寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 08月 19日

硫黄山のこと

開校して3年目の夏合宿で、子どもたちが自らの足で見つけた絶景の地がありました。
その名は硫黄山。

県道1号線沿いの不動池からわずか15分登るだけのほとんど誰にも知られていない別天地。

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その後14年間に渡って、合宿で立ち寄ったこの場所は、火山周辺警報により、2年前から立ち寄ることができなくなり、今年は初めて近づくことさえできなくなってしまいました。

一昨日、下見で訪れたえびののビジターセンターからは、確かに硫黄山から空に向かってほぼ垂直に噴煙が伸びているのが見えて、またいつか、安全に、あの絶景の地に子どもたちと行きたいなあと思いました。

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明日からは中3夏合宿。
台風が心配ですが、宿泊所は非常に安全な場所にあります(水害等の被害のリスクが極めて小さい場所に立地しています)し建物も頑丈ですから、ご安心ください。

今年も、子どもたちが劇的な成長をとげる4泊5日になりますように。




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by terakoyanet | 2018-08-19 18:42 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 30日

京都・大阪で行われた『親子の手帖』出版イベントのこと

6月22日(金)、23日(土)に拙著『親子の手帖』の刊行記念イベントが、京都と大阪で行われました。
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6月22日(金)は、京都のメリーゴーランドさんで、同店の店長であり、『絵本といっしょにまっすぐまっすぐ』(アノニマ・スタジオ)の著者としても知られる鈴木潤さんと対談しました。
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(メリーゴーランド京都さんのinstagramより)

鈴木さんの天然のパスが心地よすぎて不思議なくらいスムーズにお話しできました。鈴木さん、天然の天才でしょ。終わった後、話に来てくださる客席の皆さんが、心の深いところを伝えようとしてくださるのがとても嬉しかったです。涙を流しながらお話をしてくださる方も。

今回は出版してすぐではなくて、3ヶ月経過していますから、本の中身を自分の中に落とし込んできている方がとても多く、本を読んで子どもの小学校受験の捉え直しをした方、LDの子がいる方、子どもの側から本を読んでくださった方、ほんとうにそれぞれの方がそれぞれに切実な思いを抱えて本と向き合っておられて、そういう方々と実際にお話しできたのは、ほんとうにかけがえのない経験となりました。
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こちら↓の丁寧な記事を書いてくださっていた、大学の先生であり、子どもと家族の小さな図書館「ちいさなとびら」を運営されている方とお会いできました。

対談を聞いたあとに、心の深いところから響いてくるような言葉で、感想を書いたくださった方もいました。
いま、本に寄せられたひとつひとつの声を大切に拾っているところです。
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本番を終えたあと、鈴木さんと扉野さん(鈴木さんの夫で住職で作家さん)の家に遊びにいって、じんわりと楽しい時間を過ごしました。子どもさんとネコちゃんがかわいかった。そしてお手製の野菜料理が美味しすぎて遠慮なくガツガツといただきました。(お世話になったおひとりおひとりに感謝。)

鈴木さんたちと別れたあとは、寺子屋卒の京大生たちと焼肉を食べに行きました。
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3人はイベントにも来てくれて、がっつり話を聞いてくれました。

当仁中から修猷館へ、そして京大に進学した同学年の3人。
ずっといっしょだったのに、大学ではそれぞれが別の方向を向いて歩き始めていて、それがとても面白い。

次回会うときは、さらに人生が深まっているだろうから、さらに深い話ができそうだね。




そして翌日6月23日(土)は、大阪のスタンダードブックストア心斎橋で、代表の中川和彦さんとトーク。
中川さん、大阪のおっちゃんで、面白いんだけど、それだけじゃない。大胆で適当に見えて、すごく繊細でやさしい人。
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この日は疲れで前日より少し調子が悪かったんですが、中川さんのおかげで乗り切れました。

