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平成の10枚 唐人町寺子屋 その5

ぶれてぼやけてしまっている、写真としては価値のうすい1枚をセレクト。

公立入試の合格発表当日に集まった特進Sクラス生6名。
この年は6人が全員、修猷館高校に合格!

受験が終わっても、合格発表が終わるまでは、気持ちが晴れることはない受験生たち。

ずっと悩んで苦しみ抜いた果てに、そこから解放された子どもたちの最高の笑顔。



将来のためにと、いまを犠牲にすることを強いる在り方は人生を豊かにしない。
その意味では、受験というのはいまを犠牲にするシステムであることは否めない。

しかし一方で、大人から押し付けられる形ではなく、自らの不確かな力をどうにか信じて、己の力を振り絞る形で学問にのめり込んだ子たちというのは、受験を経て、確かな手ごたえを得て、次の歩みを進めることができている。

受験には問題が多いけれど、それは受験の制度自体よりも、社会や学校、家庭が受験に期待するものが、受験を複雑なものにしているからだろう。受験のときというのは、ある意味では、子どもよりもその周囲が試される機会だと言える。
周りの大人の方が不安であたふたし始めることほど、子どもにとって足枷になることはない。






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by terakoyanet | 2019-06-10 12:57 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

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公立入試が終わり、合格発表の数日前に城島高原パークに。

何度見ても笑ってしまう写真があるけど、10年も前のこの写真はいまでも見るたびにニヤニヤしてしまう。

みんな、人生を楽しんでいますか?


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by terakoyanet | 2019-05-24 12:59 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

◇平成の10枚 唐人町寺子屋 その3

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今年寺子屋に入ってきたたくさんの子どもたちが生まれた2007年(平成19年)に本校で開催された「中学生夏休み写真コンクール」の準グランプリ作品。

遠足で訪れた能古島で中学2年生のMくんによって撮影された1枚。

たくさんのしゃぼん玉が浮かぶ向こうで、写真を撮った彼の友人のサッカー部の少年が、宙に浮かぶボールを蹴ろうとする瞬間を捉えた写真。

Mくんと私はずっと同じ場所にいたのに、彼は私たちが見ていた世界と全く別の世界を撮っていて
驚愕しました。

子どもにしか見えない世界があるというのは、ほんとうだと思うのです。





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by terakoyanet | 2019-04-30 02:12 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

◇平成の10枚 唐人町寺子屋 その2 

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2010年8月。サマー合宿でグラススキー場に行って大雨。
雨の中、雨なんて全く気にしないどころか、雨だからこそ雨もひっくるめていまを全力で楽しむ子どもたち。
ほんとうに輝いている。

雨の中はしゃぐ子どもたちを見ると、大人が置き去りにしてきた別の世界を思い出す。
ほんとうの生身の楽しさというのが、そこにはある。



写真の永田くんは、このあと修猷館に合格し、そしていまは京都大学に通っている。

東大や京大に行く子は、何の迷いもなくひたすら勉強に打ち込むことができるガリ勉ばかり、と揶揄されるように言われることがあるけれど、私の感覚では、むしろそんな子は珍しい。

彼らは迷うときも悩むときも粘り強いし、遊ぶときは真剣に遊ぶ。
つまり、人生を楽しむための基礎体力がある子が多い。



この仕事をしていて面白いのは、そういうキラキラとした原石たちが、紆余曲折しながらも自らの力を高めていく、その現場の目撃者になれることだ。



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by terakoyanet | 2019-04-29 01:21 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

平成と令和という2つの時代をはさんで、唐人町寺子屋の過去18年間の歩みを振り返る、「平成の10枚」シリーズ、始まります。



◇平成の10枚 唐人町寺子屋 その1 


中学を卒業して、教室を離れた子供たちがひょいと教室に顔を出してくれるのは
とてつもなく嬉しい。
(ただし、時間があるときだったら。ないときはパニクる。)


