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福岡を旅する

GO TOなんちゃらは今後どういう展開になるかやや不透明な状況ですが、これを機に福岡の人たちは県内も見どころが多いということを改めて発見するといいと思います。

福岡は、北九州が工業地域、福岡が商業地区、筑豊が旧炭鉱地、筑後が米と小麦の穀倉地帯とそれぞれ色があるし、北九州だけ見ても、折尾、黒崎、八幡、小倉、若松、戸畑、門司ではそれぞれ町の特色が異なります。海も日本海(玄界灘)と瀬戸内海(周防灘)と有明海があってその沿岸地域は気候や風土が随分異なっています。私たちは地元福岡のことさえ全然知らない。

個人的おすすめは、今村教会(写真)、岩屋神社、観世音寺収蔵庫、求菩提山、立石山、平尾台、旦過市場、耳納スカイライン、宗像大社高宮祭場、ハ女中央大茶園展望所(写真)など。門司港、太宰府、二日市温泉などの定番も。

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今村カトリック教会(今村天主堂) 三井郡大刀洗町


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求菩提山岩洞窟 豊前市



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立石山山頂からの景色 糸島市



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旦過市場 北九州市小倉北区



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高宮祭場に続く道 宗像市



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ハ女中央大茶園展望所 八女市




以上は車がないとアクセスしづらい場所が多いですが、車がない人も県内旅行を楽しむ方法はいくらでもあって、例えばうきは市を旅したい人は、JRで筑後吉井駅まで行くか、西鉄電車で久留米まで行き、そこで西鉄バスに乗り換えて(個人的には前者がおすすめ/ゆふいんの森号で行くと楽しいけどいまは水害の影響で運休中)吉井町まで行けばいいです。

JR筑後吉井駅→高橋神社でかっぱに会う→MINOU BOOKS & CAFE→生活購買店reed→四月の魚→うどん井戸→観光会館土蔵で自転車を借りて原鶴温泉へGO!→日帰り湯に浸かる(個人的には佐藤荘によく行きます)→吉井に戻る/蛭子町珈琲店→杉工場→珍敷塚古墳(見学日程は限られる/要予約)→jingoro→巨峰狩り(夏季限定)→鷹取の湯→自転車を返却→cafe&bar溜

マックスで詰め込めば以上のようなスケジュールも可能で、レンタサイクルを使えばリーズナブルにうろちょろできます。(車がある人は、たねの隣りとかシェ・サガラ、イビサスモークレストラン、耳納スカイラインのハングライダー発信基地など近隣に立ち寄れるところが他にもありますが。)
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吉井町の町並み



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MINOU BOOKS & CAFE (2016)



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佐藤荘



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原鶴温泉泰泉閣から見た耳納連山



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杉工場


身近なところにも旅の種はいくらでもあって、飽きることはありません。
今回の危機が、福岡を発見、発掘する機会になればいいですね。



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by terakoyanet | 2020-07-16 10:46 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

クイラパン修道院

メキシコの世界遺産都市オアハカ(私がこれまで行った町の中で特に好きな場所のひとつです)から10㎞程離れた場所にある16世紀初めに建てられたクイラパン修道院跡(Cuilapan De Guerrero)。この周囲の集落は紀元前1500年~という古い歴史を持っており、いまは1万人ほどの人たちが住んでいます。

堂々とした気持ちのいい建物でした。
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by terakoyanet | 2020-05-03 17:26 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

尾道の朝の風景

早朝の尾道に行く機会がありました。
尾道は言わずと知れた北前船の寄港地として発展した港町。

町の風景は大きく変化したとは言え、坂の多い路地、国宝・重文の文化財が立ち並ぶ寺社、尾道水道と対岸の因島と、ほんとうに見どころの多い美しい町並みで、一度ここに住んでみたいと思える場所です。

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東京物語(小津安二郎)を見た後の尾道は、20年前に見た尾道とは一味もふた味も違って見えて愛おしく思えました。


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ちゃんと写真を撮っていませんが、本と音楽の店「紙片」、これほどの独創を感じる店はなかなか出会えません。
置いてある本も、そしてデザインも、ほんとうに素晴らしかった。

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あ、たぷの里だ。

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by terakoyanet | 2020-01-14 13:09 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