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「親子の手帖」美しい装丁が読む前の気持ちをいつもより少し聡明にしてくれ、読んだ後も美味しい水を飲んだような清涼感をくれました。出版社も著者も、名前に鳥が付いてるんだ…と今気づく。

とTwitterにつぶやいて、最初に「鳥」のしかけに気づいてくださった、いわたさんも会場にいらっしゃいました。

大阪は、私の親戚もたくさん来てくれて、お礼をひとりひとり言えなかったけど、とてもうれしかったです。
大阪は愛があるなー。

このときのお客さんが
ダ・ヴィンチニュースで「叱り方のポイント」読みました。
と教えてくださったので、福岡に帰って探してみたら、確かにそういう記事がありました。
ダ・ヴィンチニュースでは以前、インタビューをしてもらったのですが、別の記事があることは知らされていませんでした。


大阪には他に、『小さな天才の育て方・育ち方』の著者である、よっぴー&まりんも来てくださって、本番のあと、美味しいうどん屋さんに連れていってもらいました。

まりんさんは、発売まもない時期に、『親子の手帖』についての文章を綴ってくれています。
まりんさんの文章、とても好きです。

うどん屋さんに行ったあとは、熊本の医師で作家(アルテリにも寄稿してます)の松嶋さんと合流して、いろんな話をしました。いろんな話をしましたが、よっぴーが話してくれた子どものころ、若いころの話、心に刻まれました。


そして、翌日の昼に、今回のイベントの段取りを作ってくださったTORI FOODの宮武さんと、『親子の手帖』の表紙絵・挿画を描いてくださった元永彩子さんに会って、福岡に戻りました。
大阪で会った方たち、お世話になった方たちも、本当にありがとうございました。


観光ゼロの忙殺スケジュールでしたが、たくさんの方とお話しができて、うれしかったです。

次回は8月11日に東京で刊行イベントです。
関東の方々、お会いできますように。





親子の手帖、皆様のおかげで増刷後も売上好調とのことです。

本校が運営するとらきつねのオンラインショップでも、送料無料で本がお買い求めいただけるようになりました。
よろしくお願いします。


そういえば、京都のイベントの直前に、くらすことの藤田ゆみさんとちょっとお会いできました。
『親子の手帖』は くらすこと でもお取り扱いいただいています。
見ているだけで胸のワクワクがとまらなくなる、素敵なもの、大切につくられたものたちといっしょにお買い求めください。





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by terakoyanet | 2018-06-30 02:28 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 10日

奇跡のような

2010年にこのブログに、7年後の入塾予約お願いします!と書きこんでくださった方の子どもさんが、いま塾で伸び伸びと勉強をしていて、しかも学力をぐんぐんと伸ばしている。

少し前までいっしょに修猷館を目指してがんばっていたあの子が、いまライトコースの子どもたちに溌剌と指導をして、子どもたちに慕われている。

中学時代に学校に行くことができていなかったあの子が、先生、スクールカウンセラーになりました!と言って、私の本を持ってサインをねだりに来る。

中学時代からずっと絵が好きだと言っていたあの子が、今度、福岡市内で初の個展を開く。


今年で18年目の本校。
これって奇跡なんじゃないか、日々の中でそんなことを実感する瞬間がいくつもあって、ひとつひとつが有り難いことなのだということを噛みしめる毎日です。

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by terakoyanet | 2018-06-10 10:48 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 27日

人生の転機としての夏合宿

現在首都圏の大学に通うある卒業生からメールをもらいました。

いま親子の手帖読んでる最中でして、感想はまた全部読んで送るつもりですけど、宮崎合宿の話が出てきたので今だから言えること言います。

とりあえずあれはめっちゃ楽しかったです笑
でも楽しいって遊びONLYの楽しさではなく、遊びと勉強をきっちりわきまえた楽しさだったなって思います。
滝を登ったり美味しいチキン南蛮食べたり合格祈願をしたりバスではしゃいだり花火をしたり外で走り回ったり、だけどめちゃくちゃ勉強したり…今でも鮮明に思い出せます笑

