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4月13日(土)に行われたお話し会「平成の子どもたち」。
入場を制限させていただく満席での開催になりました。
ご参加いただいた皆さま、そして登壇してくれた高校生たち、改めてありがとうございました。
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当日は以下のような流れでお話しをさせていただきました。

●はじめに 親と子の関係 『親子の手帖』のこと

●言葉で伝わるという誤解

●こどものことが「わかる」ということ

●今昔のこども観

●理解のある親とこどもの精神

●社会の多様化と子どもの不安定化

●高校生たちに聞く、現代の学校 実学偏重の現代教育

~高校生たちに話を聞く 高3竹内さん

●AIの時代の新たな主体
~高校生たちに話を聞く 高3仁藤くん・高2永戸くん

●「ことば」を取り戻す

●「コミュニケーション」の弊害

●こどものことばに応答する

●意志と責任





当日、ご参加いただいた方々にご感想、ご意見をいただきました。
読み応えがあるものばかりで、確かに、なるほど、と何度も頷きました。
全てを紹介しきれませんが、一部だけ掲載させていただきます。
もう、いただいた感想だけでも、ZINE(小冊子)を作りたくなるような充実ぶりです。
ぜひ読んでいただければと思います。


***


わからないものをわからないままにして、一緒にいるというのは、とても難しいと感じています。
私が子どもと接するのが苦手なのはこのためですし、大人となら話せるというのもまた、一般常識やマナーを足場にしていればとりあえず大丈夫というだけのことなのだと思います。
子どもに限らず、他人をわかったつもりでいることがアブないですね。


リセットについては、世代で認識がくい違うように感じました。
(中略)彼らのゲーム性は、リセットして始めからやり直すという意味はうすいと思います。
リセットはたぶんしません。なかったことにはならないので。
ただ、あのときこのとき、こうしていたら、こうしたらという"if"の自分・世界が無数にあって、それに異和感がないということかなと思いました。あくまで私の感覚です。
だからこそこれから先の自分にも無数のルートがありえるし、選ぶことができるように思いますし、選ばなかったが確かにありえたはずの自分を思って悲しむこともあるように思います。

→「if"の自分・世界が無数にあって、それに異和感がない」の部分、なるほどー!と思いました。


定期的にお聴きしたいと思うお話でした。
大人も今の子供達と同じ価値観になるというのはかなり難しいし、特にお話し会に興味を示すことがないような「大人」にとって、ほぼ不可能な気もするため、とても為になった今日のお話を、動画で配信していただけたら、そのような「大人」とも少し共有し、話し合いの場をもてるかもしれないと思いました。(中略)
是非またこのような会を設けて頂けるとありがたいです。
今日はとても面白い考え、反省させられる会をありがとうございました。


今日の講演を拝聴することができて良かったです。
子供の考え、親の考え、最近は子供の成績が下がり、責任の押しつけをしました。
今日伺って、私は間違えているなと思いました。
先ず、子供の話にしっかり耳を傾けていきたいです。


今日は初めて”お話し会”に参加させて戴きました。(先生の本は読ませていただきました。)
とても和やかな雰囲気で楽しい時間でした。
私は"The 昭和"の年齢の為、余計に現代のネット社会は(便利さは活用させて貰っていながら)怖さの方が強くて余り良く思っていませんが、子供はこれからその社会で生きていくので、少し自分の認識や価値観も変化させて戴かないとと思い直しました。


一番、痛かったのは”そう育った”を受け入れること、子どもの欠点を認めることができないのは、親が自分のことを受け入れていないからだというお話でした。今一度、自分を振り返る時間を持とうと思います。何とか上手く子供との関係を築ける様に、自分との関係を考えます。


初めてお話し会に参加させていただきました。
今まで子どもの事をわからない事がはずかしかったり、駄目だなと思って焦ったりもしていました。又、正論をぶつけて、反論させない様にする事もありました。
お話しを聞いて、私は、私なりで良いのかも知れないと思ったし、正論をぶつける事の弊害(主体性が育たなくする)がある事を気付かされました。
貴重なお話しをありがとうございました。