コロンボにて

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昨年行った、スリランカのコロンボ。
とても深い思い出が残る場所になりました。
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スリランカといえば仏教国であると日本の中高生は学ぶわけで、高校の地理や世界史では、仏教徒のシンハラ人と南インド系のタミル人とが対立した歴史なども学ぶわけですが、実際にスリランカに来てみると、シンハラ人とタミル人といっても、例えばタミルにはヒンドゥー以外にイスラム教のタミル人もたくさんいることや、北部と中部のタミル人はそもそもスリランカに渡ってきた時期や動機が異なること、さらに、海岸近くにはキリスト教(カトリック)の人たちが(主に漁民として)多数住んでいて、厚い信仰が守られていることなどが次々と分かり、その民族と宗教の多様性にとても驚かされました。

日本と同じ島国ながら、これほどに多様な人たちが隣人として共生していかねばならないという現実は、日本の学校の社会や道徳の授業で標語のように語られる「共生社会」「多文化社会」という空疎な理想郷としての社会とは全く異なるリアルさで、スリランカの人たちの生を逞しくしています。日本の人たちはさかんに「英語が上手にならないー」と嘆いていますが、シンガポールやフィリピン、インドやスリランカといった同じアジアの国々の人たちが日本人の多くより英語を話せるのは、苛烈な共生社会、多文化社会を生き抜いてきたという現実があったからです。そういう社会背景を抜きにして英語の教育問題を語ったところで、言語を考える上での本質的な部分が抜け落ちているし、そんなファッションのための英語なんて、本来私たちの人生に必要はないのです。日本にだって本当は苛烈な現実があることが、たとえば磯部涼さんの『ルポ川崎』(サイゾー)や上間陽子さんの『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』などを読めば分かるわけですが、しかしそれらは圧倒的少数派として黙殺され、見えないことにされていて、そんな単一民族幻想にいまだに浸っている島文化というよりシマ文化の日本では、多民族社会のリアリティというのはなかなか見えてきません。だから、私は若い人たちは一度日本というシマを離れて多民族という現実を目のあたりにすることを熱くお勧めしたいのです。
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コロンボ13に位置する聖アントニオ教会(St. Anthony's Shrine)はかつては海岸沿いに建っていた、コロンボを代表する最も古い歴史を持つカトリック教会のひとつ。教会の入り口にある聖アントニオの像の下には彼の出身地のパドヴァ(イタリア)の大聖堂と同様に、なんと彼の舌の欠片が聖遺物としてガラスの箱の中に大切に保管され、多くの巡礼者を集めています。

インドやスリランカに行くと、「極東」の日本よりもずっと深く、ずっと身近に、ペルシアやアラブ、ヨーロッパと繋がっているという海の道、陸の道を実感することが多々あり、そのたびに心が揺さぶられます。

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1Fの聖堂で少しお祈りをした後に、2Fの聖パトリックの資料館をひと通り見て帰ろうとすると、「食べていきなさい」と資料館の階段の前に座っている女性に声をかけられました。私はそのときお腹がへっているわけではなかったので、「結構です」と丁寧に断るも、「食べていきなさい。無料だから。」と2度、3度言われ、いただくのが正しい作法かもしれない(そういう発想しか浮かばないのが残念)と思い、資料館の隣の部屋で、もらったカレーを頬張りました。
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スプーンなんかないので、現地の人たちと並んで手で食べました。
決して上等なカレーではないのですが、手で食べるカレーは、いま食べているという実感に溢れていて、日ごろいかに食べるという行為をないがしろにしているかということに気づかされました。道具(この場合、箸やスプーン)を介するというのは、おそらく知らず知らずのうちに、ある思考の型をつくるのだ、道具を使うことで、忘却の彼方に追いやられた思考や感覚がきっと他にもたくさんあるのだ、そんなことを考えました。

教会の2Fにカレーを食べに来ている人たちの中に、今日食べるものに困っている人たちが混じっていることは、容易にうかがい知ることができました。日本でも、子ども食堂とか、炊き出しとか、食のためのさまざまな取り組みがあるけれど、かつての日本にはきっとこうやって、宗教や町のコミュニティがもっと自然に困窮者を助けるしくみがあったのかもしれないということを想像しました。きっと個人や小さなグループががんばるよりも、全国各地の寺や教会がその役割を果たしたほうが持続性があるし、宗教には本来的にそういう役割が含まれているはず、そう思いました。

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この日、私はスリランカのある有名な「社長」に会いました。彼の家系はスリランカの政治の大物が大勢いて、東京で10以上の飲食店を経営しています。

