最近のメディア情報(フェア情報も)
2020年 11月 02日
本日11月1日(日)より店頭にて『おやときどきこども』(ナナロク社) 選書フェアが始まります。フェアでは『おやときどきこども』の関連本10冊が店頭に並びます。(選書は鳥羽和久『おやときどきこども』の著者)その1冊1冊には、選者による本の解説が添えられており、ご来店の方には本の解説が載った pic.twitter.com/oLLWvlBVgF
— とらきつね (@BksTorakitsune) October 31, 2020
一昨日の東京新聞の山崎ナオコーラさんの3冊の本棚に川内倫子さん『そんなふう』が!現在写真展も開催中です。また鳥羽和久さんの『親子の手帖』も!現在ナナロク社『おやときどきこども』刊行記念選書フェアも開催中です。あわせてぜひ! pic.twitter.com/IKHUsceGvI
— くまざわ書店 武蔵小金井北口店 (@kbc_koganei) November 2, 2020
『親子の手帖』『おやときどきこども』重刷
2020年 07月 07日
下の写真はくまざわ書店福岡西新店さんのツイート画像。地元らしく、寺子屋の卒業生でもあるネバヤンの阿南智史くんの帯文とともに。阿南くんが教室で勉強していたあのときに、こんな未来は全く予測できませんでした。
「大人になる」ということ。
2020年 06月 11日
この意味で、植本一子さんが以前拙著に書いてくれた帯文
— 鳥羽和久 (@tobatoppers) June 5, 2020
私たちは子どもたちのために
もう一度「大人」になる必要がある
というのは卓見だなと思う。 https://t.co/SMCOzKPktL
もう一度「大人」になる必要がある
しかし、いま書いてて思ったけど、これ単に「みんな大人になれ」的な話のような気がするな・・・。若いころは世界のすべてに関心がある。それは悪いことじゃない。でもそれだけでは、結局なにもできないまま終わる。いろいろなことへの興味を自らたちきり、資源を集中させないとダメなんだよね。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) June 5, 2020
いまはネットのリベラルは、大人になりきれない大人や、子どものふりをするのが正義だとカンチガイしている大人ばかりなんだけど、本当に若いひとには彼らに騙されないでいてほしいと思う。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) June 5, 2020
最悪なのは、生涯おれは大人にならない、若者の味方だとかいいながら、実際には大人の特権を行使しているひとびとなのですよ。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) June 10, 2020
哲学者の東浩紀さん(今月発売の『おやときどきこども』に帯文をいただきました)の最近の「大人」に関するツイートには、「大人」になりきれない大人への批判が綴られています。大人になりきれない大人、子どものふりをする大人というのは、「私」という主語への回帰をすることで世界に対して目を閉ざしていて、しかもそれを自分の中で正当化してしまっています。そんな大人ばかりだから世界は一層悪くなっていく。そのことに対して東さんは警鐘を鳴らしていると感じます。
もう一度「大人」になる必要がある
『親子の手帖』試し読みのまとめ
2020年 05月 10日
6月末の新刊発売前の自主企画として、前作『親子の手帖』(鳥影社) の部分公開を行っていきます。どうぞお付き合いください。初回の今日はまえがき。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) April 30, 2020
私が子どもに抱いている不安というのは、私が子どものことがわからないことから生じる私自身の不安なんだ#親子の手帖https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/Qa9TtUgU4x
今日はカンニングをする子どもの話です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 1, 2020
自分の心の弱さに負けたせいで自分自身を裏切ることも、今日で最後にしましょう。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/3MGxdJ4ypP
今日は、理解のある親は子どもにとって万能などころか残酷でさえあるという話です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 2, 2020
自分が受けた傷を確認するような子育てというのは、子どもにとっては、思いの外、残酷なことなのです。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBrWLL pic.twitter.com/6r5BConpC7
今日は、子どもを愛しながらも自分のことを優先してしまう親の利己的な心についてです。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 2, 2020
子どもを翻弄する世間の波を見極め、それから子どもを守ろうとすればするほどに、自分が世間の運動に取り込まれてしまうのです。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/ETADwJiy6q
今日は、休校が長引いてぎすぎすする親子に読んでもらいたい「叱り方のポイント10」です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 4, 2020
子どもは不思議なもので、親としての親のことはよく見ないのに、人間としての親のほうはよく見ているんです。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/PvGlOfXefD
今日は「管理される子ども」の話です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 4, 2020
休校下の子どもたちに対して、その成長を促すことより彼らをいかに管理するかに重点が置かれた行政や大人たちの動きがあることは見逃せないことだと私は思っています。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBrWLL pic.twitter.com/6tpC4YsnFu
今日は子どもの日なのでもう1本。自分は子どもをコントロールしていないと思っている親にこそ読んでほしい話です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 5, 2020