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会っていないのがたった数か月でも、高校生のまるで存在がめくれてしまったかのような変貌ぶりにはいつも驚かされる。


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変わっていない良さを見つけると、いつまでもいつまでもそのままで、と祈るような気持ちにもなる。

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卒業生が音楽のスターになって教室に遊びに来てくれる場合もある。
お互いの成熟を確かめるように話ができる卒業生というのは頼もしい。

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by terakoyanet | 2019-04-28 13:58 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

硫黄山のこと

開校して3年目の夏合宿で、子どもたちが自らの足で見つけた絶景の地がありました。
その名は硫黄山。

県道1号線沿いの不動池からわずか15分登るだけのほとんど誰にも知られていない別天地。

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その後14年間に渡って、合宿で立ち寄ったこの場所は、火山周辺警報により、2年前から立ち寄ることができなくなり、今年は初めて近づくことさえできなくなってしまいました。

一昨日、下見で訪れたえびののビジターセンターからは、確かに硫黄山から空に向かってほぼ垂直に噴煙が伸びているのが見えて、またいつか、安全に、あの絶景の地に子どもたちと行きたいなあと思いました。

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明日からは中3夏合宿。
台風が心配ですが、宿泊所は非常に安全な場所にあります(水害等の被害のリスクが極めて小さい場所に立地しています)し建物も頑丈ですから、ご安心ください。

今年も、子どもたちが劇的な成長をとげる4泊5日になりますように。




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by terakoyanet | 2018-08-19 18:42 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

6月22日(金)、23日(土)に拙著『親子の手帖』の刊行記念イベントが、京都と大阪で行われました。
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6月22日(金)は、京都のメリーゴーランドさんで、同店の店長であり、『絵本といっしょにまっすぐまっすぐ』(アノニマ・スタジオ)の著者としても知られる鈴木潤さんと対談しました。
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(メリーゴーランド京都さんのinstagramより)

鈴木さんの天然のパスが心地よすぎて不思議なくらいスムーズにお話しできました。鈴木さん、天然の天才でしょ。終わった後、話に来てくださる客席の皆さんが、心の深いところを伝えようとしてくださるのがとても嬉しかったです。涙を流しながらお話をしてくださる方も。

今回は出版してすぐではなくて、3ヶ月経過していますから、本の中身を自分の中に落とし込んできている方がとても多く、本を読んで子どもの小学校受験の捉え直しをした方、LDの子がいる方、子どもの側から本を読んでくださった方、ほんとうにそれぞれの方がそれぞれに切実な思いを抱えて本と向き合っておられて、そういう方々と実際にお話しできたのは、ほんとうにかけがえのない経験となりました。
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こちら↓の丁寧な記事を書いてくださっていた、大学の先生であり、子どもと家族の小さな図書館「ちいさなとびら」を運営されている方とお会いできました。

対談を聞いたあとに、心の深いところから響いてくるような言葉で、感想を書いたくださった方もいました。
いま、本に寄せられたひとつひとつの声を大切に拾っているところです。
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本番を終えたあと、鈴木さんと扉野さん(鈴木さんの夫で住職で作家さん)の家に遊びにいって、じんわりと楽しい時間を過ごしました。子どもさんとネコちゃんがかわいかった。そしてお手製の野菜料理が美味しすぎて遠慮なくガツガツといただきました。(お世話になったおひとりおひとりに感謝。)

鈴木さんたちと別れたあとは、寺子屋卒の京大生たちと焼肉を食べに行きました。
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3人はイベントにも来てくれて、がっつり話を聞いてくれました。

当仁中から修猷館へ、そして京大に進学した同学年の3人。
ずっといっしょだったのに、大学ではそれぞれが別の方向を向いて歩き始めていて、それがとても面白い。

次回会うときは、さらに人生が深まっているだろうから、さらに深い話ができそうだね。




そして翌日6月23日(土)は、大阪のスタンダードブックストア心斎橋で、代表の中川和彦さんとトーク。
中川さん、大阪のおっちゃんで、面白いんだけど、それだけじゃない。大胆で適当に見えて、すごく繊細でやさしい人。
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この日は疲れで前日より少し調子が悪かったんですが、中川さんのおかげで乗り切れました。