理解のある親の子はもろい子になりやすいというお話は衝撃的でした。
我々の古い世代と、今の高校生達は違うOSで動いているというお話が面白かったです。
リベラルアーツが大事ということが再確認できました。高校生の生の声が聞けて良かったです。

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高校生のエネルギーに圧倒されました。彼らの現状と、私たちが気づいていない古くて新しい生き方を体得していることについて私は全くの無知でした。
私のような頭のカタイおやじに向けて、もっと数多くこういう話をしてもらえる機会が増えていったらいいのになあと思いました。
ただ、最終盤、エネルギーと情報量の多さに脳がつかれてしまいました。何回か聞いて、予備知識も入れてくる必要があるなと感じました。
大変貴重なお話の機会をいただき、ありがとうございました。


私には4歳になったばかりの娘がいます。
毎日毎日言い合いになり、自分の大人気無さに嫌悪する日々を過ごしています。
とりあえず今日家に帰ってからは、私はこの子のことは理解できないのだから、話を良く聞いて、一緒に喜んだり、悲しんだりすることに集中しようと思います。
楽しい時間でした。ありがとうございました。


とても面白い内容でした。
子供がこの春、小学校に入学し、社会への一歩を踏み出した喜びを感じているのがよく分かる一方で、自分の手を離れていくつつあり、その心の中はよく分からないなあと思っているところでありました。
自分がおしつけられた教育を受け、そのことにも気づかずに大人になってしまったので、子供にはおもしろい人生を送ってほしいなあと思っています。


深く余韻の残るお話がたくさんありました。
子どもに関わる仕事をしていると、親へのアプローチのむずかしさは私も感じます。
子どもは素直でまっすぐでやわらかく変化していく。
まず変わらなきゃいけないのは大人で、その姿ふるまいを子どもに見せていく、身体化していくべきだというのは、なるほどその通り!と思いました。
全体的に”よくわからない”それでいいんだなーと思いました。もっと本を読もう。

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ゲーム的な考え方のお話しの中で、”リセット”についての議論を聞いた際に、自分の小学校の頃の学校教師の話を思い出しました。
恐らく20年近く前になると思うのですが、ある同級生の無鉄砲な行動に対しての説教で、「今の子どもは、マリオのゲームみたいになんでもリセットできると思っている。死んだら元には戻らんのやぞ!」と激しく怒っていたこと、それを聞きながら、僕ら生徒は、内心ポカンとしていたこと(なにやら世代間ギャップがあるかもしれないということで)・・・などいろいろと当時の情景がでてきました。

リセットということ自体が、世代間で認識がかなりくい違っているような印象です。リセットということばには、”やり直し”や“元通りになる“といった意味合い以外に、”死”の概念にかなり近いニュアンスでとらえる人も多いのかもしれません。そうなると、鳥羽先生がおっしゃっていたように、リセットに対して抵抗がある人が多いのも、(特に上の世代で)当然かもしれないなあ、と漠然と思っていました。


先月のうきはでのお話を聞いて、もう一度聞きたいと思い参加しました。
私は現在○○歳ですが、地元の公立小中学校に通い、さらに地元で「一番良い」と言われる公立高、国立大を出て、公務員になりました。
周囲からはずっと、親孝行だと言われ、自分でも特に迷うことも違和感を覚えることもなく過ごしてきました。

どちらかというと楽観的な性格ですが、ものすごく楽しい、ものすごく何かをやってみたいと思うような場面もなく、ただ単に冷めた性格なんだろうと自己分析していたのですが、鳥羽さんの話に出てくるいろんな親子が、私の母と私自身に当てはまるものばかりで、やっと私の親子関係の歪さに気がつくことができました。

でも、やっぱり30年近くの関係を変えるのは難しいし、見放すこともできないことも分かりました。鳥羽さんが紹介してくださった本が、自分の気持ちを自分で認識して、「本意ではないけど、今はこう生きるしかない」と"選択して"受け入れる助けになっているような気がします。
感謝の気持ちを伝えたくて長くなりましたが、書かせていただきました。ありがとうございます!

