五年
2016年 03月 11日
しあわせであるといい
わたしをすきなひとが
しあわせであるといい
わたしのきらいなひとが
しあわせであるといい
わたしをきらいなひとが
しあわせであるといい
きれいごとのはんぶんくらいが
そっくりそのまま
しんじつであるといい
笹井宏之『えーえんとくちから』

とらきつね on Facebook 随時更新中です。
唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
桜満開の西行戻しの松公園
2015年 04月 18日
ちょうど桜満開。素晴らしい日和でした。
昨年いっしょに旅行に行った生徒たちのことを毎日のように思い出します。
ゆっくりいい人生を積み上げていってね。


とらきつね on Facebook 随時更新中です。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
3・11 被災地訪問
2015年 03月 11日
本校併設の日本航空高校では、昨年被災地を訪問し、
震災から私たちが学ぶべきことを各々が考える機会を設けました。
被災した時間に止まったままの閖上中学校(宮城県名取市)の時計。

閖上では、被災者の菊地さんにご自宅があった場所まで案内してもらいました。

そこで感じたことは、被災とは、単に大勢の人が亡くなったことではなく、
かけがえのない一つの命が失われ、その命を大切に思う人たちが痛切な悲しみを受ける、
そういったことが、幾千も起こってしまったのだということ。
そしてきっと、そういうことは
今日、たったいまも、個別的にあらゆるところで起こっていて
悲嘆に暮れる人たちが、助けを求める人たちが
きっといるのだということ。
だから私たちは
いつもそのことを胸のどこかに携えておくことで
日々をもう少し真剣に生きることができるのではないかということです。

唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
日本航空高校唐人町校修学旅行の写真-東北編その2-
2014年 04月 26日

朝一番、宿泊先の「南三陸ホテル観洋」さんが毎朝行っている「語り部バス」に乗り、南三陸町内の被災地を回りました。

南三陸町の防災対策庁舎。

この場所で何が起こったのか。
たくさんの報道、そして今回の研修旅行前の学習により、それについての知識を得てここに来ました。
しかし、目の前にあるその実物を見て、そして当時、その場所にいた人から話を聞くと、その事実が現実感を伴って私たちに迫ってきます。現実感が強すぎてそれが目の前でクラッシュして明滅する・・・そんな錯覚を覚えました。息を止めていなければ、胸を押さえていなければ、立っていられないような感覚でした。
閖上の菊地さんもそうでしたが、ガイドさんのお話しを聞いて感銘を受けたことは、そのお話しが安定した「語り」ではなかったことです。
ガイドさんたちは震災を過ぎ去った出来事としてとらえているのではなく、いまの私の人生を決定的に変えたものであり、いまの私がまさに震災という出来事とともに生きているということを、その立ち姿で示してくれました。

そして、一路、山形へ。
途中、雪に覆われた蔵王の山々が見え、その美しさに見惚れながら、2時間強で東北有数の名刹として知られる山寺(立石寺)に到着。


山寺には1000段以上の石段があります。
みんなでてくてく登りました。

生徒たちは水を得た魚のように、ぴょんぴょんと跳ね回り、山の中を駆けていました。

1000余段は思ったほど困難な道程ではなく、30分ほどで無事に奥の院に到着。
奥の院付近や五大堂からの景観はとても素晴らしいものでした。


そして、再び宮城県に戻り、松島に宿をとりました。

翌日は朝から瑞巌寺へ。

見事な臥龍梅が満開。




五大堂

西行戻しの松公園

そして松島の美しすぎる名所をまわったあと、仙台空港に行き、京都に向かいました。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
日本航空高校唐人町校修学旅行の写真-東北編その1-
2014年 04月 20日
今回の旅行では東北と京都を訪れました。
本日は、さまざまな思いが心に深く刻まれる旅となった東北訪問時の写真を掲載します。
福岡から空路で仙台に向かうときに、越後山脈、奥羽山脈の雪山が見え、北国に赴いていることを実感。

仙台空港近く、名取市閖上を訪問しました。
閖上の語り部、菊地さんに中学校内や日和山など、閖上の各所をご案内いただきました。

何もなくなってしまった閖上の町。
菊地さんのお話しは、とても悲しいけどとても温かくて。
今回の旅のハイライトと言える他にかえがたい時間でした。
菊地さんの「閖上を忘れないで」という言葉が頭から離れません。