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「親子の手帖」美しい装丁が読む前の気持ちをいつもより少し聡明にしてくれ、読んだ後も美味しい水を飲んだような清涼感をくれました。出版社も著者も、名前に鳥が付いてるんだ…と今気づく。

とTwitterにつぶやいて、最初に「鳥」のしかけに気づいてくださった、いわたさんも会場にいらっしゃいました。

大阪は、私の親戚もたくさん来てくれて、お礼をひとりひとり言えなかったけど、とてもうれしかったです。
大阪は愛があるなー。

このときのお客さんが
ダ・ヴィンチニュースで「叱り方のポイント」読みました。
と教えてくださったので、福岡に帰って探してみたら、確かにそういう記事がありました。
ダ・ヴィンチニュースでは以前、インタビューをしてもらったのですが、別の記事があることは知らされていませんでした。


大阪には他に、『小さな天才の育て方・育ち方』の著者である、よっぴー&まりんも来てくださって、本番のあと、美味しいうどん屋さんに連れていってもらいました。

まりんさんは、発売まもない時期に、『親子の手帖』についての文章を綴ってくれています。
まりんさんの文章、とても好きです。

うどん屋さんに行ったあとは、熊本の医師で作家(アルテリにも寄稿してます)の松嶋さんと合流して、いろんな話をしました。いろんな話をしましたが、よっぴーが話してくれた子どものころ、若いころの話、心に刻まれました。


そして、翌日の昼に、今回のイベントの段取りを作ってくださったTORI FOODの宮武さんと、『親子の手帖』の表紙絵・挿画を描いてくださった元永彩子さんに会って、福岡に戻りました。
大阪で会った方たち、お世話になった方たちも、本当にありがとうございました。


観光ゼロの忙殺スケジュールでしたが、たくさんの方とお話しができて、うれしかったです。

次回は8月11日に東京で刊行イベントです。
関東の方々、お会いできますように。





親子の手帖、皆様のおかげで増刷後も売上好調とのことです。

本校が運営するとらきつねのオンラインショップでも、送料無料で本がお買い求めいただけるようになりました。
よろしくお願いします。


そういえば、京都のイベントの直前に、くらすことの藤田ゆみさんとちょっとお会いできました。
『親子の手帖』は くらすこと でもお取り扱いいただいています。
見ているだけで胸のワクワクがとまらなくなる、素敵なもの、大切につくられたものたちといっしょにお買い求めください。





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by terakoyanet | 2018-06-30 02:28 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)

奇跡のような

2010年にこのブログに、7年後の入塾予約お願いします!と書きこんでくださった方の子どもさんが、いま塾で伸び伸びと勉強をしていて、しかも学力をぐんぐんと伸ばしている。

少し前までいっしょに修猷館を目指してがんばっていたあの子が、いまライトコースの子どもたちに溌剌と指導をして、子どもたちに慕われている。

中学時代に学校に行くことができていなかったあの子が、先生、スクールカウンセラーになりました!と言って、私の本を持ってサインをねだりに来る。

中学時代からずっと絵が好きだと言っていたあの子が、今度、福岡市内で初の個展を開く。


今年で18年目の本校。
これって奇跡なんじゃないか、日々の中でそんなことを実感する瞬間がいくつもあって、ひとつひとつが有り難いことなのだということを噛みしめる毎日です。

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by terakoyanet | 2018-06-10 10:48 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