→もっとも心に残ったご感想のひとつです。気持ちを伝えてくださったこと、ほんとうにありがたく思います。


『親子の手帖』を読み、今日の話を聞きたいと思い参加しました。
小6男子の親ですが、自分で考える力をつけてほしいと思って育てる中で、本人が話すときはよく聞き、質問されたら、私のわかる限りで答える、をしてきたのですが、それが、子供の考える芽を摘むーと聞いてショックを受けております・・・ なので、これから、私もわからないことがたくさんあるから、一緒に学ぼう、考えようという心持ちで過ごしたいです。どちらかというと、素直すぎるところがあるのは、反論させなくしてきたのかも、と、これも考えさせられました。


今の若い子の考え方、時代の変化も、私が知るようにしないと、子供の話を聞くことも、自分よがりになってしまうな、と思いました。
いつの間にか、私が”昔は良かった”とつぶやくおばさん世代になっていてびっくりしました。自分のこれまでのストーリー、今の時代、子供のことを分からない自分と自覚すること・・・。日頃考えないことを考えた時間でした。
リベラルアーツの話を聞いて、今まで読んだことのない本を読みたくなりました。ありがとうございました。


今回のトークショーを拝聴して、とても心に残ったのは、”守られる子供”という概念が近代につくられた子ども像だということ。
今、ちょうど岸政彦さんの本を読んでいたこともあり、”特権”を持つ者への差別というキーワードと自分の脳内で連鎖させてしまった。
ただまさに生きづらい平成の時代を生きる高校生たちの前向き(彼らからすれば一般的な?)な言葉にとても勇気づけられた。
むしろ彼らを勇気づけたいと思っていた自分の無意識な差別意識に気づく始末で、とても恥ずかしいと思う。


大学職員として勤務していた際、信じられるほどの予算をつぎこんでアクティブラーニングをする場所(空間)を作った。まさに地獄。
学生たちは議論などせず、YouTubeを観ていた。正しい使い方かもしれない。YouTubeではなく読書空間にして、知の土台を作ってくれたらと思う。
ただ、自身の知の土台が未熟であるために、なかなか理解に時間がかかり、また、分からないことも多くあった。
お客さまが「動画配信」してほしいとおっしゃっていて、私も同意見です。
そのお客さまは、分からなかったのではなく、とても心に響いたので、もう一度ゆっくりじっくり聴きたいということだと思います。大切な話を自分の中にアーカイブしていく作業はとても難しいです・・・。ありがとうございました。


鳥羽先生が「平成の子供たち」で仰っていたので、息子に「勉強しないの?」と言わずに「勉強しない現象について、どう感じていらっしゃいますか?」と聞いたら、「へ?」と答えました。昔から訳の分からない子ですが、どうぞこれからも宜しくお願い致します。


***


この感想を共有すること自体、このイベントの醍醐味だったのではないかと思えるほどのたくさんの実のある言葉、ありがとうございました。
この日お話しした内容の一部は、秋口くらいまでには発刊できたらいいなと思っている私の新刊に掲載される予定です。
『親子の手帖』とあわせて、新しい本のほうもよろしくお願いいたします。



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by terakoyanet | 2019-04-24 20:26 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)

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一昨日、3月29日にうきは市吉井町のMINOU BOOKS & CAFE で行われた「こどもとことば」と題されたお話し会で、皆さんにお話しをしてきました。

ほんとうにたくさんの方にお越しいただき、うれしく思いました。
本校の生徒のお母さま、お父さまにも、複数の方にお越しいただきました。
うきは市は私の地元の隣町でもあり、高校時代の友人たちも駆けつけてくれました。

MINOU BOOKS & CAFE さんは県内でも特にピカイチの本屋さん。
やわらかい人柄の中に、ちゃんと筋が通ったことをやっている石井さん。
自身のセンスの良さをちゃんと調整しつつも最大限に生かした仕事をしていらっしゃる。
石井さんの鼻が、当初イメージの3倍くらい高くて、イケメンだな、と驚きました。いまさら!


