpg
d0116009_23100531.jpg
d0116009_23122213.jpg
屋久島在住の建築家、William Brouwer さん制作の展望台の底から空を見上げる


d0116009_23164011.jpg
展望台を見上げるWilliamさん


d0116009_23145576.jpg
宣教師シドッティ上陸記念碑
製作はWilliam Brouwerさん、碑文は作家の古居智子さん


d0116009_23181855.jpg
宿泊したホテルからはモッチョム岳(右端)のほか、烏帽子岳、鈴岳などの連峰と亜熱帯林帯を一望



d0116009_23222006.jpg
平内海中温泉


d0116009_23234114.jpg
屋久島名物 飛魚(トビウオ)の姿揚げ [安房の「屋久どん」にて]


d0116009_23253469.jpg
通りかかった神社


d0116009_23264814.jpg
安房川


d0116009_23280598.jpg
d0116009_23303335.jpg
d0116009_23320701.jpg
d0116009_23330596.jpg
野生のサルに会う


d0116009_23371054.jpg
モッチョムはここからが一番きれいなんだよ、と杉さんに言われて振り返ると、
美しすぎるモッチョム。


d0116009_23404761.jpg
仁田早崎鉱山跡(クリスタル岬)


d0116009_23430494.jpg
d0116009_23440675.jpg












とらきつね on Facebook 随時更新中です。


by terakoyanet | 2018-01-03 23:45 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

いってらっしゃい。

明日から当仁中の修学旅行。(明日の中2はお休みです。)

秋の行楽シーズンが終わったばかりの京都・奈良。
紅葉の盛りは過ぎているけど、まだちらほらと秋の美しい名残があるから楽しんできてください。

でも、建物の中がきんきんに冷えてるなんていう経験がほとんどない都会っ子のみんなにとって、寺の寒さは尋常じゃないから、くれぐれもあたたかくして風邪をひかないようにね。

大切な友だちと中学時代のいい思い出ができますように。
そして、ひとり胸の中に秘めるような大切な風景と出会えますように。


先週、出張で関西に行きました。
トンボがえりでしたが初冬のクリアな風景に出合うことができました。



清水寺は舞台が工事中です。
d0116009_11285997.jpg

早朝の寺の清々しさ。(東本願寺)
d0116009_11323504.jpg

秋の名残。(永観堂禅林寺)
d0116009_11382796.jpg
d0116009_11395508.jpg


とらきつね on Facebook 随時更新中です。


by terakoyanet | 2017-12-11 11:45 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

モンテ=アルバン遺跡 sanpo

メキシコ最終日の早朝に、古代アメリカの祭祀場、モンテ=アルバン遺跡に。

古代遺跡やマヤ・アステカの遺跡は旅のテーマ〔メキシコのバロック〕から外れるし、あまり興味もなかったので行かないつもりだったのですが、良い天気に誘われて急遽行くことに。

d0116009_11481355.jpg
d0116009_11562094.jpg
小高い丘の頂上にある遺跡は想像を超えて気持ちのいい場所でした。
古代アメリカ文明の最たる特徴をなす天文台もしっかり残っていました。
ここなら確かに宇宙人と交信できますね。
d0116009_11482532.jpg
d0116009_11484159.jpg



by terakoyanet | 2017-11-14 11:58 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

メキシコ中部に位置する世界遺産の町、サンミゲル・デ・アジェンデは、世界一幸福な町、そんな言葉も決して大げさとは思えないほど、多幸感に溢れた場所でした。

d0116009_12221324.jpg
日曜日は町中はたくさんの人たちで賑わいます。

d0116009_12225802.jpg
d0116009_11173272.jpg
d0116009_12262974.jpg
d0116009_12331219.jpg
d0116009_12335103.jpg
d0116009_12344585.jpg
d0116009_12350573.jpg
どこに行っても、町の人たちがみんな自然にフレンドリーであたたかくて、すごく居心地がいいんです。
d0116009_11244328.png
この町で考えたことは、以前こちらのページに綴りました。「弱者を他者に仕立てること」
d0116009_12354666.jpg
d0116009_12363273.jpg
d0116009_12365538.jpg
d0116009_12371337.jpg
訪れたのは、9月最初の日曜日。
この日にこの町で結婚式を挙げた4人の花嫁を、町の人たちみんなで祝福しています。