中3の夏は、親や鳥羽先生に言われるがままに勉強してしまったが故に塾で成績上位になってしまって、それでいて陸上と生徒会までしてしまったことを悔やんでいました。
言葉では言いにくいですけど、強がって強がってがんばったことで、誰からかけられたわけでもないプレッシャーに押しつぶされそうだったからです。

でもあの夏合宿は、自分が普段感じるプレッシャーを一切感じず、自分をリセットできた合宿になりました。あの時に初めて必死に勉強することの楽しさを覚えましたし、絶対修猷行ってやるって自分自身で初めて思いました。
だから進学説明会で保護者もみんなもいる前で「絶対修猷行きます」なんて言ったわけですね笑
言っちゃえば引き返せねぇって思って笑

本当にあの合宿は人生の転機でした。ありがとうございました。


合宿から4年が経ってもらった夏合宿の感想文。

夏が、夏合宿が、人生の転機になる生徒というのが確かにいて
でも、そういうきっかけというのは、私たち大人だけではなかなか与えられるものではなくて

友人や自然や、そのとき吹いていた風や空気
そういったものに呼び覚まされるように、本来持っていたはずの生きるエネルギーが湧き出してくる

こういう体感を得た子どもというのは本当に強くて頼もしくて
奇跡としか思えないようなことさえ成し遂げてしまうことさえあります。

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by terakoyanet | 2018-05-27 11:17 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 31日

日々、同じパフォーマンスを。

日々、私が授業をするときに最も意識していることのひとつは、毎日、毎回の授業で、同質のパフォーマンスを保つことです。

いつもちゃんと授業に向き合っている子どもたちはすぐに気づきます。
少しでも気持ちが乗っていなかったり、調子が悪かったりすると、授業中の子どもたちはそれに敏感に反応し、それが結果的に授業全体に影響を及ぼしてしまうのです。

だから、私は毎日のルーティンが、できるだけ抑揚のないものになるように心がけています。
パフォーマンスに影響が出るのが厭なので、お酒はほとんど飲みませんし、授業や子どもたちに集中したいので、それ以外の部分で、使う心を節約しているのか、無感情だという印象をもたれることもあります。

授業直前の一番集中したい時に、保護者様の感情的な電話により、それが妨げられることがあると、正直に言って、困ったなあ、苦しいなあ、と思います。
受験期は、受験生たちがきつい思いをしているのはもちろんですが、指導する私たちもやはりきついのでなおさら苦しくなります。今年はそういうことがなくて、ありがたく思っていますが、毎日、毎日、同じ先生が、同じように良い指導をちゃんとしてくれる、そういう状況をつくるためには、私の場合には、強い意志が必要なのだということを、この時期になると改めて感じます。

卒業した生徒たちと会った時に言われてうれしいのは、「先生、変わってないですね」という言葉です。
そうだよ、5年前、10年前、15年前にあなたを教えていたときとまったく同じように、今日も子どもたちの顔を思い浮かべながら、いまの彼らのためにもっともふさわしい内容はこれだ、プリントはこれだ、と考えながら、授業の準備をしているんです。(でも、教える技能はきっと以前より向上しています。) 自分がそうしないといやだから続けてきたことであり、それについてほめられても何もうれしくないのですが、でも生徒に言われるのは、変わっていない何かに気づいてくれている気がして、それを確認できるような気がして、うれしいものです。

(*ただ、卒業生のみんなは、もし会いに来てくれるなら、できれば事前に教えてほしいです。いきなり来られると、時間と心の容量不足で、ちゃんとお話ができません。)





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by terakoyanet | 2018-01-31 12:33 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2017年 12月 23日