このときにお話しした内容を含むお話し会を4月13日(土)に教室1Fのとらきつねにて行いますので、お越しいただければ幸いです。
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by terakoyanet | 2019-03-31 08:07 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

MINOU BOOKS & CAFE さんでのお話し会「こどもとことば」。
早いもので明々後日の開催になりました。このテーマでのお話しは初めてになりますが、たくさんの実感と思いを携えて当日はお話ししますので、よろしくお願いいたします。
聞き手はMINOU BOOKSの石井さん。石井さん、好きなので楽しみです。うきは市吉井町での開催です。

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鳥羽和久さんトークイベント「こどもとことば」は、いよいよ今週末、29日(金曜日)になりました。
大好評で3刷になっている鳥羽さんの書籍「親子の手帖」も入荷しておりますので
当日お買い求め頂けます。
まだお席ご用意できますのでどうぞよろしくお願いします。

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普段どのように「ことば」をつかっていますか?
子どもを叱るとき。人に何かをお願いするとき。
相手に何かを伝える時のコミュニケーションの道具として以外のことばを使っていますか?
今回のトークイベントでは普段無意識に使っている「ことば」について
学校や塾の講師として長年一人一人の子どもたちと向き合い、様々な親子との対話を重ねてきた
寺子屋ネット福岡代表の鳥羽和久さんにお話を聞きます。


ことばは、子育てにも、親子の関係にも、人と人との付き合いにも関係してくる
とても大事な手段です。一方で、ことばは、単なるコミュニケーションの手段という役割をはるかに超えて、私たちに直接はたらきかける、音であり、詩であり、うたでもあります。
普段からことばに苦労している人は、まだ、ことばの可能性に気づいていないのかもしれません。
こどもとことばの関わりの話を通して、ことばと出会い直す体験をしてみませんか。
ことばと出会い直すということは、同時に世界と出会い直すことでもあります。


こどもとことば
寺子屋ネット福岡 代表 鳥羽和久さんトークイベント

日程:3月29日(金)
時間:19:00 – 20:30(受付は18:30〜)
ゲスト:鳥羽和久(寺子屋ネット福岡 代表)
聞き手:石井 勇(MINOU BOOKS & CAFE)
参加費:1,500円(ドリンク付き)


【予約・問い合わせ】
MINOU BOOKS&CAFE 電話:0943 76 9501
メール:info@minoubooksandcafe.com @ MINOU BOOKS&CAFE


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『親子の手帖』、先日は歌手の一青窈さんにSNSでご紹介いただいています。

一青窈さんから「ホロリ」の一言をいただいたことがどんなにうれしいか、「もらい泣き」が好きな方ならわかりますよね。

「ハナミズキ」だけでなく、細かいところまで20年間彼女の活動を追ってきた人間として、とてもうれしいです。


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@yohitotoyo

親子の手帖🕊鳥羽和久

読みはじめて
まもなく
ホロリとしてしまった!

子育てをしていて
うまくできない自分を
つい責めてしまう
すべてのお母さん
そして、
受験がぴょこっと
頭の片隅にもたげてる
ママにオススメしたい🤱 ”子どもは親の体面ではなく本音だけを鋭敏に聞き分けます”

どんな風にこどもの声に耳を傾け
こころを寄せればいいのか ”自分の心の自然をそのまま受け止めてください。
心自体は何も間違ってはいませんから”

と語る著者は福岡の唐人町にある寺子屋の塾長さんです


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そして、私が敬愛する歌手の島崎智子さんも、先日SNSでコメントを上げてくれました。