この世にこんなに幸せな夜があるなんて。
d0116009_12374299.jpg
街角を歩けば聴こえてくるマリアッチ。
メキシコ音楽を聴くたびに、やっぱり音楽は技術じゃないよね、パッションだねー、パッション最高、と心でつぶやきます。
d0116009_12380886.jpg
サンミゲル・デ・アジェンデ。いままで訪れた場所の中でも特別に心に刻まれる滞在になりました。


とらきつね on Facebook 随時更新中です。

唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
by terakoyanet | 2017-10-09 13:23 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

美しきプエブラ

d0116009_09490965.jpg
昨日、メキシコで再び大きな地震がありました。震源地はプエブラ市(Puebla)近郊。
メキシコシティでも大きな被害が出ているようです。

9月7日の地震の際には私が直前の6日時点でメキシコのオアハカ州にいることをSNS等でお知らせしていたために、多くの方からご心配のメールやお電話をいただきました。(私は6日の午前にメキシコから出国していました。) その際はありがとうございました。

被災地の1日も早い復旧を心から願っています。
美しい街プエブラ。きっとまた訪れたいという気持ちで、プエブラのことをご紹介したいと思います。

d0116009_10193451.jpg
d0116009_10210614.jpg
プエブラ大聖堂



メキシコは建物の壁画が楽しいんです。プエブラは煉瓦とタイルの街。
d0116009_10251041.jpg
d0116009_10255320.jpg
土曜のマーケットで見つけたレタブロ(ブリキ絵/メキシコの奉納画)



プエブラは、メキシコ有数の美食の街としても知られています。メキシコのランチの時間は14時くらいから。その時間に合わせて、美味しいレストランがひしめくプエブラの街の中でも、地元の人たちに特に長く愛されている"Fonda de Santa Clara"に行きました。
d0116009_10320243.jpg
これ、なんだかわかりますか? こちらはプエブラ名物のモーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)。
柔らかい鶏肉の上に、チョコレートとスパイスがブレンドされたソースがたっぷりかけてあって、それをチリペッパーが効いたピラフに絡めて食べる、云わばチョコレートカレー。これが絶品なんです!
d0116009_10391221.jpg

プエブラは、陶器の町としても知られていて、店内の壁にもたくさんタラベラ焼のお皿がかかっていました。
d0116009_10442792.jpg



そして、プエブラにも、目が眩むようなメキシコバロックの美しさを知ることができる聖堂があります。
d0116009_11130070.jpg
サント・ドミンゴ教会

d0116009_10575690.jpg

聖堂に入り、奥に足を進めていきます。
d0116009_10590080.jpg


そして、レタブロまでたどり着いたとき、その左手に現れるのが、ロサリオ礼拝堂です。
d0116009_11141159.jpg
d0116009_11190019.jpg
採光窓の効果もあり、まさに天使が下りてくる場所という神々しさに包まれていました。


偶像を禁止したイスラム教が作ったアラベスクに、キリスト教の天使の顔と、古代宗教の生命の象徴であるトウモロコシが合体したところにメキシコが凝縮されている。

『極彩色メキシコ巡礼』を著した小野一郎さんは、本の中でこの礼拝堂について、そう評しています。
メキシコの聖堂の面白さは、ただでさえカトリックとイスラームの文化が融合しているスペインの建築が、メキシコに入ってきて現地の人たちの生活感情と結びついて、さらに独自の発展を遂げたところにあります。


プエブラから30㎞余り北に進んだところにある、トラスカラ(Tlaxcala)市のすぐ東隣に位置する丘の上にある町オコトラン(Ocotlán)の聖母マリア聖堂、ここにもすさまじいメキシコバロックが存在します。

d0116009_11554756.jpg

聖堂を真っ直ぐ進んで、レタブロの右下部分に隠し扉のような入り口があり、そこに入ってさらに左手に進むと現れるのが、この聖堂の礼拝堂カマリンです。

私はそのとき聖堂内にいた神父が倒したマイクを立て直してたまたま好印象を与えた⁉こともあり、たまたま入って見せてもらえましたが、いつもこの礼拝堂に入れるのかどうかはよくわかりません。
d0116009_12315391.jpg