「見られている」から「見られていない」に。

先日、ある卒業生のお母さまとお話しする機会がありました。

その子(Y君)は中1の最後に転勤で福岡から首都圏に引っ越しをし、彼が大学生になって再びご家族で福岡に戻って来られました。

うちの子にとって、寺子屋で先生に見られている、見守られているというのがとても大きかったんです。

とお母さま。寺子屋でいっしょうけんめいに勉強して成績をグンと伸ばしたY君。
首都圏に引っ越しをし、寺子屋みたいな塾を見つけられなくて、、と大手の塾に通い始めたY君は、全然がんばれなくなり、塾をサボるようになってしまったそうです。

先生からいつも見られているから。ちゃんと当たり前に塾に行って、授業を一生懸命やって、宿題をちゃんとやってくるのは、先生との約束だから。そういう気持ちで寺子屋に通っていたY君。塾の環境が一変して、「見られている」が「見られていない」に変化し、急にがんばれなくなってしまったそうです。

見られていても、見られていなくても、自分のためと、与えられた環境のなかでベストを尽くせればいい。
でも、それが難しい子もいて、そういう子には、「見られている」という意識が途切れにくい、うちのような塾のほうがいいのだろうなと思います。

寺子屋の生徒が、特に本校の中学コースの生徒たちが「見られている」という意識を持ちやすいのは、指導者ががんばっているからとか、そういう曖昧な理由ではなくて、単に、私ひとりで授業のほとんど(中1授業の8割、中2授業の9割・中3授業の9割)を見ていて、国・数・社・理・英の全科目を教えているという、大きな塾ではありえない物理的な事情があります。科目別に違う先生だと「見られている」がどうしても分散するのですが、寺子屋の子たちにとっては「見られている」がどうしても私に集中しますから、その意識を持ちやすいのでしょう。ですから、「見られている」が必要な子たちが本校を離れると、どうしてもうまくいかないことがあるようです。

Y君は高校3年生になり、ようやく頑張り始めて無事に福岡の医療系の大学に進みました。
大人は子どもに「誰のためだと思っているの?あなたのための勉強よ。」「やらないと困るのはあなたよ。」と言いますが、「いま」を生きていて、「いま」が大切な子どもたちに将来のことを伝えるのは、実はとても難しいことです。「いま」を生きているのはどこまでも自然で、当り前のことですから。Y君も、これは「いま」の僕の問題だ、そういう自覚が生まれた時にはじめて頑張ることができたのでしょう。


「見られている」というのは、子どもたちの「いま」の意識に訴える力を持っています。
「いま」を生きる子どもたちと、「いま」ここできちんと関係をつくることからしか、子どもたちに何も伝えることはできない、そのことを肝に銘じて、これからの指導にあたっていきたいと思います。


*Y君とそのご家族に掲載の許可をいただいています。


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by terakoyanet | 2017-12-23 23:59 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 18日

成功の裏返し

夏に教室に遊びに来た健二くん(仮名)と話しました。
健二くんは大学3年生。いまは京都の大学に通っています。


健二くんは小学校に上がる少し前からお母さんとそして3つ上の兄と3人暮らしでした。
大学に入り、家族と離れて一人暮らしになって気づいたことがいろいろとあるそうです。

最近の若い子たちの中には、大学時代に急激な成熟を遂げる子たちがいます。その数(割合)は以前より多い気がします。
現代の情報が氾濫する状況は負の面として語られがちですが、情報を読み取る力、取捨できる力がある子は、数ある情報から自分が拠り所とすることができるような思考を的確に捉えます。そのときの道具として、インターネットなどの即席の情報が明らかに寄与していると感じることが多々あるのです。