「この本、感情的じゃないのに心がこもってて、文章も簡潔なのに情緒があってとてもいい。」

これは、いままでもらった賛辞の中でもっともうれしい言葉のひとつ。ありがとうございます。


@島崎智子

この本、感情的じゃないのに心がこもってて、文章も簡潔なのに情緒があってとてもいい。

これを読んだおかげで、わたしの中で、もう手が届かないところで巣食っている、呪いの言葉、起きがけに一つ思い出せた。
「幸せになっちゃいけない呪いシリーズ」まだまだ出てきそう。思い出すことさえ出来れば、呪いではなくなる。ただの、条件付け、癖だと思える。意識さえ、できてれば、洗脳に振り回されることなく生きていける。

この作者と、昨日、小一時間話したんですけど、こういう分野を掘り下げて研究?してくれている人が、いてくれるのは、日本の救いです。わたしは渦中で、おのれの治療の道筋と、展望の話はできるけど、ピンポイントやからな笑






そして東京のお話し会に私を何度も呼んでくださっている香取さんのご友人からいただいた、心の深くに届くご感想。

共感する方も多いと思います。


いろんな意味でいい本だね。そうだそうだと深く納得、共感するところもあれば、断罪されているような気分になって泣きそうになったり、何度も本を閉じては深呼吸して、また読み進めて。

答えなんて何処にもないんだよね~正解なんてなおさらない。人ってそもそも育てなくても育つものだし、放っておいても上に延びようとするものだと思うけど でも、子を生んで一緒に暮らしている時点で必然的に親子関係が生じてきて。なんか、やっぱり難しいなぁって改めて思う今日この頃だな。

心に寄り添う、理解しようとすることと、子供に同情することは違うなって思う。そこが今の私のテーマかな。でもね、最近になって私ようやく本当の意味で、子育てを始めたんだって感じてる。今までは自分自身を育てていたようなものだなぁって。子供に心を寄せる余裕も器もなかったなって。自分と向き合いながら、正に子供と向き合ってる。


心が宿ることばはいいですね。

29日のイベントはすでにお申し込みいただいている保護者様、ご家族もいらっしゃるとのこと。

遠方なのに、ありがとうございます。



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by terakoyanet | 2019-03-26 12:34 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

旅立ちのとき

Tくん、九州大学 理学部 生物学科 合格!の報を受けて、いろいろあったので、泣きながらいま画面に向かっています。
Tくんとは哲学者の中島義道さんと3人で居酒屋「女と味噌汁」に行ったこともあったなぁ。


今日と明日は各中学校の卒業式が行われています。
本人にとっても、ご家族にとっても大切な日ですね。


拙著『親子の手帖』から、文を引用して、ご家族への言葉とさせていただきます。

子どもはいずれ親を離れ、自立していくのです。親にとって、子の自立は、喜びであると同時に、自分の身を捥がれるような苦痛を伴うものです。あの日、私から生まれた、私と同一視せざるをえないような脆弱さをまとっていたあなたが、私の逡巡とは別の場所で、私と別の人格を持ち、私から離れていく。それを認めることの苦しさ、そして途方もない心細さ。これは多くの親が共有する感情でしょう。

しかし一方で、子の自立は親にとって救いでもあります。私があれだけ間違ったのに、あなたはこれほどに自分ひとりで育ち、立派になった。親はそのとき、子どもに言いようのない頼もしさを感じます。<中略>子の自立はどうしようもなく寂しくて苦しいことなのに、それが親の救いでもあるとは、子育てというのはどこまでも深遠で不思議なものです。


この春 旅立つ一人ひとりがこれから幸せであるように、と心から祈っています。


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by terakoyanet | 2019-03-08 14:33 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

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3月29日(金)に「こどもとことば」と題し、吉井町(うきは市)のMINOU BOOKS & CAFE さんでお話しをすることになりました。面白い内容になりそうな気がしますので、お誘い合わせの上でお越しいただければ。新しい年度のスタートのこのタイミングでお話しできるのも何かの縁だと感じています。