自分が大切にしている生活の鍵と愛情の糸が、すべて親によって握られているとき、子どもは一切の自由意志を持ちえません。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖 pic.twitter.com/WYZOOmmSYu
今日は、幼いときから母親から繰り返し難関校Fに行きなさいと呪いをかけられた女の子の話です。これ書くのしんどかったです。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 6, 2020
彼女は母親のイメージ通りの娘になることばかりを考えているようでした。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖 pic.twitter.com/4cpsZ3Dwh2
今日は、コロナ禍後の社会でますます進行するであろう「総スペクトラム化社会」の話です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 7, 2020
人間というのは、それくらい残酷な生き物だという認識がなければ、親はいつまでも子どもを本当に見つめることなんてできやしません。
新刊発売前企画 『#親子の手帖』部分公開https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/6Bcy0P28jd
このシリーズも残り3回。今日は、子どものいじめをお抑えるために大人が未然にできることの話です。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 8, 2020
(子どもと)築いた信頼関係をあえて利用することで、子どもたち一人ひとりの生存を守るのです。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/gEyOsxHBKm
ラス前です。今日は、LD(学習障害)の男の子の父親に欺瞞を指摘される場面。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 9, 2020
その証拠にいま先生は、障害に可能性を見出すふりをして、実際には、障害の正常化を試みるようなことを言った、だから欺瞞なんです。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖https://t.co/OYakvBJxDj pic.twitter.com/CDBZGwhBwn
今日は最終回です。親にとって子育てとは。
— 鳥羽 和久 (@tobatoppers) May 9, 2020
子どもをいつも傷つけてしまうような、泥にまみれた子育てをしているのに、それでもなお、親は子を愛おしく思う気持ちから、決して逃れることができません。だから親は尊いのです。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開#親子の手帖 pic.twitter.com/ryAHc4GwGE
現代のたよりない親子たちが、幸せを見つけるための教科書。
《推薦》
石川直樹さん(写真家、写真集『CORONA』『K2』『DENALI』など)
植本一子さん(写真家、著書に『家族最後の日』『降伏の記録』など)
福岡市のランドマーク、大濠公園近くにある現代の寺子屋。いつもキャンセル待ちが続く教室には150人以上の子どもたちが通っています。全県1位の模試成績をとる生徒を毎年のように輩出するれっきとした学習塾なのに、1階のイベントスペースでは、ディープなゲストたち(2017年には東浩紀、石川直樹、坂口恭平、寺尾紗穂、中島義道ら)が、夜な夜なトークを繰り広げています。
『親子の手帖』で描かれているのは現代の親子のリアルな姿。寺子屋の中心人物である著者は、内容について「すべてフィクション」と語りますが、そこには、身を粉にして一心に親と子に寄り添ってきた人にしか書けない、親子の真実が切々と綴られています。だから、読む人が子育て中の親の場合には、この本と向き合うために少しの覚悟が必要でしょう。なぜなら親の現実をえぐる内容が続きますから。でも、それは決して親を責めるために書かれたのではなく、子どもの幸福のために、さらに、かつて子どもだった、いま毎日を懸命に生きる親のために書かれたもので、著者の徹底した(上目線でない)横目線からは、親と子への深い愛情が感じられます。話題は子育てにとどまらず、現代のさまざまな課題(たとえば障害者問題など)にアプローチしていますので、親ではない大人にもおすすめいたします。
【目 次】
まえがき
第1章 私の不安を知ることで、子育ては変わる
1 親の不安は子に伝播する
2 親の言うことを聞かない子ども
3 子どもの叱り方
4 管理される子どもたち
5 全部、僕のせいなの?
6 放っておけない親
第2章 親はこうして、子をコントロールする
1 成功体験は危ない⁉
2 ある母と娘との電話
3 親はこうして子をコントロールする
4 カンニングをする子どもたち
5 幻想の共同体、母と娘
6 記念受験の虚実
7 なぜ偏差値の高い学校を目指すのか
8 小中学受験と親
9 葛藤との向き合い方
10 受験直前の子どもとの付き合い方
第3章 苦しむ子どもたちと、そのとき大人ができること
1 学力と差別の問題
2 身近になった障害
3 「勉強ができない」と下を向かなくてもいい
4 LD(学習障害)の子どもの将来
5 発達障害の子どもと夫婦の問題
6 良い父親
7 良い母親
8 家庭でも学校でもない、第三の居場所の必要性
9 子どものいじめと大人の接し方
第4章 子どもの未来のために
1 大人になるということ
2 子育てに熱中すること、子育てから逃避すること
3 理解のある親と子どもの精神
4 親にとって子育てとは
あとがき
- 単行本: 208ページ
- 出版社: 鳥影社 (2018/3/22)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4862656625
- ISBN-13: 978-4862656629
- 発売日: 2018/3/22
親にとって子育てとは。
2020年 05月 10日
今日は最終回です。親にとって子育てとは。
子どもをいつも傷つけてしまうような、泥にまみれた子育てをしているのに、それでもなお、親は子を愛おしく思う気持ちから、決して逃れることができません。だから親は尊いのです。



10回の投稿、お付き合いいただいた方ありがとうございました。自作をアップするのは精神衛生上大変よろしくないのですが、個別の箇所について細かい感想を伺えたことが新鮮でした。ナナロク社から出る新刊を何としても多くの方に届けたいのでこれからも頑張ります。
新刊発売前企画 『親子の手帖』部分公開
#親子の手帖
LD(学習障害)の子どもの将来
2020年 05月 09日
子どもの障害と総スペクトラム化社会の話
2020年 05月 07日
幻想の共同体、母と娘
2020年 05月 06日
親はこうして子どもをコントロールする。
2020年 05月 05日
管理される子どもたち
2020年 05月 05日