彼のかつての遊び仲間には安室奈美恵、フジモン、馬場ちゃん(ロバート)らがいて、現在はネゴンボに美味しい本格日本料理を味わうことができるホテルを建設中です。
「スリランカでは医療も教育も無料、生きるだけなら衣食住にもほとんどお金が必要ないから、働く意欲がない人が多い。仕事で嫌なことをさせたらまず次の日から来ない。クレームをつけたら、謝罪とフォローどころか、二度と連絡がつかなくなり、途中で仕事が投げ出されてしまう。時間、約束、契約の概念がない。僕はいい車に乗りたいけど、周りには、自転車からさえ降りたがっている人がいる。」日本とスリランカの両方で人を雇用する彼は、ため息混じりにそう言いました。

一度日本の契約様式を知ってしまうと、時間も約束も守らず、自転車からさえ降りようとするスリランカの人たちは、ストレスが溜まる存在だそうです。
でも、「道具」と同じように、私たちが時間や契約を守ることを自明としたときに失われたものがあり、きっとそれは振り返られることはないのでしょう。


日本人は始まりの時間は守っても、終わりの時間は守らない。日本の作法や契約様式は、倫理的な装いのままに裏切る。だから、裏切りを洗練化させることに血まなこになっている国から来た私には、スリランカの自転車を降りたがる人たちに対して、深い憧憬を抱かずにはいられなかったのです。


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by terakoyanet | 2019-01-07 14:54 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)

アイルランドの風

イギリス滞在の際には、2日間だけ休暇をもらい、隣国のアイルランドを訪れました。

訪れたのはアイルランドの中でも西岸に位置するキラーニー(Killarney)。
アイルランドの西岸は、年間を通して偏西風が吹き付けますから、天候が不安定な地域です。
とは言っても、周辺の海水温がさほど高くないこと、アイルランドの土地の標高が高くないことから、分厚い積乱雲が発達することはないので、しとしとと小さな粒の雨が降ったと思ったら、晴れ間が見える、その繰り返しです。

1日目は14キロのトレッキング、2日目は70キロのサイクリングをして、春のアイルランドの風と雨と太陽とを満喫しました。


サイクリングはアイルランド極西のカテドラル、聖マリア大聖堂からスタート。
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森に入ると新緑が小さな雨粒を浴びて輝いていました。

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森林の多くは湿地帯です。木々はある程度大きくなると、自分自身の重さに耐えられなくなり倒壊します。
こうして死と再生が繰り返されます。
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美しい滝もありました。"Torc Waterfall"
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30km峠道を上り下りして走行して辿り着いた展望台。天気が悪くても、素晴らしい眺めでした。 "Ladies View"
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あちらこちらに、小さな教会や古城があります。
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人生で初めてU字谷(氷食谷)の底を自転車で走りました。
借りた自転車は長距離に適しないシロモノで、Black ValleyとGap of Dunloe という2つの谷の間の峠がとても苦しかったです。
途中でチェーンが外れ、手は真っ黒、油まみれに。でも、すごく楽しい時間でした。
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by terakoyanet | 2018-05-09 10:22 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

いってらっしゃい。

明日から当仁中の修学旅行。(明日の中2はお休みです。)

秋の行楽シーズンが終わったばかりの京都・奈良。
紅葉の盛りは過ぎているけど、まだちらほらと秋の美しい名残があるから楽しんできてください。

でも、建物の中がきんきんに冷えてるなんていう経験がほとんどない都会っ子のみんなにとって、寺の寒さは尋常じゃないから、くれぐれもあたたかくして風邪をひかないようにね。

大切な友だちと中学時代のいい思い出ができますように。
そして、ひとり胸の中に秘めるような大切な風景と出会えますように。


先週、出張で関西に行きました。
トンボがえりでしたが初冬のクリアな風景に出合うことができました。



清水寺は舞台が工事中です。
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早朝の寺の清々しさ。(東本願寺)
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秋の名残。(永観堂禅林寺)
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by terakoyanet | 2017-12-11 11:45 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)

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オアハカから東南東に20㎞の場所にある町、サン・ヘロニモ・トラコチャウアヤ(San Jerónimo Tlacochahuaya)の教会堂に行きました。

16世紀に建てられたこの聖堂。外見は質素ですが、中に入ると素晴らしいんです。
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直前にタクシーのパンクトラブルがあり、着いたときには見学時間を過ぎていましたが、お願いしてみたら特別に見せてくれました。
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2階も見る?と聞かれて私は大喜び。だって私はこの教会の2階にあるパイプオルガンを見るためにこの町に来たんです。見学時間外のため、若いアーティスト2人がパイプオルガンで音源の録音中だったのですが、快く見せてくれました。
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2階から堂内を見下ろす 天井画が目前にせまって美しさにめまいがするほど