私の地元、そして大好きなMINOU BOOKSさんでの開催なのでわくわくします。やわらかい石井さんからのパスも楽しみです。MINOU BOOKS & CAFE さんは、最近お店の棚が変わって、ますます魅力的なお店になっていますから、ぜひ出かけてみてください。

では、よろしくお願いします。



当店でも人気の書籍「親子の手帖」の著者であり、
寺子屋ネット福岡の代表もつとめる鳥羽和久さんのトークイベントを開催します。
タイトルはこどもとことばですが、子どもを持つ親だけでなく、
コミュニケーションで悩んでいる方や、言葉に興味がある方、自信のない方など
色々な方に参加して頂けたら嬉しいです。

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普段どのように「ことば」をつかっていますか?
子どもを叱るとき。人に何かをお願いするとき。
相手に何かを伝える時のコミュニケーションの道具として以外のことばを使っていますか?


今回のトークイベントでは普段無意識に使っている「ことば」について
学校や塾の講師として長年一人一人の子どもたちと向き合い、様々な親子との対話を重ねてきた
寺子屋ネット福岡代表の鳥羽和久さんにお話を聞きます。


ことばは、子育てにも、親子の関係にも、人と人との付き合いにも関係してくる
とても大事な手段です。

一方で、ことばは、単なるコミュニケーションの手段という役割をはるかに超えて、私たちに直接はたらきかける、音であり、詩であり、うたでもあります。


普段からことばに苦労している人は、まだ、ことばの可能性に気づいていないのかもしれません。


こどもとことばの関わりの話を通して、ことばと出会い直す体験をしてみませんか。
ことばと出会い直すということは、同時に世界と出会い直すことでもあります。



「こどもとことば」
寺子屋ネット福岡 代表 鳥羽和久さんトークイベント


日程:3月29日(金)
時間:19:00 – 20:30(受付は18:30〜)
ゲスト:鳥羽和久(寺子屋ネット福岡 代表)
聞き手:石井 勇(MINOU BOOKS & CAFE)
参加費:1,500円(ドリンク付き)


【予約・問い合わせ】
MINOU BOOKS&CAFE 電話:0943 76 9501
メール:info@minoubooksandcafe.com @ MINOU BOOKS&CAFE




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3月には他に以下の2つのイベントにお話しの相手として参加いたします。

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◇石川直樹 20年の旅 ~新刊3冊刊行記念トーク 福岡~

日時 3月14日(木) 開場19:00 開演19:30
場所 とらきつね 福岡市中央区唐人町1-1-1
料金 一般3,400円 (1・2部共通) 学生1,800円(1・2部共通)

★第1部 ヒマラヤ&シベリア 遠征報告 19:30~20:30

ネパール語で「母の首飾り」という意味をもつ美しい山アマダブラム。昨年の秋、ヒマラヤでも特に急峻で高度な登山技術が求められるこの山に「自分のすべてを出し切って」登った、石川さんの遠征の話を撮影した写真とともに。そして、今年、2度目の遠征となった「知床にやってくる流氷のはじまりを探す旅」のシベリアの話も。

★第2部 石川直樹 20年の旅(聞き手:鳥羽和久) 20:40~21:40

東京・初台オペラシティで開催中の大規模個展『この星の光の地図を写す』の展示風景を投影しながら、石川さんの過去20年の旅を振り返ります。世界中を巡る旅について、写真について、文章について、そしてそれらの相関について、深く掘り下げる話ができればと思います。

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『ことばの生まれる景色』刊行記念 辻山良雄さんトークイベント 「絵と文で本を旅する四十景 福岡編」


『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)刊行と「本のあるところ ajiro」でのnakaban原画展開催を記念して、辻山良雄さんのトークイベントを開催します。


「本屋「Title」店主・辻山良雄が、一冊の本とそれを端的に表していると思った一節を選び、画家のnakabanがそこからイメージを膨らませた絵を描く」ーー「ことばの生まれる景色』は、そのようにして作られました。聞き手には、『親子の手帖』などの著書があり、ご自身も本をこよなく愛し、旅する人でもある鳥羽和久さん(福岡・唐人町で学習塾と、本と雑貨の店「とらきつね」主宰)をお迎えし、本書で取り上げた作品を中心に、本を読むということ、本を書くこと、そして本のある場所をつくることについて存分に語り合います。