「僕の母って、いつも自分が正しい存在であることで輝いている人で、僕はずっとこの人の機嫌取りをしてきたんだなって離れてみて初めて気づいたんです。」

私の目には、健二くんのお母さんは「あなたの人生なんだから、あなたの好きなようにしなさいっ」と子どもを手放すことに自覚的な方と映っていました。

「いつも、ふとしたときに、これは母が怒るだろうな、とか、これは母が喜んでくれる、とか、全く母の目に届かないところで動いているのに、そうやって自分の行動を母の目でチェックしてしまうんです。これはもう癖みたいなもので、無意識にやっちゃうんです。これは、母と離れて初めて気づいたことです。僕の母は基本的に、自分の人生に対してあなた自身が責任を持ちなさい、というスタンスで、僕自身、母といい距離感だと自分で思っていたところがあったんですけど、でも、母が長いこと僕に伝えてきたことには、かなりのバイアスがかかっていたことに気づいたんです。この前、インタビューかなんかで養老孟司さんが、成功体験は危ない、という話をしているのをたまたま読んで。」

私は、彼のお母さんがかつて「私は健二がどこの学校に行ってもいいと思っているけど、でも成功体験がないからそれを経験させたい」と話していたのを思い出しました。それは高校入試の直前の面談の際でした。私の方も、彼を2年以上指導してきて、彼が根っこの部分で学習に対する自信を持っていないこと、頑張る姿勢を見せているときでさえどこか受け身の姿勢から抜け出すことができないことに対して、どうにか変化が生まれれば、と思っていました。だから、お母さんがおっしゃっていること、彼に根っこの部分で自信を持ってほしいという気持ちが理解できました。しかし一方で、このタイミングで彼の目の前でそれを言うのは彼にとってプレッシャーになるのではないかな、そうやって心配したあのときのこと ーすでに6年も前のことになるのですがー をはっきりと思い出していました。

「成功の裏返しは失敗じゃないですか。僕はずっと失敗に囚われてきたんです。僕はいつの間にか母親が用意していた成功と失敗の二元論の中で生きていて、単に目の前にあるものを自然に受け取るという単純なことができていなかったと、養老さんの話を読んで気づきました。成功体験というのは結果じゃないですか。結果的に成功したことが自信に繋がるということであって、成功体験を求めることから始めると、初めからその成功は損なわれていて、その先には喪失しかないんです。僕は単に事実を事実のままに受け取ればよかったのに、それを成功や失敗として受け取り、それで勝手に傷ついてきたことに気づかされました。これが僕が母から知らず知らずのうちに受け取っていたバイアスのひとつです。」

そう話す彼の頬は紅潮していました。成功体験というのは、高度経済成長やバブルの記憶が残る人たちによる特殊な思考にすぎない、彼はそう断じました。この点についてはもっと根が深いものかもしれない、私はそんな気がしますが、確かに、成功体験を求めることは、どうしても「成功しなければ」というミッションを自身に科すことになり、それはその人の人生をがんじがらめにしてしまうことがある、彼が中学時代に、自信がなくて、いつも受け身に見えていたのも、成功体験にとらわれていたからもしれない、彼の話を聞きながら、そんなことを考えました。

こうやって、生徒たち、卒業生たちから学ぶことは、たくさんあります。


*プライバシーを配慮しています。そのため、以上の話はそのまま事実ではなく、創作を含んでいます。


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by terakoyanet | 2017-10-18 11:28 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 23日

ぜひご相談ください。

最近はお母様どうしのつながりだけでなく、大人になった卒業生から聞いて入塾のお電話をいただくというパターンが増えていて、とてもうれしく思っています。

教室へのお問い合わせのメール、お電話ですが、インターネットを見ても、お知り合いから聞いても、なかなかピンポイントの情報は得られないもの。
何か特定のお困りのことがあるご家庭、お子さんについては、私たちは一人ひとりに対する回答が異なります。いくら不便で煩瑣なことが多くても、私たちは子どもたちに対応すること、お母様やお父様のお悩みに答えることについて、それらを決してマニュアル化せずに対応していきたいという意志を持っています。(そのために、繁忙期には個別の対応が遅くなることがあり、申し訳ありません。) 

ですから、何なりとご相談ください。少し踏み込んで相談してみるだけで、思いがけず扉が開けることというのは、案外多いものです。


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by terakoyanet | 2017-07-23 17:06 | 生徒募集(定員空き状況) | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 04日

never young beachのメジャーデビューアルバム『A GOOD TIME』まもなくリリース!