そして、こちらが私が見たかったパイプオルガン。
2階に上ったとき、ちょうど録音のリハーサル中でしたから、その音を聴くことができました。
いかにもプリンシパル系の明るい音で、一聴しただけで、素晴らしいオルガンだとわかるほどでした。
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よく見ると、
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唄口に人が描かれているんです。空気が出入りする場所が口になっているなんて、素晴らしいでしょう!
一見ユーモラスなんですけど、それだけでは片付けられない強いエネルギーを感じます。

こんなものが作られるというのはただ事ではないです。このパイプオルガンを見ているだけで、教会と音楽とが人々の生活に深く刻み込まれているこの町について、もっと知りたいと思わずにはいられません。

メキシコのめくるめく聖堂の話、またそのうちに。





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by terakoyanet | 2017-11-21 02:53 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

メキシコ中部に位置する世界遺産の町、サンミゲル・デ・アジェンデは、世界一幸福な町、そんな言葉も決して大げさとは思えないほど、多幸感に溢れた場所でした。

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日曜日は町中はたくさんの人たちで賑わいます。

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どこに行っても、町の人たちがみんな自然にフレンドリーであたたかくて、すごく居心地がいいんです。
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この町で考えたことは、以前こちらのページに綴りました。「弱者を他者に仕立てること」
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訪れたのは、9月最初の日曜日。
この日にこの町で結婚式を挙げた4人の花嫁を、町の人たちみんなで祝福しています。

この世にこんなに幸せな夜があるなんて。
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街角を歩けば聴こえてくるマリアッチ。
メキシコ音楽を聴くたびに、やっぱり音楽は技術じゃないよね、パッションだねー、パッション最高、と心でつぶやきます。
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サンミゲル・デ・アジェンデ。いままで訪れた場所の中でも特別に心に刻まれる滞在になりました。


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by terakoyanet | 2017-10-09 13:23 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

美しきプエブラ

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昨日、メキシコで再び大きな地震がありました。震源地はプエブラ市(Puebla)近郊。
メキシコシティでも大きな被害が出ているようです。

9月7日の地震の際には私が直前の6日時点でメキシコのオアハカ州にいることをSNS等でお知らせしていたために、多くの方からご心配のメールやお電話をいただきました。(私は6日の午前にメキシコから出国していました。) その際はありがとうございました。

被災地の1日も早い復旧を心から願っています。
美しい街プエブラ。きっとまた訪れたいという気持ちで、プエブラのことをご紹介したいと思います。

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プエブラ大聖堂



メキシコは建物の壁画が楽しいんです。プエブラは煉瓦とタイルの街。
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土曜のマーケットで見つけたレタブロ(ブリキ絵/メキシコの奉納画)



プエブラは、メキシコ有数の美食の街としても知られています。メキシコのランチの時間は14時くらいから。その時間に合わせて、美味しいレストランがひしめくプエブラの街の中でも、地元の人たちに特に長く愛されている"Fonda de Santa Clara"に行きました。
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これ、なんだかわかりますか? こちらはプエブラ名物のモーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)。
柔らかい鶏肉の上に、チョコレートとスパイスがブレンドされたソースがたっぷりかけてあって、それをチリペッパーが効いたピラフに絡めて食べる、云わばチョコレートカレー。これが絶品なんです!
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プエブラは、陶器の町としても知られていて、店内の壁にもたくさんタラベラ焼のお皿がかかっていました。
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そして、プエブラにも、目が眩むようなメキシコバロックの美しさを知ることができる聖堂があります。
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サント・ドミンゴ教会

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聖堂に入り、奥に足を進めていきます。
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そして、レタブロまでたどり着いたとき、その左手に現れるのが、ロサリオ礼拝堂です。
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採光窓の効果もあり、まさに天使が下りてくる場所という神々しさに包まれていました。


偶像を禁止したイスラム教が作ったアラベスクに、キリスト教の天使の顔と、古代宗教の生命の象徴であるトウモロコシが合体したところにメキシコが凝縮されている。

『極彩色メキシコ巡礼』を著した小野一郎さんは、本の中でこの礼拝堂について、そう評しています。
メキシコの聖堂の面白さは、ただでさえカトリックとイスラームの文化が融合しているスペインの建築が、メキシコに入ってきて現地の人たちの生活感情と結びついて、さらに独自の発展を遂げたところにあります。