※3月13日(水)~3月24日(日)の期間、 『ことばの生まれる景色』nakaban原画展を「本のあるところ ajiro」にて開催します。合わせてお楽しみください。


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日時:2019年3月19日(火)20:30~22:00(開場20:15)
出演:辻山良雄さん(本屋「Title」店主、『ことばの生まれる景色』著者)
聞き手:鳥羽和久さん(本と雑貨の店「とらきつね」主宰)
場所:本のあるところajiro(〒810-0001 福岡市中央区天神3-6-8 天神ミツヤマビル1B)
参加費:1500円
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:藤枝)





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by terakoyanet | 2019-03-02 00:44 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)

拙著『親子の手帖』の発売から11か月が経ちました。
直接に保護者さまや卒業生から、そして知らないたくさんの方から、SNSやイベント会場などで多くの感想等をいただき、ありがとうございます。(感想の一部はこちら
秋頃に増刷しますと聞いていたのですが、ようやく来週あたりに重版(3刷)ができるそうです。
今回は帯も一新されるので、楽しみにしています。

年内に新しい本のお知らせもできると思います。でも、本を書くこと自体が自己目的化したらおしまいなので、改めて身を引き締めて仕事を進めていきたいと思っています。

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by terakoyanet | 2019-02-20 22:40 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

今年も連日のように「受験前に親ができることは何か」という内容の質問をご家庭からいただきますが、尋ねられるたびに、ご家庭によって、子どもによって違うけど、基本的には何もしなくてよいんだよな、という感想を持つことが多いです。
ちゃっかり宣伝になってしまいますが、詳しくは拙著『親子の手帖』の第2章の最後に「受験直前の子どもとの付き合い方」という項目がありますので、そこに書いています。

「親ができることは何か」と考える方は、逆に、「親がやってはいけないことは?」を考えるとよいと思うのです。
やってはいけないことは、たとえば、親のほうが不安になって子どもにその不安を口にしてしまうこと、これまでの学習方針を受験直前になっていきなり変えることを勧めてしまうこと、兄弟や周りの子と自分の子を比較した発言をすること、などでしょう。




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by terakoyanet | 2019-01-16 01:49 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)

拙著『親子の手帖』ですが、受験が近づいて本の内容にリアルタイム感が出始めたからか(第2章に「記念受験の虚実」「なぜ偏差値の高い学校を目指すのか」「小中学受験と親」「受験直前の子どもとの付き合い方」などの項があります)、それとも写真家の植本一子さんや翻訳家の村井理子さんのご紹介が相次いだからか、このところ、Amazonなどの多くのサイトにて、欠品が生じています。

塾の1Fのとらきつねで販売しているほか、以下のとらきつねのオンラインサイトでも送料無料でお届けしておりますので、ご利用ください。


https://torakitsune8.thebase.in/items/10057674

くらすことさん、ON READING さんなど、他にもオンラインでご購入いただけるお店があります。


とらきつね on Facebook 随時更新中です。唐人町寺子屋の新しいオフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。

by terakoyanet | 2018-11-26 12:13 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

先週、東京の文京区シビックセンターにて講演(『親子の手帖』お話し会)を行いました。
お話しをするのは今年6回目になります。(東京3・大阪1・京都1・福岡1)
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主催の香取さん、桜井さんは、心の深いところで話を感じてくださる人たち。再会を楽しみに出かけました。

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会場では、有志による手話グラレコが行われました。

手話を通してグラレコをするというのは、とてもチャレンジングなこと。

私の話 → 手話 → グラレコ(絵と言葉)
という経路で情報が伝達されます。

桜井さんは、「伝わる」ことより「伝わらない」ことを土台にコミュニケーションを考える人。
私は、「伝わる」と信じて疑わない人よりも、「伝わらない」ことを知っている人を信頼します。