現在首都圏の大学に通うある卒業生からメールをもらいました。

いま親子の手帖読んでる最中でして、感想はまた全部読んで送るつもりですけど、宮崎合宿の話が出てきたので今だから言えること言います。

とりあえずあれはめっちゃ楽しかったです笑
でも楽しいって遊びONLYの楽しさではなく、遊びと勉強をきっちりわきまえた楽しさだったなって思います。
滝を登ったり美味しいチキン南蛮食べたり合格祈願をしたりバスではしゃいだり花火をしたり外で走り回ったり、だけどめちゃくちゃ勉強したり…今でも鮮明に思い出せます笑

中3の夏は、親や鳥羽先生に言われるがままに勉強してしまったが故に塾で成績上位になってしまって、それでいて陸上と生徒会までしてしまったことを悔やんでいました。
言葉では言いにくいですけど、強がって強がってがんばったことで、誰からかけられたわけでもないプレッシャーに押しつぶされそうだったからです。

でもあの夏合宿は、自分が普段感じるプレッシャーを一切感じず、自分をリセットできた合宿になりました。あの時に初めて必死に勉強することの楽しさを覚えましたし、絶対修猷行ってやるって自分自身で初めて思いました。
だから進学説明会で保護者もみんなもいる前で「絶対修猷行きます」なんて言ったわけですね笑
言っちゃえば引き返せねぇって思って笑

本当にあの合宿は人生の転機でした。ありがとうございました。


合宿から4年が経ってもらった夏合宿の感想文。

夏が、夏合宿が、人生の転機になる生徒というのが確かにいて
でも、そういうきっかけというのは、私たち大人だけではなかなか与えられるものではなくて

友人や自然や、そのとき吹いていた風や空気
そういったものに呼び覚まされるように、本来持っていたはずの生きるエネルギーが湧き出してくる

こういう体感を得た子どもというのは本当に強くて頼もしくて
奇跡としか思えないようなことさえ成し遂げてしまうことさえあります。

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by terakoyanet | 2018-05-27 11:17 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)

日々、私が授業をするときに最も意識していることのひとつは、毎日、毎回の授業で、同質のパフォーマンスを保つことです。

いつもちゃんと授業に向き合っている子どもたちはすぐに気づきます。
少しでも気持ちが乗っていなかったり、調子が悪かったりすると、授業中の子どもたちはそれに敏感に反応し、それが結果的に授業全体に影響を及ぼしてしまうのです。

だから、私は毎日のルーティンが、できるだけ抑揚のないものになるように心がけています。
パフォーマンスに影響が出るのが厭なので、お酒はほとんど飲みませんし、授業や子どもたちに集中したいので、それ以外の部分で、使う心を節約しているのか、無感情だという印象をもたれることもあります。

授業直前の一番集中したい時に、保護者様の感情的な電話により、それが妨げられることがあると、正直に言って、困ったなあ、苦しいなあ、と思います。
受験期は、受験生たちがきつい思いをしているのはもちろんですが、指導する私たちもやはりきついのでなおさら苦しくなります。今年はそういうことがなくて、ありがたく思っていますが、毎日、毎日、同じ先生が、同じように良い指導をちゃんとしてくれる、そういう状況をつくるためには、私の場合には、強い意志が必要なのだということを、この時期になると改めて感じます。

卒業した生徒たちと会った時に言われてうれしいのは、「先生、変わってないですね」という言葉です。
そうだよ、5年前、10年前、15年前にあなたを教えていたときとまったく同じように、今日も子どもたちの顔を思い浮かべながら、いまの彼らのためにもっともふさわしい内容はこれだ、プリントはこれだ、と考えながら、授業の準備をしているんです。(でも、教える技能はきっと以前より向上しています。) 自分がそうしないといやだから続けてきたことであり、それについてほめられても何もうれしくないのですが、でも生徒に言われるのは、変わっていない何かに気づいてくれている気がして、それを確認できるような気がして、うれしいものです。

(*ただ、卒業生のみんなは、もし会いに来てくれるなら、できれば事前に教えてほしいです。いきなり来られると、時間と心の容量不足で、ちゃんとお話ができません。)





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by terakoyanet | 2018-01-31 12:33 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)