ネバヤンのメジャー初アルバム『A GOOD TIME』が2週間後の7月19日にリリースされます。
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ボーカルの安部くん(ジャケット中央)は、いまをときめく高橋一生の弟だよ、とか、ギターの阿南くん(左から2人目)は当仁中出身で寺子屋の卒業生だよ、とか話すと、中学生たちの目が俄然キラキラになるのですが、でも、そういううれしい情報を横に置いて、とにかくいい音楽を奏でているバンドなんです。

うちに通う高校生にもネバヤン聴いてますよという学生たちも増えていて、Aさんがネバヤンのギターの音、かっこよくないですか?と言ってきたときには思わずふるえました。そう、めちゃカッコいいよね。

そして、こんなに音楽に対してマジメなバンドって少ないと思うんです。
だから、これからの彼らにもどうしても期待値が高くなってしまいます。


先日、cross fmに出たときに、「元気になる1曲」をと言われ、ネバヤンのお別れの歌を紹介しました。ラジオを聴いたネバヤンファンの子から熱い感謝のメールをいただきました。こちらこそ感謝です。



こちらは全国の男子たちが小松菜奈に悶絶した「お別れの歌」のMV。


「お別れの歌」というタイトル聞くと一見悲しそうなのですが、というか実際、お別れ自体は悲しいのですが、でも、この歌から響くのは、お別れ自体の悲しさよりは、彼女と過ごした時間の絶対的な幸福感です。
これほど人生そのものに対する肯定感をうたい上げた曲を私は知りません。

だから、この曲を聴いていると「お別れの歌」のはずなのに、深いところから「元気」がこみ上げてくるんです。

新譜がどんな出来かすごく楽しみです。
メジャーになってもあまり洗練されすぎないでね。
安部くんの泥臭さが、アナンくんたちの今を奏でる音でコーティングされている、そのミックスバランスが最高なんです。


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by terakoyanet | 2017-07-04 09:37 | おすすめの本・音楽 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 01日

皆さまありがとうございました。

一昨日、昨日と、長濱先生に会いに来て気持ちを伝えて下さった方々、本当にありがとうございました。昨日は特にたくさんの方々にお越しいただき、一時は建物の外まで並んで待っていただく状況になってしまったようです。長濱先生もいつもの調子で「お待たせしてほんとうに申し訳ありませんー。」と恐縮しつつ、一人ひとりの生徒さん、保護者様との再会を心から喜び、感謝していました。

私自身(鳥羽)は間断なく7Fでずっと三者面談を行っていて、皆様にご挨拶できず心苦しく思っております。(私にまでお手紙やプレゼントを用意した下さった皆さん、ありがとうございました。お礼を直接お伝えできなかったことが悔やまれます。) 
それでも何人かの卒業生、保護者様にはお会いすることができました。それにしても女の子は変わりますね。「誰やーねーーん!?」と思わず普段使ったことのない大阪弁が飛び出してしまうくらいの豹変ぶりに驚愕し、再会を喜びました。

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中学時代、超がつくほど仲良しだった二人。いまもずっと仲良しなんだね。

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高1生たちもたくさん来てくれたようです。私も会いたかったなぁ。


しばらくは生徒もそして私たちも、どうしても長濱先生の残像をどこかで探し求めてしまうかもしれません。だって彼女ほど、生徒一人ひとりのことを大切にして、身を削ってまで寄り添った人がいるでしょうか。質の良い授業にこだわり尽くした先生がいるでしょうか。

でも、彼女の代わりは決していません。だから私たちは、これまでの流れを大切にしながらも、新たなやり方で、別の形の指導を築いていかねばなりません。

良い指導を築き上げる努力を続けてまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。





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by terakoyanet | 2017-06-01 10:20 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)