そして石巻市を訪れました。

日和山公園から市街を見て、改めて津波の被害の大きさに驚きます。

そして、その後、石巻市の被災校舎、大川小学校を訪れたあと、南三陸町に向かい、当地のホテルに滞在しました。
養殖場が広がる志津川湾に昇る朝日。

朝日を浴びながら行われるわかめ漁。

南三陸町では滞在先の南三陸ホテル観洋の語り部バスに乗って被災地を回ります。
続きはまた今度掲載したいと思います。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
今日から修学旅行へ
2014年 04月 16日
1日目は仙台空港から被災地を回ります。
名取市閖上、石巻市、南三陸町を訪れます。
宿泊は南三陸町。
地元の方々から直接いろいろなお話しを聞く予定です。
2日目は南三陸町で早朝から語り部バスツアーに参加し、その後、震災とその後の町の様子をを撮り続けている写真家の方とお会いした後、山形の立石寺(山寺)に向かいます。1000段以上の石段を登る予定。
そして再び宮城県に戻り、日本三景松島に宿泊します。
3日目は松島で観光をしたあと、飛行機で京都へ。
妙心寺の夜間特別拝観で精進料理をいただいたあと、知恩院のミッドナイト念仏へ。
ディープな京都の夜を楽しみます。
4日目は生徒たちが選んだ寺社へ。
市街地に留まらず、遠くは延暦寺まで足を延ばすことになりそうです。
そして夜に福岡着。
ぎゅっとつまった4日間になりそうです。
生徒たちといい思い出ができますように。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
2014年度日本航空高校(唐人町校)修学旅行は被災地と京都へ。
2014年 03月 05日
行先は震災から3年を経た南三陸地区、及び京都です。
閖上、石巻、南三陸という被災地を訪問し、当時のようすやその後の復興への歩みについて、見て聞いて、心で感じ取りたいと思います。松島や登米といった観光地も訪れます。
京都は2年連続です。
京都の夜を味わうナイトツアーを含む楽しい旅になりそうです。
京都2日目は生徒たちが事前に決めた場所を訪れることになります。
昨年の修学旅行、とても楽しかった。
吉本新喜劇で笑ったあと、美味しいたこ焼き頬張ったり、
嵐山から奥嵯峨までぽつぽつと話をしながら長い距離を歩いたり、
舞妓さんたちの京おどりを観賞して、眠くなったり。
今年も生徒たちといい時間を過ごすことができますように。
そして生徒たちにとって今後の良き滋養となりますように。

唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
想定外 ~福島原発事故~
2011年 05月 19日
しかし、ここで言う「想定」というのは、どうも「利益を損なわない範囲で、恣意的にある状況(自然災害等)を設定すること」という意味であったらしい。そのような意味は辞書に載っていないから、「想定」という言葉に私たちにとってこんな想定外の意味があったなんて知る由のないところだ。
原子力発電は必要だ、という言葉がいまだにあちこちで聞かれる。
必要だと言う人たちはきまって「現実的に考えるとやむを得ない」と言う。
私にはここが解せない。
「現実的」とはここで何を指しているのか。
全国の原子力発電を明日止めたら大変なことくらいわかっている。
止めたところで多量の放射性物質自体は残ってしまうことくらいわかっている。
まさかそんな当たり前のことを指して「現実的」と言っているのか。
むやみに「現実」を立てたがる人たちの「現実」こそ、仮想のものではないだろうか。
人は一見現実ぶった顔をした仮想に惹かれるものだ。
現実ぶった顔というのはきまって柔和な表情をしているのだ。
この世は住みやすいよ、とその顔は教えてくれるのだ。
彼らは真の現実の顔に耐えられるだろうか。
現実の顔というのはおぞましいものだ。その顔は柔和どころか、顔面から肉片を奪われた骸骨であったり、もはや意味をなさない何かの塊であったりするのだ。
「想定外」のことが起こったことに対して真摯に向き合う姿勢があるなら、自ずと対応は決まってくるはずだ。ここで言う真摯に向き合う、とは、現実の顔がどんなにおぞましいものであっても直視する、という対応のことだ。
メルトダウンに関する発表。文字通り事故の核心とも言えることがいまごろになって明らかになった。とてもおかしなことが起こっている。
私はこれまで、日本って国は、例えば食品の賞味期限だって、天気予報の台風警報だって、空港の管制システムだって、全て、あらゆる「想定」をした上で、念には念を入れて、万が一でも危険がないようなシステムを用意周到に構築していると思っていた。
しかし、今回の国の対応を見ていて、やはり自分の身は自分で守らなければならない場合があるのだ、という現実を、昭和50年代に生まれた平和ボケの私は、この歳になって初めて思い知ったところだ。例えば、被曝量の上限がいきなり20倍に跳ね上がったのが、あらゆる「想定」の上の判断だとは到底思えない。やはりここでも「想定」とは「利益を損なわない範囲で、恣意的に」行われたものであり、「想定外」の事態が避けられないのではないかと懸念せずにはいられない。
国の行政を担う人たちは、国の発表を信じ続けている人たちの命こそ守ることを使命としていただきたいと切に願うところだ。
もうひとつ感じるのが、「30㎞圏内」とか「福島」とか「東北」とかいう言葉で話をくくることの弊害。
言うまでもなく、自然界には20㎞や30㎞の同心円も県境も存在せず、放射能が福島県から宮城県に越境するための障壁はない。
しかし、実際にはこのくくりによってあらゆる人や物資が動いている。あらゆる人の判断やそれに伴う行動もそれに左右されている。やはりここでも個別の判断が求められているのだ。もし福島の人たちが避難したとして、隣接する宮城県白石市や七ヶ宿町の人たちがどうするかとなると、いまのところ多くの人が、「皆が移動しないなら私も移動しない」という状況である。そのような良識的多数派を救うことこそが、行政の使命であろう。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
本館7F terakoya shop blog をぜひご覧ください。
期末直前対策講座スケジュールのお渡し
2007年 11月 15日

岩手県 大沢温泉
January 2006
宮沢賢治が生徒たちと通っていたエピソードが残る大沢温泉。
素朴な佇まい、厳寒の中で入るお湯のあたたかさとありがたさ、すべてが心に残るものばかりでした。
私がこれまでに行ったあらゆる温泉の中でも、一番お気に入りの場所のひとつ
三者面談
2007年 10月 08日
それぞれどのようなお話しになるのか楽しみにしています。生徒によって、褒めたり叱ったりゲキをとばしたりといろいろなのですが、私としても一生懸命お話ししてこようと思います。

August 2001
日本一深い湖。かつて世界有数の透明度を誇った。現在は透明度は若干下がったものの、いまだにその翡翠色の輝きは人々を魅了する。それにしても水深423mとはあまりに深い。湖面を目の前にすると、人はその下に広がる未知なる世界について想像せずにはいられない。