プエブラから30㎞余り北に進んだところにある、トラスカラ(Tlaxcala)市のすぐ東隣に位置する丘の上にある町オコトラン(Ocotlán)の聖母マリア聖堂、ここにもすさまじいメキシコバロックが存在します。

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聖堂を真っ直ぐ進んで、レタブロの右下部分に隠し扉のような入り口があり、そこに入ってさらに左手に進むと現れるのが、この聖堂の礼拝堂カマリンです。

私はそのとき聖堂内にいた神父が倒したマイクを立て直してたまたま好印象を与えた⁉こともあり、たまたま入って見せてもらえましたが、いつもこの礼拝堂に入れるのかどうかはよくわかりません。
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それにしても、この礼拝堂は、眩すぎて視点が定まりません。
隙間なく埋め尽くされた装飾と聖人たち一つひとつを見てもそれぞれにすごいのですが、それが一斉に視界に入るときに、何というか、人間の魂の蠢きをそのまま目の前に開け広げられたような、空間を乱射するエネルギーに圧倒されてしまい、身動きが取れなくなるような瞬間がありました。とんでもない場所です。
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メキシコのあの深い祈りの場所を思い出しながら、これ以上多くの人々が苦しまずにすみますようにと祈っています。




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by terakoyanet | 2017-09-20 12:29 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)

若いころより旅が楽しくなった。そう感じるのは、旅の焦点が絞られてくるからではないでしょうか。
自分の興味の対象を心の深いところで理解して、それを羅針盤にして動いてみる。そうやって新しいものに出会うという楽しみ方は、年を重ねた人のほうがきっとうまくいくのでしょう。

私の今回の旅は、工藝風向さんでメキシコのブリキ絵に出合い、小野一郎氏(尾形一郎氏)の「極彩色メキシコ巡礼」(晶文社)を読む機会に恵まれなかったら、実現していたかどうかは疑わしいものです。そうやって、自分が出合った人やものに導かれ、自分がカトリックの家に育ったという過去の境遇と、現在の出合いの経験とが撹乱し、それによって生じた熱量に導かれた形で実現したのが、今回のメキシコ訪問でした。


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聖母の被昇天教会にある聖クリスト礼拝堂



予備知識を携えて出かけたはずなのに、メキシコのゴシック聖堂に圧倒され、魅了される旅になりました。
メキシコの聖堂は「祈り」の空間そのもので、その祈りの深さに、度々心を揺さぶられることになりました。

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受難のモチーフが多用された聖像たちはグロテスクですらあります。
しかし、その聖像たちを見たときに、私はこの祈りの強度をいつか確かに感じたことがある、そう気づかされました。どうしようもなく深い親近性が心の奥底からふつふつと湧き出てきたことを忘れることができません。

カトリックの数ある教えの中で、メキシコのこの地の人たちの心を捉えたのは、やはりキリストの受難です。
命を賭して人間に救いをもたらしたイエスの苦難は、苦しめば苦しむほど霊的な存在になることができるというメッセージを人々に与えました。切り落とされた自分の首を持つ聖人像は、自己犠牲の最たる姿を表すものでしょう。

カトリックは、北アメリカの古代信仰を否定する形で受容されたのではなく、古代信仰の分厚い地層の上に積みあげられる形で、この地で受け入れられました。カトリックの教会堂はしばしば古代遺跡の基礎の石盤の上に建てられているし、それらの遺跡の石がそのまま教会堂の建築に利用されています。

聖堂の血なまぐさい聖像たちは、アステカ時代の自己犠牲や生贄のデモンストレーションの残滓であり、同時に、カトリックと植民地支配を受容したこの地の人々の苦難をイエスの受難に託した姿そのものです。それはあまりに苛烈な表現であり、本来、祈りというものがいかに凄絶なものであるかということを、いま一度思い知らされるものです。
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しかし、この聖堂から祈りの苛烈さだけを抽出して読み取るのは、人々の暮らしを見る目をむしろ誤らせてしまうことになるでしょう。メキシコのブリキ絵を見ていると、ささやかな日々の暮らしの中に祈りがあること、神への信仰と周囲への愛情が穏やか結びついていることを感じさせ、温かい気持ちになります。
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今回ご紹介した聖堂があるトルコルーラは、オアハカ市から車で50分ほど東に進んだところにある町で、日曜日には大きなマーケットが開かれることでも知られています。
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メキシコのゴシック聖堂の記事、旅の記憶が消えていかないうちに、改めて書きたいと思います。



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by terakoyanet | 2017-09-12 10:53 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)