それにしても、この礼拝堂は、眩すぎて視点が定まりません。
隙間なく埋め尽くされた装飾と聖人たち一つひとつを見てもそれぞれにすごいのですが、それが一斉に視界に入るときに、何というか、人間の魂の蠢きをそのまま目の前に開け広げられたような、空間を乱射するエネルギーに圧倒されてしまい、身動きが取れなくなるような瞬間がありました。とんでもない場所です。
d0116009_12323242.jpg
d0116009_12350079.jpg

メキシコのあの深い祈りの場所を思い出しながら、これ以上多くの人々が苦しまずにすみますようにと祈っています。




とらきつね on Facebook 随時更新中です。

唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
by terakoyanet | 2017-09-20 12:29 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

9月の初めに訪れたメキシコは、アメリカ経由で入国したため、小学校の音楽の授業でグローフェの組曲を聞いて以来ずっと憧れていたグランドキャニオンに立ち寄ることにしました。

本当はトレッキングがしたかったのですが、今回はあくまでも立ち寄りということで時間がなかったため、ヘリコプター(&小型飛行機)でささっと行くことにしました。
d0116009_10360025.jpg
ヘリコプターはラスベガス市街に隣接するマッカラン空港から飛び立ちます。

飛び立ってわずか1・2分で見渡す限り荒涼な土地が広がっており、ラスベガスがまさに砂漠の中の大都市であることを実感します。(ラスベガスはケッペンの分類でBW[砂漠気候]です。地理B選択のみんな、覚えましょう。)
d0116009_10483253.jpg
そして、日本にある全てのダムの貯水量合計の1.6倍というすさまじい規模のフーバーダム上空を通過します。
d0116009_10461791.jpg
d0116009_10511582.jpg
いよいよグランドキャニオン・ウエストへ。ファンタスティックです!
d0116009_10561610.jpg
d0116009_10593529.jpg
d0116009_10564098.jpg
d0116009_10571008.jpg
d0116009_10574312.jpg
d0116009_11015239.jpg
コロラド川沿いの谷底に降りて散策しました。シャンパンでパンを喉に流し込み、長閑な朝を堪能しました。
d0116009_11033341.jpg
d0116009_11035308.jpg
d0116009_11051838.jpg

1時間ほど谷底を探索した後、ラスベガスに戻ります。
フライトツアーはヘリコプターと小型飛行機があります。どちらも乗りましたが、ヘリコプターのほうがお勧めです。低空飛行ができて目前に迫る岩肌を見ることができるし、飛行中の安定性も高いです。

社会(地理)の授業で使用する自前のグランドキャニオンの写真が確保できたことは大きな収穫です。
しかし、グランドキャニオンを見ていると、なぜだか心が乾きます。
精神がもっと潤いのある風景、文脈のある風景を求めているのかもしれません。

d0116009_11222297.jpg
d0116009_11224120.jpg
d0116009_11241654.jpg





とらきつね on Facebook 随時更新中です。

唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
by terakoyanet | 2017-09-15 11:30 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

昨年、ローマに行って、はっきりと自覚するようになったのは、いまも生きている遺産は面白いけれど、死んでる遺産は面白くないということです。

教会巡りがなぜ面白いかと言えば、その場所がいまそこに住む人々の生活と直接に関わっているのを感じるからです。その点、古代遺跡というのは老朽化した古い箱庭を見せられているようであまり面白くありません。

フォロ・ロマーノは世界遺産の凄まじい遺跡ですが、すでに死んでいるという意味では面白さに欠ける場所でした。

でも帰ってきてしばらく経ってそのとき撮った写真を見ると、すごいな、と思わせるのは、遺跡がすごいのか、それともいまの写真の技術がすごいのか。

d0116009_12554138.jpg
d0116009_12564173.jpg
d0116009_12565490.jpg
d0116009_12571632.jpg
d0116009_12572610.jpg
d0116009_12573485.jpg
古代遺跡は死んでいる、と話しましたが、実はローマには、死んだ遺跡が人々の生活風景にそのままなじんでしまったという風変わりな愛おしい場所もあります。

そのうちご紹介したいと思います。


とらきつね on Facebook 随時更新中です。

唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
by terakoyanet | 2017-07-05 12:59 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)