そういう人が、手話グラレコに挑戦していることは面白いことだと思いました。


内容は、


親と子の間、人と人の間、私と私の間の話       

1 目の前の子どもは「他者」かもしれない

●今日お話しすること

●親と子のいびつな関係

●子どものことが「わかる」ということ

●彼女はそのままに世界を見ていた

<ブレイクタイム 旅の話>


2 皆さんからいただいた言葉から

  ●皆さんから事前にいただいていた質問に答える時間



その他にも、お子さんについて、人との関係について、深く、切実に考えている方々が参加されていて、大切な時間になりました。香取さん、桜井さん、時間がぎりぎりになって、ばたばたさせてしまい、ごめんなさい。



・・・



来年の2月に附属福岡小で行われる「12歳からの哲学」と題した小学6年生の研究指導に参加することになりました。先日の打ち合わせでは、担当の先生が子どもや学校のことを真剣に考えていることがひしひしと伝わってきました。(先生は『親子の手帖』もしっかり読み込んでくださっていました。)


6年生に哲学的アプローチをするのは難しいことです。揺らぎやすい子どもたちの心が、さらに不安定化する危険があるからです。(だから本校ではディスカッション[哲学的な問いを立てて議論をする授業]は高校生のみに参加させています。高校生は、最も哲学に接近しやすい年代だと感じるから。)でも、日ごろから6年生を教えている身として、多くの子どもたちは「根本的な物事」については興味津津であるという事実を知っています。だから、面白くなりそう、という予感だけはすごくあります。




・・・



『親子の手帖』はさまざまな場所で販売していただいていますが、糸島のくらすことさん(今年の夏にはカフェ「おやつと雑貨 くらすこと」をオープンさせて話題になりましたね)のご紹介が、丁寧でまじめで好きです



自我が芽生え、自分を確立していく過程にある思春期のこどもたちと向き合う親は、これでいいのだろうかと様々な問題に苦悩し、正解がないからこそ迷う。
子育てにマニュアルはない。どんな親かにより、どんな子かにより、その親と子の組み合わせよって、ベストな解は異なるからだ。

毎年、150人以上の子どもたちが通う、福岡市にある学習塾「唐人町寺子屋」の塾長を務める著者が、一心に子どもたち、親たちと向き合い紡がれた物語。
受験、成功体験、カンニング、発達障害、学力と差別、不登校、いじめ、夫婦関係、理解のある親、幻想の共同体、中1ギャップ、第三の居場所、スペクトラム化する社会、親の葛藤、子の自立…
それらはフィクションの形をとりながらも、ひとりひとりに真摯に寄り添って来た著者の道筋を、感じ見ることができる。

親ならば、できることなら辛く険しい道ではなく、最適と思える道を歩いてほしいという願い。
そんな願いや期待を捨て、目の前の子どもの声にただ耳を傾け、正直に対峙することでしか、答えはないのではないか。個と個とし、ひとりの人間同士として。
マニュアルはないけれど、そんな唯一の方法に気がつかせてくれる、親子の教科書のような本。
お母さんをはじめとする、子どもに関わる方々への精一杯の応援の気持ちも込められています。
子どもが思春期を迎える親たちにぜひ読んでほしい、そんな一冊です。

くらすことさんのカフェ、今年中にはきっと行きたいと思っています。





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by terakoyanet | 2018-11-12 15:35 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)

イラストレーターの花咲マリサさんが、「親子の手帖」について真剣で愛のあるご紹介をしてくださいました。
本を紹介してくださったイラストがかわいすぎて、家宝にしたいくらいです。


「自分」と「他者」の分離 について

わたしはアドラーの本を読んだことがないので、かえって勉強になりました。


次回の東京での講演は11月8日(木)[生徒たちの期末対策が終わった瞬間にビューっと飛んでいってまいります]の夜。よろしくお願いします。







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by terakoyanet | 2018-10-26 15:19 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)